現地の動き
現地の動きから検索
Pick Up
1366. 世界開発情報の日
10月24日は「世界開発情報の日」で、情報を通じて貧困の削減や教育の普及、環境問題への取り組みの推進を考えるきっかけとなっています。来週月曜日10月27日に開催されるJIRCAS国際シンポジウム2025においては、アジアモンスーン地域における食料システム変革に向けた情報発信を推進してきた、グリーンアジアプロジェクトの成果を紹介、次のステップで取り組むべきニーズや他の地域に適用可能な教訓について議論します。
Pick Up
1365. 森林破壊のペースは鈍化傾向に
森林破壊とは、森林の消失、または都市利用や荒地など他の用途への転用を指します。1990年以降、約5億ヘクタール(ha)(サッカー場約7億5000万面分に相当)の森林が失われました。しかしながら、国連食糧農業機関(FAO)によると、過去10年間、世界のすべての地域で森林破壊のペースは鈍化しています。
Pick Up
1364. 2025年世界多次元貧困指数 - 重なり合う苦難:貧困と気候災害
災害にさらされており、さらに多くの人が複数の災害に同時に直面していることを強調、悪化の一途をたどる可能性のある二重の負担に対処する必要性を強く訴えました。
Pick Up
1363. 気候のティッピングポイント
来月ブラジルで開催されるCOP30に先立ち発表された報告書(The Global Tipping Points Report 2025)は、複数の地球システムがティッピングポイント(臨界点・転換点)に急速に近づいており、人々と自然に壊滅的な影響を与える可能性を指摘しました。報告書は、環境に優しい農業など、プラスのティッピングポイントへの投資を呼びかけています。来週月曜日、10月27日に行われるJIRCAS国際シンポジウムでは、地球システムの持続性向上・環境に優しい農業技術の推進を促すための国際連携について議論します。
Pick Up
1362. 2024年温室効果ガス大気中濃度が記録を更新
世界気象機関は、2024年、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)の大気中濃度が記録を更新したと発表しました。とくに世界の大気中のCO2濃度は、2023年から2024年にかけて3.5 ppm増加し、1957年に近代的な観測が開始されて以来、年間で最大の上昇幅を記録しました。
Pick Up
1361. 2025年(第19回)「若手外国人農林水産研究者表彰(Japan Award)」の表彰式
10月27日、農林水産省主催による「2025年(第19回)若手外国人農林水産研究者表彰(Japan Award)」が開催されます。
Pick Up
1360. 食料システム変革加速のための連携
10月16日は「世界食料デー」です。食料システムは、温室効果ガス排出の主要な発生源でもありますが、食料生産・栽培・収穫そして分配の方法を通じて、温室効果ガス排出量を削減する可能性を秘めています。10月27日に開催されるJIRCAS国際シンポジウムでは、食料システム研究において国際的に著名な科学者らを交え、食料システム変革加速のための連携について議論します。
Pick Up
1359. 農山漁村女性の食料生産における役割と地位向上に向けて
10月15日は「農山漁村女性のための国際デー 」。農村女性を取り巻く環境を改善することで、貧困解決だけでなく、持続可能な開発への貢献が期待できます。
Pick Up
1358. 農業食品システム技術イノベーションの展望
今週、ローマで開催される世界食料フォーラム(World Food Forum)において、農業食料システム技術イノベーション・アウトルック(The Agrifood System Technologies & Innovations Outlook (ATIO))が発表されます。国際農研も、プロトタイプ仕様確認のオンラインコンサルテーションに参加し、グリーンアジアプロジェクト技術カタログ作成の経験をもとに議論に貢献しました。10月27日に開催されるJIRCAS国際シンポジウムでは、グリーンアジア・技術カタログの経験を共有します。
Pick Up
1357. 2025年9月は記録上3番目に暖かく、海水温も高止まり
コペルニクス気候変動サービスによると、2025年9月は史上3番目に暑い9月となり、世界平均海面水温(SST)もこの月の記録としては3番目に高い値となりました。
Pick Up
1356. 低炭素アンモニア肥料の可能性
