現地の動き - Pick Up

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    1144. 水の安全保障と公平なアクセス

    国連世界水開発報告書2024年版は、すべての人々の平和と繁栄を確保するためには、水の安全保障と水サービスへの公平なアクセスの維持が不可欠であるとし、とくに灌漑や水の有効利用を可能にするイノベーションの必要性を強調しています。
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    1143. JIRCAS作物遺伝資源の取り組み

    明日、11月22日のJIRCAS国際シンポジウム2024では、地球沸騰化時代におけるレジリエント遺伝資源の果たす役割について議論します。国際シンポジウムに寄せて、このたび発行されたJIRCASニュースでは、国際農研の作物遺伝資源の取り組みについて特集を組みました。
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    1142. レジリエントな作物開発に向けた遺伝資源の機会と課題

    気候変動のもと、食料安全保障を維持するには、レジリエントな作物開発の加速が求められています。2021年に公表された総説は、レジリエント作物育種を加速するうえで、最新技術を用いた形質選択の精度向上、十分に活用されてこなかった作物のストレス耐性メカニズム解明研究投資強化、遺伝子多様性に関する情報整備、の必要性を強調しました。11月22日のJIRCAS国際シンポジウム2024では、地球沸騰化時代におけるレジリエント遺伝資源の果たす役割について議論します。
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    1141. 世界の農業食料システムの隠れたコストは年間12兆ドルにのぼる

    SOFA 2024版は、156カ国を対象に行った詳細な調査をもとに、農業食料システムにおける隠れた環境・健康・社会コストが推計で総額年間約12兆ドルに達することを確認しました。本報告書は、農業食料システムの発展段階類型ごとに隠れたコストを見積り、各システムに固有の課題と機会に的を絞り、カスタマイズされた政策と介入を提案しています。
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    1140. プラネタリーバウンダリー科学の系譜と展開

    プラネタリーバウンダリー概念提唱者のRockström博士は、 Nature Reviews Earth & Environment誌に、概念に繋がった地球システム科学の系譜、そして様々な科学分野への概念の展開についてレビューしました。
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    1139. レジリエント作物開発のための多様な遺伝資源の役割

    20世紀後半以降、緑の革命として知られる農業革新により、主要穀物の収穫量は倍増し、人口増加によってさらに深刻な飢饉が訪れるという悲惨な未来はもう来ないように思われました。しかし21世紀現在、気候変動が作物の成長と農業生産性に悪影響を及ぼすことが懸念される中、レジリエントな作物開発の必要性がこれまで以上に高まっています。来週11月22日のJIRCAS国際シンポジウム2024では、地球沸騰化時代における多様な遺伝資源の果たす役割について議論します。
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    1138. 世界食料需給の見通し

    米国農務省による米国の農産物市場を中心に中長期的な世界食料需給見通しを作成してきた、行政官・研究者のお二人を招待し、今後の世界の食料需給について理解を深めるためのセミナーを開催します。
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    1137. 東南アジア連絡拠点だより⑤:ベトナムの発酵米麺「ブン(Bún)」

    お米を発酵させて作る米麺は、タイだけではなくベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーなど東南アジアの国々でも作られています。今回の東南アジア連絡拠点だよりでは、ベトナムの発酵米麺「ブン(Bún)」について紹介します。
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    1136. 2024年10月 世界食料価格動向 

    国連食糧農業機関(FAO)は、11月8日、世界食料価格動向を公表しました。2024年10月の値は平均127.4ポイントで、9月から2%上昇、2023年4月以来の水準を記録しました。食肉価格指数を除くすべての商品価格指数が上昇し、油糧作物価格指数の上げ幅は7.3%に達しました。この数値は昨年よりも5.5%高いものの、2022年3月の史上最高値よりは20.5%低い値でした。
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    1135. 2024年は観測史上最も暑い年になる見込み

    11月7日、コペルニクス気候変動サービスは、2024年はほぼ確実に最も暖かい年であり、気温上昇が1.5°Cを超える最初の年になる可能性を発表しました。
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    1134. COP29の目標・取り組み

