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1419. グローバルリスク2026
世界経済フォーラム(WEF)が毎年公表する「グローバルリスク報告書Global Risks Report 2026」は、過去数年の報告書と比較し、短期的には地政学的、経済的、地経学的リスクなどの非環境リスクの優先順位が高まり、環境リスクが後退した一方、10年間の長期的な見通しでは環境リスクは依然最も深刻なリスクとして認識されていることを示しました。
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1418. 2025年は観測史上3番目に暖かい年
コペルニクス気候変動サービスのデータによると、2025年は観測史上3番目に暖かい年となり、2023年よりわずかに(0.01℃)低く、観測史上最も暖かかった2024年より0.13℃低いことが示されました。過去11年間は観測史上最も暖かい11年間で、今回初めて過去3年間(2023~2025年)の世界平均気温が産業革命以前の水準(1850~1900年)より1.5℃の上限を超えました。
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1417. 2025年、海洋熱量が記録を更新
Advances in Atmospheric Sciences誌に発表された論文は、2025年、世界の海洋に蓄積された熱量は1950年代初頭に近代的な記録管理が始まって以来最高値となったと発表しました。
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1416. 2026年世界経済の見通し
国際連合経済社会局が公表した2026年の世界経済情勢見通しに関する報告書は、地政学的緊張が高まり、政策がより内向きになり、多国間解決策への推進力が弱まっている中、貿易再編、持続的な価格圧力、そして気候変動関連のショックの時代を乗り切るには、世界的な協調と断固たる共同行動が不可欠であることを強調しています。
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1415. 2025年12月 世界食料価格動向
国連食糧農業機関(FAO)は、1月9日、世界食料価格動向を公表、2025年12月の平均値は124.3ポイントで、乳製品・肉・植物油の価格指数下落が穀物と砂糖価格指数の上昇を上回り、11月比で0.6%低下しました。この指数は、1年前の水準より2.3%低下し、2022年3月に記録したピークからは22.4%も低下しました。2025年通期では、指数平均値は127.2ポイントで、2024年の平均より5.2ポイント(4.3%)上昇しました。
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1414. 小規模な湿潤林の伐採が熱帯林のバイオマス損失を引き起こす
熱帯林は地球全体の炭素(C)循環に不可欠ですが、熱帯湿潤林と乾燥林の46%が少なくとも1回は森林破壊や火災による劣化など何らかの撹乱を受けていると推計されています。Nature誌で公表された論文は、攪乱を受けた熱帯林の地上炭素動態を定量化し、小規模な伐採が熱帯地域の炭素損失に不均衡な影響を与えていることを浮き彫りにしました。
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1413. 世界の食料システムの変革に向けたプラネタリーヘルスアプローチ
イギリス医師会雑誌(The BMJ)に掲載された論考は、気候変動、食料システム、栄養、そして健康の複雑な連鎖に対処するには、大胆かつ野心的な思考に加え、環境の持続可能性、公衆衛生、そして社会的公平性を統合するプラネタリーヘルスを基盤とした学際的な連携の必要性を訴えました。
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1412. サブサハラアフリカは、産業革命以前の生物多様性の約4分の1を喪失した可能性がある
Nature誌に掲載された論文は、アフリカの動植物の専門家による推計に基づき、サブサハラアフリカ地域の生物多様性が、産業革命以前の個体群と比較して約4分の1減少していることを明らかにし、生物多様性の保全と回復における優先事項として「農地」の持続可能な管理を掲げました。
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1411. 2025年の異常気象
2025年末、極端現象と気候変動の因果関係を分析するWorld Weather Attribution (WWA)チームによって公表された報告書は、2025年を振り返り、温暖化が進む世界において、極端な気象現象が多くの命を奪い、地域社会を破壊し、農業生産に壊滅的な影響をもたらすリスクの深刻化について警鐘を鳴らしました。
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1409. 2025年を振り返って
2025年は国際開発において歴史的な変化の年となった中、国際食料システム変革を推進する潮流はとどまりませんでした。国際農研も、国連食料システムサミットフォローアップ会合サイドイベントや国際シンポジウムを通じ、コミットメントを示しました。
