Pick Up

1315. コペルニクス:史上3番目に暖かい7月、史上最高気温記録連続更新の小休止

関連プログラム
情報

 

1315. コペルニクス:史上3番目に暖かい7月、史上最高気温記録連続更新の小休止

 

2025年7月、日本の月平均気温は、統計開始(1898年)以降の7月として最も高くなりました。


一方、コペルニクス気候変動サービス(C3S)は、2025年7月が史上3番目に暖かかったとし、連続して史上最高気温記録を更新してきた状況からの小休止と表現しました。

 2025年7月は世界で3番目に暑い7月となり、平均地上気温は16.68℃で、1991~2020年の7月の平均気温より0.45℃高くなりました。一方、2025年7月は、2023年7月の記録より0.27℃低く、2番目に暑い2024年7月より0.23℃低く、産業革命以前の水準を定義するために使用された1850~1900年の推定平均気温より1.25℃高くなりました。

一方、世界各地では、極端な気温が観測されました。2025年7月のヨーロッパ陸地の平均気温は21.12℃で、記録上4番目に暑い7月となりました。フェノスカンディアではヨーロッパで最も顕著な平年より高い気温となり、特にスウェーデンとフィンランドで熱波が発生しました。南東ヨーロッパでも熱波と山火事が発生し、トルコでは50.5℃という国内最高気温を記録しました。ヨーロッパ以外では、ヒマラヤ山脈、中国、日本で気温が最も平年を上回りました。

これに対し、中央ヨーロッパ、ロシア西部、スペインの一部地域では平年より低い気温となりました。 南極の一部では気温が平年を大きく下回り、北米、南米、インド、オーストラリアの大部分、アフリカの一部でも平年を下回りました。

 

(文責:情報プログラム 飯山みゆき)
 

 

関連するページ