現地の動き - Pick Up

現地の動きから検索

  • Pick Up

    1312. 熱波について

    現在、尋常でない熱波が日本を覆っていますが、世界各地で異常気象が観測されています。4年前の2021年8月に公表されたIPCC第 6 次評価報告書・第 1 作業部会報告書(自然科学的根拠)によると、気候変動の加速により、熱波や豪雨、干ばつや洪水等の極端現象の頻度がより高まっていくことが予測されています。昨年、Pick Upでとりあげた熱波の記事を振り返ってみます。
  • Pick Up

    1311. 食料システム変革の機運の高まり

    7月29日、アディスアベバで開催された国連食料システムサミット+4(UNFSS+4)の閉会挨拶で、アミーナ・モハメッド 国連副事務総長は食料システム変革の機運の高まりを称賛し、食料システムが人々・地球・平和・繁栄を実現するための解決策となるべきであると強調しました。
  • Pick Up

    1310. 世界の森林炭素吸収源は20年ぶりの低水準に縮小

    森林は歴史的に、大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収し、地球の気温を調節してきました。しかし、世界資源研究所(WRI)のグローバル・フォレスト・ウォッチ(GFW)等の新たな分析によると、2023年と2024年の森林火災により、世界の森林炭素吸収源は、火災と継続的な森林伐採により、少なくとも20年ぶりの低水準に縮小しました。
  • Pick Up

    1309. 経済発展水準とエネルギー消費・肥満の関係

    世界的な経済発展は、肥満および関連する健康問題の蔓延と関連しています。PNAS誌で公表された研究は、多様な生活様式および経済圏に属する6大陸の成人4,213人を対象に、エネルギー消費量と肥満を調べ、経済発展に関連する肥満において、食事摂取量がエネルギー消費量の減少よりもはるかに大きな役割を果たしていることを示しました。
  • Pick Up

    1308. 国連食料システムサミットフォローアップ会合サイドイベントの報告

    国連食料システムサミット+4(UNFSS+4)において、国際農研は、日本の農林水産省、エチオピア農業研究機構(EIAR)、ウガンダ水環境省、ベトナムガーデニング協会、味の素株式会社、Greein株式会社、FAO森林局とともに、対面形式によるサイドイベントを開催しました。
     
  • Pick Up

    1307. 国連食料システムサミットフォローアップ本会合開会

    7月28日、エチオピアのアジスアベバで、国連食料システムサミット+4(UNFSS+4)の本会合が始まり、食料システム研究分野において著名な専門家によるパネル討論を交えた特別セッションが数多く開催されました。
  • Pick Up

    1306. 国連食料システムサミットフォローアップ会合でサイドイベントを開催しました

    7月27日、国連食料システムサミット+4(UNFSS+4)において、国際農研は、日本・エチオピア・ベトナム・ウガンダのパートナーとともにサイドイベントを開催しました。
  • Pick Up

    1305. 持続可能な開発目標に向けた進捗状況

    国連事務総長による報告書は、2015年に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されて以来10年間の進捗状況を世界規模で概観し、断固たる行動が必要な分野を明らかにしています。2015年以降、SDG2 に関しては、子どもの発育阻害と消耗症の減少、そして幼児の食生活の多様性の緩やかな向上で改善が見られますが、飢餓と食料不安は深刻化しており、小規模生産者は依然として、大規模農家に比べて大幅に収入が少ない状況です。報告書は、2030アジェンダ達成において、とりわけ食料システム変革の重要性を強調しています。
  • Pick Up

    1304. 致命的な暑さと湿気

    気候変動は、異常な暑熱現象の頻度増加と湿度の変動が相まって、直接的および間接的な健康リスクの悪化、エネルギー資源の逼迫、そして経済損失につながるため、世界の健康をますます脅かしています。Annual Review of Environment and Resources誌で発表された文献レビューは、1990年以降の猛暑と湿度の現象を調査し、特に脆弱で資源の乏しい地域において、ますます深刻な地球規模の健康リスクをもたらしていることを明らかにしました。
  • Pick Up

