現地の動き - 文献レビュー
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文献レビュー
World Agroforestry他共編「クライメート・スマート・アグリカルチャー [Climate-Smart Agriculture: Enhancing Resilient Agricultural Systems, Landscapes, and Livelihoods in Ethiopia and Beyond]」概要
クライメート・スマート・アグリカルチャー(CSA)は、生産性向上と気候変動適応・緩和という3つのゴールを同時に達成しうる技術アプローチを指す概念として認知されるようになってきた。World Agroforestry (ICRAF)が、オレゴン州立大学・メケレ大学・WeForest・JIRCASと共同で編纂した本書は、エチオピアを事例に、学術・研究・政策・普及・開発分野の関係者に対し、サブサハラアフリカ地域において適切なCSA技術・慣行・政策を適用する際の手引きを提供することを目指す。 -
文献レビュー
農業農村技術協力センター(CTA)「アフリカ農業デジタライゼーション〈デジタル革命〉報告書2018-2019年版 [Technical Centre for Agricultural and Rural Cooperation(CTA): The Digitalisation of African Agriculture Report, 2018-2019.」概要
アフリカは、気候変動に対応しつつ、食料・栄養安全保障を達成するために、現状の生産性水準を大きく引き上げる必要にかられている。アフリカ諸国にとり、農場・農家・アグリフードセクター全体に影響を及ぼす農業デジタル革命 (digitalisation for agriculture – D4Ag)は、農業部門の構造変革を加速させるゲームチェンジャーとなりうる。本書は、2019年時点におけるアフリカのD4Agの現状と、今後3-5年間の展望、さらなる発展に必要な対策、等について論じる。