現地の動き

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1469. 2℃でも安心できない?気候変動リスクの新たな現実

「深刻な気候危機は、地球温暖化が3℃や4℃に達したときに起きる」——これまで、そうした認識が広く共有されてきました。ところが、最近Nature誌に公表された研究によると、わずか2℃の温暖化でも、社会や生態系に深刻な影響が及ぶ可能性があることを示しています。特に農業や都市、森林など重要分野で想定以上に高いリスクが指摘されました。
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1468. 不確実性の時代における情報収集分析提供の役割

本日より、国際農研の第6期中長期計画がスタートしました。この新たな期間の幕開けは、これまで以上に複雑で不確実性の高い国際環境の中で迎えることとなります。世界の変化を的確に捉え、グローバルサウスをはじめとする世界の食料問題に対し、戦略的に対応していく上で、情報の収集・分析・提供の役割は一段と高まっています。
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1467. 過去五年間のPick Up人気記事

令和3年4月1日から本日までの第5期中長期目標期間において、Pick Upでは、国際機関報告書や最新論文を参照し、世界の食料安全保障に影響を及ぼす時事的・地政学的問題や、食料システム変革に資する最新技術やルールに関する情報を多面的に紹介してきました。過去5年間を振り返ると、国連機関発表の統計情報や、日本の技術動向についての情報提供記事がアクセスを集めました。
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1466.グリーンアジアレポートシリーズ第4号 ”Local Biochar Use for Sustainable Agriculture in Asia”の改訂版を公表

グリーンアジアレポートシリーズNo. 4 “Local Biochar Use for Sustainable Agriculture in Asia”の改訂版が公開されました。本レポートは、関心が高まるバイオ炭を取り上げ、近年の研究成果を解説するとともに、実践に役立つ技術情報を伝えています。
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1465. 100億人を養うための水ソリューション

世界銀行の新たな報告書によると、一部の国では過剰使用、他の国では過少使用という現状のもと、現状の農業用水管理慣行は世界人口の半数以下の食料生産しか持続的に支えることができていません。2050年までに100億人分の食料が必要になると予測されており、世界の食料システムにおける水利用のバランスを取り戻すことが、将来の食料需要を持続的に満たすための条件となります。
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1464. 地球の気候はますます不均衡に陥っている

世界気象機関(WMO)の報告書は、地球のエネルギー収支を主要な気候指標の一つとして取り上げ、温室効果ガスの濃度が少なくとも80万年ぶりの高水準に達したことで、収支の均衡が崩れていることを指摘しました。
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1463. N2026 参加登録および要旨提出の受付のお知らせ

2026年11月2日~6日に京都で開催される第10回国際窒素会議(N2026)は、研究者、政策立案者、実務家、業界関係者、その他のステークホルダーが一堂に会し、将来世代のための持続可能な窒素管理の推進を目指します。このたび、N2026の参加登録および要旨提出の受付が開始されました。
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1462. 2026年中東紛争のエネルギー・肥料貿易、そして食料安全保障への影響

国連食糧農業機関(FAO)は、中東紛争のエネルギー・肥料貿易、そして食料安全保障への影響についてのレポートを公表しました。レポートは、肥料不足とエネルギー価格の高騰は作物の収穫量を脅かし、送金の減少やバイオ燃料生産への潜在的なシフトは、特にアフリカ、アジア、その他の輸入依存地域において、食料価格の変動を増幅させる可能性について指摘しています。レポートはまた、今回の危機の影響が、ウクライナ戦争による経済的影響と異なる点について、興味深い視点を提供しています。
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1461. 開花時期のメカニズム

先週から、全国各地で桜の開花が報告されはじめました。春の訪れを告げる植物の開花ですが、実は植物の緻密な生理的なメカニズムによって制御されているそうです。少し前にPlant Physiology誌で公表されたレビュー論文から、遺伝学・生理学に基づく開花時期のメカニズムについての研究を紹介します。
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1460. 森林と水循環の気候変動緩和・適応への貢献

今週末、3月21日は国際森林デー(International Forest Day)、3月22日は世界水の日(World Water Day)です。森林と水循環は密接に連関し、気候変動の緩和と適応に貢献しています。
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1459. チョークポイント:戦争の世界食料安全保障への脅威