    2024年11月11日から22日まで、気候変動枠組み条約締約国会議(UNFCCC)の第29回締約国会議(COP29)が、アゼルバイジャンのバクーで開催されます。COP29で議論される予定の取り組みの一つに、有機廃棄物からのメタン削減(Methane Reduction from Organic Waste)があります。
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    1133. 気候変動により、サヘル地域での洪水に伴う人道危機が悪化

    2024年7月から9月までの雨季、サヘル地域の大部分は非常に激しい降雨に見舞われ、深刻な洪水が非常に脆弱な地域を襲い、人道危機を大幅に深化させ、援助組織や政府機関の対応能力を圧迫しました。10月23日、極端現象と気候変動の因果関係を分析するWorld Weather Attributionは、今後温暖化の下でより極端な降水イベントに備える必要性を強調しました。
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    1132. 国際シンポジウム:気候変動が世界の食料需給に与える長期的影響と食料安全保障

    12月5日、米国農務省首席エコノミストのセス・メイヤー氏と国際食糧政策研究所上級研究員のキース・ウィーブ氏を招いて国際シンポジウムを開催し、農林水産省が令和4年度より取組んでいる「世界の超長期食料需給予測に向けた予測モデル等検討業務」におけるこれまでの検討内容を紹介するとともに、パネルディスカッションを通じて世界の食料安全保障についての議論を行います。
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    1131. JIRCAS国際シンポジウム2024

    2024年11月22日(金)、JIRCAS国際シンポジウム2024『地球沸騰化時代におけるレジリエント遺伝資源の機会と課題』を、ハイブリッド(国連大学ウ・タント国際会議場およびオンライン)で開催いたします。ぜひご参加登録をお待ちしています。
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    1130. 農業と食料システムにおいて生物多様性が重要な理由

    生物多様性、とりわけ作物遺伝資源の多様性は、気候変動や環境危機が加速する時代の食料安全保障の維持において極めて重要です。10月にScience誌に公表された論文は、レジリエントな食料システムにおける遺伝資源多様性の保全・活用の重要性について論じています。
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    1129. ランセット・カウントダウン2024

    ランセット・カウントダウン2024年レポートは、極端な気候が世界中で多くの命と生活を脅かしていると警鐘を鳴らし、気候変動の最も深刻な健康への影響を回避するために、社会システム全体で協調的かつ構造的かつ持続的な変化を訴えました。
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    1128. No More Hot Air…Please!

    温室効果ガス排出量が過去最高を記録し、気候変動の影響が世界的に深刻化する中、現状のままでは、パリ協定の1.5°C目標は数年以内に達成できず、2°C目標の達成も危うい状況です。国連環境計画(UNEP)の「エミッションギャップレポート2024(The Emissions Gap Report 2024: No more hot air…please!)」は、前例のない野心的な温室効果ガス排出削減目標へのコミットメントを呼びかけました。
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    1127. CO2濃度がわずか20年間で11.4%増加

    10月28日、世界気象機関(WMO)は、「温室効果ガス年報(Greenhouse Gas Bulletin)」を発表、CO2濃度がわずか20年間で11.4%増加したことを示しました。
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    1126. 地球温暖化による経済的打撃: 貧困層に加え、富裕層のリスクも急速に高まる

    気温と降水量の極端な変動は、世界中の生産に影響を与え、サプライチェーンを通じてローカルおよびリモートの消費者に影響を与えます。ポツダム気候影響研究所(The Potsdam Institute for Climate Impact Research)による研究は、地球温暖化によってますます激化する不規則な気象現象が、世界の最貧困層だけでなく、高所得の消費者層にも経済的打撃を与えると発表しました。
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    1125. 新たな脅威に備える。 古くて新しいイネの病気「稲こうじ病」

    稲(いな)こうじ病は、収穫期に穂に黄色〜暗緑色の病粒塊が形成される病気の一つです。古くから知られるこの病気は、これまで世界的にも関心が寄せられてきませんでした。しかし、近年日本をはじめ世界の多くの国において、感染の拡大が確認されるようになり、大きな問題となっています。そこで、国際稲研究所(IRRI)の呼びかけにより、稲こうじ病に関する初めての国際ワークショップが、2024年10月14〜17日に開催されました。