アンモニアは世界の肥料セクターにおいて極めて重要な役割を果たしており、農業生産と食料安全保障の両方を支えています。農業市場情報システム(AMIS)による記事から、低炭素アンモニア肥料の可能性について紹介します。
Pick Up
1355. 気候変動が食物摂取、食欲、食生活の選択に与える影響
気候変動は、食料の入手可能性、アクセス、利用、そして安定性といった側面において、食料安全保障に影響を与える主要な要因として認識されています。Appetite誌特集号では、生理学的反応、脆弱な人口層の適応、そして持続可能な食生活の移行を検証した研究をまとめ、気候変動に強い食料システムと公平な栄養介入の緊急の必要性を強調しています。
Pick Up
1354. 健康的で持続可能かつ公正な食料システム
2019年に最初のEAT-ランセット委員会報告書が発表され、主に植物由来食品の摂取を重視するプラネタリーヘルスダイエット(PHD)を提唱しました。この度公表されたEAT-Lancet委員会による最新の分析は、公正な食料システムの社会的基盤に関する分析を追加し、新たなデータと視点を取り入れることで、食料システムにおける公平性に関する世界的な概念を提供しました。
Pick Up
1353. 2025年9月 世界食料価格動向
国連食糧農業機関(FAO)は、10月3日、世界食料価格動向を公表、2025年9月の平均値は128.8ポイントで、8月の改定値129.7ポイントからわずかに低下しました。穀物、乳製品、砂糖、植物油の指数の低下が、食肉指数の上昇を上回りました。全体として、価格指数は2024年9月より3.4%上昇しましたが、2022年3月に記録したピークからは19.6%低い水準にとどまりました。
Pick Up
1352. 連続した猛暑の世界食料生産への脅威
温暖化に伴い、極端な気象現象は連続して発生するケースが増えています。Environmental Research Letters誌に掲載された研究は、このような連続した猛暑が世界の食料生産に深刻な脅威をもたらすことを示しました。一方、本研究は、ますます複雑化する気候リスクによる社会への影響を回避するためも、食料システムのレジリエンスを強化し、複合的な気候変動を考慮する必要性を浮き彫りにしています。
Pick Up
1351. アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する「技術カタログ Ver.4.0」を公開 ― 日本発の研究成果と国際共同研究を通じ、食料システムの強靭化に貢献 ―
国際農研は令和7年10月1日、「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログ(以下、技術カタログ)」Ver.4.0を公式Webサイトで公開しました。
Pick Up
1350. 南アジアにおける気候変動に強靭な農業を支えるシステムシフト
南アジアは、氷河の決壊による洪水から熱波、干ばつ、火災に至るまで、気候変動がもたらすあらゆる影響を経験しています。Nature Climate Change誌の論説から、気候変動に強靭な農業を支えるシステムシフトに関する意見を紹介します。
Pick Up
1349. プラネタリー・ヘルス・チェック2025
地球の回復力と安定性を守るためには、地球をプラネタリーバウンダリー内に取り戻さなければなりません。これらの境界は、地球の健全性を確保するための科学的に定義されたガードレールです。限界を超えれば、私たち自身の生命維持システムに不可逆的なダメージを与える危険があります。プラネタリー・ヘルス・チェック2025(Planetary Health Check 2025)報告書は、今日、海洋酸性化を新たに含めた9つの限界のうち7つが既に境界を越えていることを示しました。
Pick Up
1348. 食料ロス・廃棄啓発のための国際デー
9月29日は、「食料ロス・廃棄啓発のための国際デー(International Day of Awareness of Food Loss and Waste: IDAFLW)」です。持続可能な開発目標12(責任ある消費と生産)のターゲット12.3の達成まで残り5年となり、食品ロスと廃棄を削減するための行動を早急に加速させる必要があります。
Pick Up
1347. JIRCAS国際シンポジウム2025
2025年10月27日(月)、JIRCAS国際シンポジウム2025『アジアモンスーン地域における農林水産業技術の実装加速化 ―生産力向上と持続可能な食料システム構築に向けた進展と展望―』を、ハイブリッド(一橋講堂およびオンライン)で開催いたします。ご参加登録をお待ちしています。