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- 発酵食品名(タイ語)
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ขนมตาล
- 名称(日本語)
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パルミラヤシの実のケーキ
- 地域名
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Kha-nom-dtaan
- 材料分類
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Rice
- 材料
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新鮮で熟したパルミラヤシの実(Look-dtaan)、米、砂糖、ココナッツ、塩。
- 発酵期間
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数時間~12時間。
- 保存期間
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2日間。
- 微生物
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- 特徴
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やわらかくスポンジ状の固形物で、甘味があり、色は黄色で、特徴的な香りがある。
- 製法
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1. 米1リットルを洗い、2時間水に浸した後、石臼ですりつぶす。こうして作った澱粉懸濁液を厚手の布袋に入れ、袋をしっかり閉めて、重石をして水分を押し出す。水気を切った澱粉をボウルに入れる。 2. 新鮮で熟した果物2個の皮をむき、水を加えてすりおろす。果肉と水の混合物をチーズクロスで濾し、種の繊維などを分離する。濾した果肉を目の細かい布袋に入れ、きつく縛って吊るし、果肉だけが袋の中に残るように水分を滴らせる。 3. 澱粉にパルミラヤシの果肉を加え、よく混ぜてこねる。混ぜ合わせた材料を日陰で数時間発酵させる。発酵は、ガスの気泡を観察することで確認できる。澱粉とヤシの果肉の準備が昼前に終わるようなら、発酵時間は数時間が適しているが、準備が昼過ぎに終わるようなら、一晩発酵させる。4. 砂糖1kg、細切りにしたココナッツ1/2kg(ココナッツミルクを使う人もいる)、粒の細かい塩少々を加えてよく混ぜる。混ぜ合わせた材料を磁器のデザートカップにスプーンですくい入れ、ココナッツミルクを振りかける。代わりにバナナの葉を使うこともできる。この場合、材料を葉でくるんで小さな包みを作り、火が通るまで蒸す。 現在、この製法でカーノムダーン(Ka-nom-dtaan)を作る生産者はごくわずかである。ほとんどの場合、ベーキングパウダーと合成着色料、および果肉の代わりとなる香料が使われている。 カーノムダーンは、米粉3カップにパルミラヤシの果肉1カップ、砂糖2カップ、ココナッツミルク4カップを混ぜ、これを9時間発酵させた後、蒸して作ることもできる。
- 消費形態
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デザートとして食す。