現地の動き - Pick Up
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911. 東南アジア連絡拠点設立50周年記念シンポジウム
国際農研がバンコクのタイ農業局内に事務所を設置したのは1972年で、現在は東南アジア連絡拠点と言う名称になっています。1年遅れとなりますが、12月14日(木)、タイの会場およびオンラインのハイブリッド形式で50周年記念シンポジウムを開催いたします。 -
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910. COP28における重要なアジェンダ
11月30日から12月12日まで、アラブ首長国連邦ドバイにおいて、COP28が開催されています。COP28では、パリ協定の目的及び長期的な目標の達成に向けた世界全体の進捗状況を定期的に確認するグローバル・ストックテイクが実施され、締約国は、実行すべき具体策の中身に合意するだけでなく、具体策の実行方法を示していくことが求められています。 -
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909. TICAD30周年記念公式サイドイベント明日開催
明日12月1日、国際農研はハイブリッドでTICAD30周年記念公式サイドイベント「アフリカの持続的で強靭な食料システム構築に向けて」を開催します。イベントでは、国際農研でアフリカ研究に従事する研究者が発表を行います。国際農研のプロジェクトや発表論文などの研究成果・紹介したい話題については、アフリカ農業研究特設ページにまとめてありますので、ぜひ、ご覧ください。 -
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908. COP28食料イノベーションのプライオリティ
食料システムは人為的な温室効果ガス排出の3分の1に関与し、低・中所得国の農家を気候変動リスクに晒しています。明日11月30日から12月12日にかけ、アラブ首長国連邦ドバイにおいて、国連気候変動枠組条約第28 回締約国会議(COP28)が開催されます。COP28議長国と気候変動・食料安全保障・農業イノベーション委員会は、気候変動対応に効果的で普及段階にあるイノベーション分野への投資を呼びかけています。 -
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907. JICA-JISNASシンポジウム2023 開催のご案内(12月11日)
12月11日、JICA-JISNASシンポジウム2023 を開催いたします。本シンポジウムは、農林水産分野や地域開発における特定テーマについて、JICA/JISNAS間で討論・意見交換を行い、双方の知見を深め、若手人材の積極的かつ主体的な参加を奨励して能力開発を図ることを目的として開催しております。本年度もハイブリッド形式で開催し「ODA大綱における国際頭脳循環への取り組み」をテーマに議論を深める予定です。 -
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906. アフリカ農業の多様性を尊重したアプローチの重要性: TICAD30周年記念公式サイドイベントにて紹介
アフリカは、途上国地域で最も大きな土地面積を誇ると同時に、最小面積の国々を抱えています。地質的に最も古い地域は、若い人口にあふれています。高付加価値の鉱物資源の鉱脈に最も恵まれる一方、劣化した土壌も集中しています。農業部門の成長が著しい一方で、食料輸入への依存も最高水準です。農村貧困層の割合が最も高いと同時に、小規模農家を中心に据えた貧困削減策の潜在性を秘めています。12月1日のTICAD30周年記念公式サイドイベントは、アフリカの農業の多様性を尊重したアプローチを紹介します。 -
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905. 持続的な消費・生産システムへの移行
人類は地球の資源、および市場・制度・政治・権力によって仲介される人智を駆使し、食料・エネルギーなどの需要を満たしてきましたが、しばしその方法は非持続的です。11月21日、PNAS誌で、持続的な消費・生産システムへの移行(Sustainability Transitions in Consumption-Production Systems)に関する特集が発表されました。その特集をとりまとめた論考から、持続的な消費―生産システム、の定義について紹介します。 -
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904. 世界平均気温が産業革命以前比で一時的に2.0℃超え
11月20日、欧州連合の地球観測プログラム コペルニクスの研究者が、11月17日の世界平均気温が1991-2020年比で1.17℃高く、1850-1900年比で初めて2℃を超えた可能性があると発表しました。おりしも、11月20日には、国連環境計画(UNEP)が、2023年排出ギャップ報告書を発表、各国に野心的な温室効果ガス排出削減策の推進を求めました。 -
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902. TICAD30周年記念公式サイドイベント 「アフリカの持続的で強靭な食料システム構築に向けて」