2月28日の米イスラエルによるイランへの共同攻撃、そしてそれに続くイランによる中東各地への攻撃を受け、ホルムズ海峡は事実上閉鎖され、世界の石油、天然ガス、肥料貿易に影響を与えています。チョークポイント(Chokipoint)とは、流れや進行を制限する重要な箇所を指す言葉として使われています。米国のシンクタンク、戦略国際問題研究所 (CSIS)が、イランとの戦争によるホルムズ海峡のチョークポイントが、世界の肥料市場と農業市場へのショックを通じ、世界の食料安全保障にもたらす影響について解説しました。
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1458.グリーンアジアレポートシリーズ第6号、小型在来魚種の保護と持続的利用に関する英文レポートを公開を公表

グリーンアジアレポートシリーズにおいて、小型在来魚種の保護と持続的利用に関する英文レポートが公開されました。本シリーズは、アジアモンスーン地域の行政官、研究者、普及関係者、生産者、民間セクターなど多様な関係者の参考となるよう、同地域で共有可能な基盤農業技術(scalable technologies)について紹介し、食料システムの変革に貢献することを目的としています。第6号は、”Sustainable Use of Small Indigenous Fish Species for Nutritional and Livelihood Improvement in Inland Rural Areas of Indochina”というタイトルで、安価で良質な栄養源として期待される小型在来魚種を対象に、その資源保護と養殖のモデルを解説しています。
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1457. コペルニクス:史上5番目に暖かい2月、西ヨーロッパで異常な降雨

コペルニクス気候変動サービスによると、2026年2月は、産業革命以前の気温より1.49℃上昇し、記録上5番目に暖かい月となりました。ヨーロッパでは気温の激しい変化が顕著で、西ヨーロッパでは異常な降雨と広範囲にわたる洪水が発生しました。
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1456. ホルムズ海峡の海上輸送の混乱がもたらすエネルギー・肥料および脆弱な経済へのリスク

ホルムズ海峡における軍事的緊張の高まりは、海上輸送の流れを混乱させ、世界市場への波及効果への懸念を高めています。国連貿易開発会議(UNCTAD)は、世界で最も重要な貿易回廊の一つであるホルムズ海峡の混乱がもたらす世界貿易と開発への影響についての速報を発表しました。
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1455. データは2015年以降、地球温暖化が大幅に加速していることを示している

ポツダム気候影響研究所(PIK)による新たな研究は、地球気温に影響を与える既知の自然要因を除外してデータ分析を行った結果、初めて地球温暖化が統計的に有意かつ力強く加速していることを実証しました。
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1454. パンデミック予防・準備・対応のためのワンヘルス・アプローチ

6年前、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症の発生を、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と宣言しました。COVID-19は人獣共通感染症の一例であり、人獣共通感染症は農業食料システムが自然生態系と接する場所で最も多く発生すると考えられています。パンデミックの予防、準備、対応における、ワンヘルス・アプローチの重要性の認識が高まりました。
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1453. タフでおいしいお米をつくりたい! ~アジアイネとアフリカイネの“いいとこ取り”に挑む~

主食であるお米はアジアイネという種に属する栽培種で、近年、サブサハラアフリカでも都市化に伴う消費需要の伸びで栽培面積も拡大しています。一方、アフリカにもともとあるイネは、旺盛な繁殖力や病気への抵抗性などの特性があり、アジアイネの高収量性・良食味性を組み合わせることができれば、アフリカの環境により適応した、たくさん収穫できるおいしいお米の品種を育成できる可能性があります。その実現に向けた技術的課題について紹介します。
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1452. 2026年2月 世界食料価格動向

FAO食料価格指数は、2026年2月、125.3ポイントと1月の改定値から0.9%上昇しました。穀物、肉類、植物油の価格指数の上昇が、乳製品と砂糖の価格指数の下落を上回り、5ヶ月連続の下落を経て初めて指数が上昇しました。ただし前年比では1.0%低下し、2022年3月に記録したピークからは21.8%も下落しました。
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1451. 沿岸水位はほとんどの災害評価で想定されているよりもはるかに高い

世界の海岸地域における海面上昇やその他の災害の影響は、沿岸水位と陸地標高によって決まります。この基準値の推計に問題があると、被害を過小評価する可能性があります。Nature誌で公表された論文は、これまでの研究やハザード評価が沿岸水位の基準値を過小評価してきたことを明らかにし、気候変動による海面上昇が当初考えていたよりも数千万人も多くの人々を脅かす可能性があると発表しました。
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1450. 2026年エルニーニョ現象予測

世界気象機関(WMO)は、今後数か月中に弱いラニーニャ現象が中立状態に移行し、2026年末までにエルニーニョ現象へと移行する可能性があると発表しました。2023年-2024にかけて発生した直近のエルニーニョ現象期には多くの異常気象現象が発生しましたが、科学者は人為的な気候変動の影響を指摘しています。