Naem

発酵食品名(タイ語)
แหนม
名称(日本語)
発酵豚肉ソーセージ
地域名
Naem Moo-som
材料分類
Animal
材料
豚の赤身、豚の皮、ニンニク、塩、炊いたもち米、コショウ、タイ唐辛子、硝酸カリウム。
発酵期間
3~4日間。
保存期間
1~2週間。
微生物
該当なし
Not available
特徴
赤みのある固形で、酸味があり、やや塩辛い。
製法
1. 赤身肉のみが使われるか、東北部などでは少量の脂身が入った肉が好まれる。繊維質の部分をすべて取り除き、肉をミンチにする。 2. 豚皮の下ごしらえとして、皮から毛と余分な脂肪を取り除く。その後、皮を茹で、長さ2~4センチほどの薄切りにする。耳は噛みごたえが出るため、これを好む場合は皮の代わりに耳を使うこともある。豚の耳も、茹でて、スライスするか細切りにする。使用量は、重量比でひき肉の約20~30%。3. 炊いたもち米(7~10%)、コショウ(0~0.05%)、硝酸カリウム(0~200ppm)を混ぜ合わせ、ミンチにする。米の添加量は場所によって異なる。短時間で発酵させたい場合は、(肉の重量に対して)米を7~8%使用する。米の使用量が少なければ、適切な風味を出すための発酵に時間がかかる。ただし、発酵時間は使用する塩の量にも左右され、通常の使用量は混合原料の2~3%である。塩の添加量が2%未満だとネームが腐りやすく、3%を超えると塩辛くなりすぎる。 4. 赤身肉のミンチと皮の細切りをよく混ぜ、炊いた米などをつぶしたものを加えて混ぜる。この混合物を小分けにし、プラスチックフィルムあるいは袋で包み、バナナの葉でしっかりとくるむ。通常、鷹の爪を丸ごと加えるが、これは必須ではない。その後、室温で3~5日間発酵させる。
消費形態
ネームは通常、サイドディッシュとして、あるいは、好みに応じて、新鮮なショウガ、葉野菜、ワケギ、ローストピーナッツ、鷹の爪などと一緒に、調味料として食される。寄生虫、特に繊毛虫(Trichinella spiralis)の危険性から、生食を拒む人もいる。野菜と一緒に炒めたり、卵と一緒に炒めてメインディッシュとして食べることもできる。