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1408. 農地保有規模ごとの土壌劣化対策の必要性
土地は世界の農業食料システムの基盤ですが、かつてないほどの圧力に直面しています。FAO世界食糧農業白書(SOFA)2025年版によると、農場規模のパターンは地域によって異なり、土地劣化と農業生産性の関係は不均一で、土地の状態と農場構造毎に合わせた介入が重要です。土地劣化の原因と実態は均一ではありません。
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1407. 危機に瀕した世界におけるレジリエンス(回復力)とリジェネレーション(再生)
近年、リジェネレーション(Regeneration:再生)という言葉は持続可能性における一種のバズワードとなり、農業分野でも言及されています。Ambio誌に発表された論文によると、レジリエンス思考はシステムが困難な時期を乗り越えられるよう支援する仕組みに焦点を当ててきたのに対し、リジェネレーション思考は継続的な再生が可能な本質的に健全なシステムの構築に重点を置いており、持続可能性科学における補完的な概念であると結論付けています。
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1406. 包括的な食料システム変革は、地球温暖化抑制と健康・環境・社会的包摂の改善を両立させる
世界の食料システムを変革するにあたり、具体的な対策がシステム変革にどのように貢献できるかを理解する必要があります。Nature Food誌で公表された論文は、食料システムに関する個々の対策が個別に実施される場合は成果指標の間で何らかのトレードオフを伴うのに対し、すべての対策を組み合わせ、食料システム以外の対策とも足並みをそろえることで、地球温暖化の1.5℃以下への抑制と健康・環境・社会的包摂の改善の両立が可能とし、包括的なシステム変革達成のためのパラダイムシフトの必要性を訴えました。
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1405. 温暖化による極端豪雨が、アジアの人口密集地域を脅かす
11月末、スリランカ、またインドネシア、マレーシア、タイ南部を襲ったサイクロンは極端な豪雨をもたらし、多くの人的・物的被害をもたらしました。極端現象と気候変動の因果関係を分析するWorld Weather Attribution (WWA)は、世界平均地上気温の上昇のほか、高い海面水温と、現在進行中のラニーニャ現象とインド洋ダイポールモード現象(IOD)という自然変動モードも豪雨に影響を与えた可能性がある一方、急速な都市化と人口・インフラの密集が洪水へのエクスポージャーを高めた可能性を指摘しました。
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1404. アジア太平洋地域における食料安全保障と栄養の現状
国連食糧農業機関(FAO)をはじめとする食料関係の国連機関が共同で発表した、アジア太平洋地域における2025年食料安全保障と栄養の現状に関する報告書は、この地域が飢餓削減において顕著な進歩を遂げている一方で、栄養不良、食料不安、そして健康的な食事への不平等なアクセスへの対処においては依然として課題が残っていることを示しました。
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1403. 気候関連災害の農業・食料安全保障への影響
国連食糧農業機関(FAO)による報告書(The Impact of Disasters on Agriculture and Food Security 2025)は、気候関連の災害が水資源の利用可能量、土壌の健全性、そして農業生産性の大きな損失をもたらしていると警告し、レジリエンスの基盤として、統合的な水資源管理、および、リスク予測・軽減・管理に役立つデジタルソリューションの拡充、の必要性を強調しています。
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1402.分断された世界における商品市場介入
商品価格の変動と、それに伴うエネルギーおよび食料安全保障へのリスクにより、商品サプライの管理への関心が再燃しています。農業市場情報システム(AMIS)の記事は、過去1世紀にわたる国際商品協定の試みを振り返り、市場介入の効果の限界について指摘します。
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1401. 滋養ある作物‘crops that nourish’
栄養と気候変動へのレジリエンスを両立させるには、システム変を見据えた、学際的な参加型アクションリサーチが必要です。Nature Food誌に寄せられた論説は、「滋養ある作物‘crops that nourish’」という概念を提唱、サブサハラアフリカ地域を対象に、農家参加型の研究を促し、地域のニーズと主体性を尊重し、機会作物に焦点を当てます。
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1400. 農業研究投資の必要性
Nature誌に掲載された論説は、過去40年間における農業科学への公的および民間投資トレンドに関する分析を紹介し、食料生産を支えるイノベーションへの投資の減少が、食料価格の高騰の一因となっていると指摘しました。