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1376. コペルニクス:2025年は過去3番目に暖かい10月
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1376. コペルニクス:2025年は過去3番目に暖かい10月
コペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、2025年10月は世界的に史上3番目に暖かい10月となり、地上気温の平均は15.14℃で、産業革命以前の1850~1900年の推定平均値より1.55℃高く、2025年4月以来初めて1.50℃を超えました。2025年は、記録上2番目または3番目に暖かい年となることがほぼ確実とされています。
2025年の年間平均気温は1.5℃を超えない可能性もあるものの、過去3年間は例外的な気温を記録しており、2023~2025年の平均気温は1.5℃を超える可能性が高く、1.5℃の上限を超える可能性が高い10年間に入っているとの説もあります。
2025年10月の南緯60度から北緯60度における海面水温(SST)の平均は20.54℃で、この月の記録としては3番目に高い値となりました。北太平洋の大部分では、引き続き平年を大幅に上回るSSTを記録し、西部では記録的な高温を記録しました。一方、中部および東部赤道太平洋では、1991~2020年の平均とほぼ同水準かそれ以下で推移し、ENSO中立から弱いラニーニャ現象への移行を反映しています。
(文責:情報プログラム 飯山みゆき)