国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

情報収集分析

国際的な農林水産業に関する動向把握のための情報の収集、分析及び提供

 世界の食料生産、農産物市場、食料需給、栄養供給をめぐる問題は極めて複雑で多岐にわたっており、地球規模の気候変動や国際社会・経済の動きなどの影響を受け絶え間なく変化しています。こうした状況の中、農林水産業が持続的に発展していくためには、現状分析や技術ニーズ調査による課題の把握と将来予測、研究成果の波及効果の分析を進め、これらの結果を研究や技術開発に的確に反映させていくことが非常に重要です。そして、このような取り組みを継続して行うことが、効果的な国際共同研究をうながし、研究開発成果の最大化にもつながります。

プログラムDは、他の3つのプログラムと連携しながら、国際的な研究開発の展開方向を探るために次の研究を実施します:

情報収集分析プログラムの概要

研究成果情報

  • RNA⼲渉法によるバナメイエビ卵⻩形成抑制ホルモン遺伝⼦の発現抑制 (2019)

    バナメイエビにおける卵黄形成抑制ホルモンの遺伝子構造を明らかにし、定量PCR法を構築することにより、体内の遺伝子発現量の変動を把握できる。また、遺伝子情報を基にRNA干渉法を用いることで卵黄形成抑制ホルモンの遺伝子発現を抑制できる。

  • 国内保有マンゴー遺伝資源の多様性および品種特性 (2019)

    国際農研および沖縄県農業研究センターで保存されているマンゴー遺伝資源120点は、SSRマーカーによる系統および遺伝的多様性の解析により、重複を除いた83の異なる遺伝子型に区別され、育成地を反映する3つのグループに分かれる。世界各国に由来するこれらの遺伝情報および品種特性情報は、品種利用の促進や多様性比較の基盤として活用できる。

関連するJIRCASの動き

東南・東アジア地域を対象とした食品ロス・廃棄抑制に関する国際ワークショップへの参加

2019-10-22

令和元年10月17・18日に、東南・東アジア地域を対象とした食品ロス・廃棄抑制に関する国際ワークショップが東京で開かれ、岩永理事長がG20首席農業研究者会議(G20MACS)議長として参加しました。当該国際ワークショップでは、SDGsのターゲットである小売・消費段階における食品廃棄半減及びサプライチェーンにおける食品ロス削減、アジアにおける食品ロス・廃棄抑制に向けた協力とネットワーク化の促進に向けた議論が行われました。

米国ミシガン州立大学の教授が国際農研を訪問

2019-10-03

令和元年10月2日(水)、米国ミシガン州立大学のDr. Brad Day教授、Dr. James Kells教授、筑波大学の渡邉和男教授が国際農研を訪問されました。

関連するイベント・シンポジウム

現地の動き

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    139. 国連食糧農業機関 (FAO): 農産物市場白書 2020

    2020年9月23日、国連食糧農業機関 (FAO)は、「農産物市場白書 2020. 農業市場と持続可能な開発:グローバルバリューチェーン・小規模農民・デジタルイノベーション」を公表しました。
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    138. 世界気象機関: 北極圏の海氷が史上2番目の規模へ縮小

    北極圏の海氷は重要な気候変動指標ですが、夏の溶解のシーズン後に1年で最も小さい規模に達します。世界気象機関(WMO)は、今年、北極圏の海氷が史上2番目の規模へ縮小したと伝えました。尋常でない大気・海水温度の高さにより、熱によって海氷が上からも下からも広範囲に溶解していったことが原因とされています。
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    137. ビル&メリンダ・ゲイツ財団 「ゴールキーパーズ・レポート」

    2020年9月、ビル&メリンダ・ゲイツ財団より、年次報告書『ゴールキーパーズ・レポート』公表にあたり、報告書概要の紹介文を寄稿いただきました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、ワクチン接種率が25週間で約25年分も後退するなど、その波及効果は壊滅的なものとなっています。マーク・スズマンCEOは、COVID-19を歴史に刻み、SDGsに向けた進展を再燃させるために、世界がかつてないほどに団結する必要性を訴えています。
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    136. IMF: 環境保全のためのグリーンリカバリーに投資せよ

    国際通貨基金(IMF)のFinance & Development誌2020年秋号にて、Ulrich Volz教授が論考「環境保全のためのグリーンリカバリーに投資せよ」を寄稿しました。将来のパンデミック再来だけでなく、気候変動という人類に差し迫る危機に対しても備えるための投資の重要性を訴えました。
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    135.農業と保全が交差するアフリカの食料の未来

    2020年9月10日、コロンビア大学Earth Instituteのサイト、State of the Planetにて、論考「農業と自然資本保全が交差するアフリカ食料問題の未来を新たに構想せよ」が掲載されました。我々は食料生産の向上と気候フットプリントの削減・自然資本の保全を両立させ、強靭性かつ持続性を達成する解決法を見つけなければなりません。