現地の動き
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1375. 気候研究からの10の洞察
11月10日~21日、ブラジル・ベレンで国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第30回締約国会議(COP30)が開催され、京都議定書発効から20年、パリ協定採択から10年の節目のタイミングに、これまでの合意事項についての実施状況の確認や、新たな目標、取り組みについて議論が行われます。Future Earth等の研究機関は、政策立案に重要な10のポイントを発表、特に北半球の森林と土壌といった陸上の炭素吸収源の弱体化が、今日の排出量予測を狂わせ、地球温暖化を加速させる恐れがあると警告しています。
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1374.沖縄の異常な高温と極端な降雨(寳川通信9)
沖縄地方の9~10月は観測史上最も高い気温を示しています。このような異常な高温は極端な降雨や干ばつを誘発し、サトウキビや熱帯果樹の今期だけでなく次期以降の生産にも大きな影響を及ぼします。
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1373. JIRCAS国際シンポジウム2025を開催しました
2025年10月27日、国際農研(JIRCAS)は、東京都千代田区の一橋講堂において、JIRCAS国際シンポジウム2025「アジアモンスーン地域における農林水産業技術の実装加速化:生産力向上と持続可能な食料システム構築に向けた進展と展望」を開催しました。
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1372. 農村貧困の撲滅に向けて
世界的に見て、貧困は依然として圧倒的に農村部に集中しています。農業生産性の向上は貧困削減の基盤であり、アグリビジネス、観光、グリーン経済、デジタル経済といった農業以外の活動への多様化と連携して進める必要があります。第2回社会開発のための世界サミットが11月4日から6日まで、カタール・ドーハで開催されます。
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1371. ランセット・カウントダウン2025
気候変動は、人類の生存を支える地球システムと環境条件をますます不安定化させています。健康と気候変動に関するランセット・カウントダウンの2025年報告書は、気候変動による健康への脅威はかつてないレベルに達していると警告しました。
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1370. 2025年気候報告書:危機に瀕する地球
10月29日、BioScience誌にて、2025年気候報告書:危機に瀕する地球(The 2025 state of the climate report: a planet on the brink)が発表され、人為的な気候変動の影響が、もはや未来の脅威ではなく、今まさに現実のものとなっていることに警鐘を鳴らしました。
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1369. 気候変動対策の現状
世界資源研究所(WRI)等が編纂した気候変動対策の現状に関する最新の報告書「State of Climate Action 2025」によると、温室効果ガス(GHG)排出量の削減と炭素除去の強化に向けた世界的な取り組みは、パリ協定の気温目標を達成するために必要なペースと規模で実現できていません。以下、「気候変動対策の現状」報告書から、10の重要なポイントを紹介します。
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1368. 持続的な水田稲作システムの可能性
水田土壌では、水・土壌管理によって引き起こされる微生物を介した酸化還元サイクルのプロセスが土壌ミネラルと土壌有機物の動態を制御しているとされます。持続的な水田稲作システムの構築に向け、水田における収量を増加させながら温室効果ガス排出を同時に低減できる慣行についてのエビデンス、および、短期および長期的に特定の水田土壌を形成する生物地球科学プロセスについての知見が必要とされています。
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1367. JIRCAS国際シンポジウム2025本日開催
国際農研は、本日2025年10月27日(月)に一橋講堂(東京都千代田区)にて、13:30よりJIRCAS国際シンポジウム2025「アジアモンスーン地域における農林水産業技術の実装加速化 ―生産力向上と持続可能な食料システム構築に向けた進展と展望―」を開催します。
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1366. 世界開発情報の日
10月24日は「世界開発情報の日」で、情報を通じて貧困の削減や教育の普及、環境問題への取り組みの推進を考えるきっかけとなっています。来週月曜日10月27日に開催されるJIRCAS国際シンポジウム2025においては、アジアモンスーン地域における食料システム変革に向けた情報発信を推進してきた、グリーンアジアプロジェクトの成果を紹介、次のステップで取り組むべきニーズや他の地域に適用可能な教訓について議論します。
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1365. 森林破壊のペースは鈍化傾向に
森林破壊とは、森林の消失、または都市利用や荒地など他の用途への転用を指します。1990年以降、約5億ヘクタール(ha)(サッカー場約7億5000万面分に相当)の森林が失われました。しかしながら、国連食糧農業機関(FAO)によると、過去10年間、世界のすべての地域で森林破壊のペースは鈍化しています。
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1364. 2025年世界多次元貧困指数 - 重なり合う苦難:貧困と気候災害
災害にさらされており、さらに多くの人が複数の災害に同時に直面していることを強調、悪化の一途をたどる可能性のある二重の負担に対処する必要性を強く訴えました。
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1363. 気候のティッピングポイント
来月ブラジルで開催されるCOP30に先立ち発表された報告書(The Global Tipping Points Report 2025)は、複数の地球システムがティッピングポイント(臨界点・転換点)に急速に近づいており、人々と自然に壊滅的な影響を与える可能性を指摘しました。報告書は、環境に優しい農業など、プラスのティッピングポイントへの投資を呼びかけています。来週月曜日、10月27日に行われるJIRCAS国際シンポジウムでは、地球システムの持続性向上・環境に優しい農業技術の推進を促すための国際連携について議論します。
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1362. 2024年温室効果ガス大気中濃度が記録を更新
世界気象機関は、2024年、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)の大気中濃度が記録を更新したと発表しました。とくに世界の大気中のCO2濃度は、2023年から2024年にかけて3.5 ppm増加し、1957年に近代的な観測が開始されて以来、年間で最大の上昇幅を記録しました。
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1361. 2025年(第19回)「若手外国人農林水産研究者表彰(Japan Award)」の表彰式
10月27日、農林水産省主催による「2025年(第19回)若手外国人農林水産研究者表彰(Japan Award)」が開催されます。
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1360. 食料システム変革加速のための連携
10月16日は「世界食料デー」です。食料システムは、温室効果ガス排出の主要な発生源でもありますが、食料生産・栽培・収穫そして分配の方法を通じて、温室効果ガス排出量を削減する可能性を秘めています。10月27日に開催されるJIRCAS国際シンポジウムでは、食料システム研究において国際的に著名な科学者らを交え、食料システム変革加速のための連携について議論します。
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1359. 農山漁村女性の食料生産における役割と地位向上に向けて
10月15日は「農山漁村女性のための国際デー 」。農村女性を取り巻く環境を改善することで、貧困解決だけでなく、持続可能な開発への貢献が期待できます。
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1358. 農業食品システム技術イノベーションの展望
今週、ローマで開催される世界食料フォーラム(World Food Forum)において、農業食料システム技術イノベーション・アウトルック(The Agrifood System Technologies & Innovations Outlook (ATIO))が発表されます。国際農研も、プロトタイプ仕様確認のオンラインコンサルテーションに参加し、グリーンアジアプロジェクト技術カタログ作成の経験をもとに議論に貢献しました。10月27日に開催されるJIRCAS国際シンポジウムでは、グリーンアジア・技術カタログの経験を共有します。
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1357. 2025年9月は記録上3番目に暖かく、海水温も高止まり
コペルニクス気候変動サービスによると、2025年9月は史上3番目に暑い9月となり、世界平均海面水温(SST)もこの月の記録としては3番目に高い値となりました。
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1356. 低炭素アンモニア肥料の可能性
アンモニアは世界の肥料セクターにおいて極めて重要な役割を果たしており、農業生産と食料安全保障の両方を支えています。農業市場情報システム(AMIS)による記事から、低炭素アンモニア肥料の可能性について紹介します。