12月1日、国際農研はハイブリッドで「アフリカの持続的で強靭な食料システム構築に向けて」を開催します。日本政府の主導で1993年に始まったTICAD(アフリカ開発会議)30周年記念公式サイドイベントでもある本イベントでは、アフリカの農林水産業に関する課題と日本の貢献、国際共同研究の歴史と現状、研究ニーズについて紹介したうえで、作物、水資源、土壌、微生物、農業経営、栄養供給の観点から、アフリカ農業の多様性、それゆえに配慮すべき点や今後の国際共同研究などについて議論します。 -
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901. どこまで耐えられるか、危険な熱波
ここのところ急に寒くなってきましたが、今年の記録的な夏の暑さは異常でした。11月15日に公表されたランセット・カウントダウン2023報告書が指摘するように、致命的な危険をもたらす熱波は人為的に引き起こされる地球温暖化によって深刻さを増しています。10月にPNAS誌で発表された人類の熱波に対する限界についての論稿を紹介します。 -
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900. 熱帯林が直面する問題への取り組み
Pick Up 900回目は、明日11月17日開催予定のJIRCAS国際シンポジウム2023テーマでもある熱帯林をとりあげます。熱帯林は、生物多様性・エコシステムサービス・社会・文化的アイデンティティ・生業をサポートするのみならず、地域・地球規模の気候制御を通じて気候変動適応緩和に極めて重要な機能を果たしてきました。強靭な熱帯林の構築には、適応策に合わせ、森林破壊・劣化の元凶となっている問題に取り組む必要があります。 -
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899. 雑穀セミナー開催報告
9月26日、国際農研はセミナー『雑穀 - 栄養・農業・気候の課題に対応する潜在能力』を開催し、雑穀研究の最新動向や利用可能性について、国内外の研究者による議論の場を提供しました。国際農研HPにて、セミナー録画を公開し、また質疑応答について登壇者からの回答を掲載しました。 -
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898. アフリカ農業における課題 ―特に土壌微生物と、無視され十分に活用されてこなかった植物種の可能性―
アフリカの農業は、生産と栄養を改善するための多くの課題に直面しています。アフリカで増加する人口を養うためには、より多くの食料が必要となります。気候変動の影響も懸念されています。アフリカ農業における課題の解決のためには、土壌微生物とともに、無視され十分に活用されてこなかった植物種(Neglected and Underutilised Plant Species : NUS)は、大きな可能性を秘めています。 -
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897. エルニーニョ現象は2024年4月頃まで継続の見込み
11月8日、世界気象機関(WMO)は、エルニーニョ現象が少なくとも2024年4月まで継続し、陸域・海域の温度上昇に影響しうると発表しました。 -
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896. 強靭な熱帯林に向けた具体策の必要性
最近の研究は、森林破壊により、生物多様性の宝庫である熱帯林が炭素貯留源から排出源となり、世界的な気候災害を引き起こすきっかけの一つになりかけないと警鐘を鳴らしています。来週金曜日にハイブリッドで開催されるJIRCAS国際シンポジウム2023は、アジアの熱帯林における環境保全と持続可能な産業の共存実現に向けたイノベーションについて議論します。是非参加をご検討ください。 -
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895. 食の環境・健康・社会コスト
11月6日、国連食糧農業機関(FAO)は、2023年世界食料農業白書(The State of Food and Agriculture 2023)を発表、農業食料システムにおける隠された環境・健康・社会コストが10兆ドルを超え、その70%以上が健康的でない食生活を原因とし、20%相当が窒素関連・温室効果ガス排出や土地利用など環境コストに起因すると指摘しました。 -
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894. 気候変動適応 ― 資金不足・準備不足
2023年、史上最高気温を更新する一方、台風やハリケーン・洪水・干ばつ・熱波が災害をもたらしています。国連環境計画による2023年ギャップ報告書は、気候変動適応に関する対応が加速しなければならないときに資金不足・準備不足に陥ることで、世界を危機に晒すことになると警告をならしました。 -
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893. 世界的な食料栄養分析の示すギャップと課題
現在世界には栄養摂取量が不足している人も過剰な人も存在しています。農業の生産と栄養に関して、本日は、Nature Food に掲載された論文(Wang et al., 2023)をご紹介します。 -
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892. 2023年10月 世界食料価格動向
国連食糧農業機関(FAO)は、11月3日、世界食料価格動向を公表しました。2023年10月の値は平均120.6ポイントで、前月より0.7ポイント(0.5%)低く、前年比で14.8ポイント(10.9%)低い値をとりました。10月の価格指標の微減は、砂糖・穀物・食用油と食肉価格の下げを反映しました。