    1303. 変革をもたらす食料システム全体のガバナンス

    食料システムは、世界中の人々に健康的な食生活を公平に提供し、持続可能な生活を支え、環境保護を確保することに課題を抱えています。Nature Food誌の論考は、これらの問題を解決するために食料システム全体のガバナンスを見直すアプローチを提案しています。
  • Pick Up

    1302. 国連食料システムサミットフォローアップ会合サイドイベント

    国連食料システムサミット+4(UNFSS+4)は、7月27日から29日まで、エチオピアのアディスアベバで開催されます。国際農研は、日本・エチオピア・ベトナム・ウガンダのパートナーとともにサイドイベントを開催し、地球規模課題の解決目標を掲げつつ、地域の事情に合わせ、生産者による科学技術イノベーション採択を支援するために設計されたツールの適用事例を紹介する予定です。
  • Pick Up

    1301. 気候変動に対する制度的な適応の課題

    適応策には、迅速かつ適応力のある制度が必要です。気候災害の頻度が増大する傾向の中、より体系的な制度的適応が求められます。Nature Climate Change誌の論説を紹介します。
  • Pick Up

    1300. 第2回国連食料システムサミット・フォローアップ会合(UNFSS+4)

    第2回国連食料システムサミット・フォローアップ会合(UNFSS+4)は、10日後の2025年7月27日から29日まで、エチオピアのアディスアベバで開催され、食料システム変革を通じた気候変動・生物多様性・栄養・飢餓・貧困問題の解決、およびインパクト測定に関する進捗の評価を行う予定です。
  • Pick Up

    1299. ネットゼロにおける気候変動の地球システム規模インパクトへの配慮

    二酸化炭素排出量実質ゼロの目標達成に伴う気候変動に関する議論の多くは、排出停止後の地球平均気温の変化に焦点を当てる傾向がありました。Communications Earth & Environment誌の論説は、急速な脱炭素化が達成されたとしても、海面上昇や海洋温暖化といった気候変動の長期的な影響は依然として続く可能性が高いとし配慮の必要性を提案します。
  • Pick Up

    1298. 気候変動対策における自然に基づく解決策の貢献

    21世紀、人類は、史上前例のない、科学的予測をはるかに超えた気候変動の影響と生物多様性の喪失の深刻化に直面しています。Scientific Reports誌の論説は、環境への影響を軽減するための戦略的、効果的、かつ持続可能なアプローチとして、自然に基づく解決策(Nature-based solutions:NbS)の役割について論じています。
  • Pick Up

    1297. 熱波の定義

    地球温暖化が進むにつれ、猛暑の影響はさらに拡大すると予想されており、効果的な早期警報システムの構築が緊急性を帯びています。The Lancet Planetary Healthの論説は、強度に基づく適切な熱波の定義の必要性を訴えました。
  • Pick Up

    1296. 東南アジア連絡拠点だより:東南アジアの人口

    7月11日は世界人口の日です。国連世界人口推計2024年版を用いて、東南アジアの人口を調べてみました。
  • Pick Up

    1295.史上3番目に暖かい6月 – 両半球で極端な気温が続く中、ヨーロッパでは熱波が発生

    コペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、2025年6月は史上3番目に暑い6月となりました。西ヨーロッパ全体では記録上最も暑い6月となり、2025年6月中旬と下旬に発生した熱波は、広い地域で体感気温が38℃を超えた「非常に強い熱ストレス」、ポルトガルの一部では体感気温が48℃前後に達する「極度の熱ストレス」状況をもたらしました。
  • Pick Up

    1294. ササカワ・アフリカ財団「アフリカの農業普及の新たな展望―国際援助の転換とデジタル技術の進展がもたらす変化」ウェビナーへの登壇

    7月24日、ササカワ・アフリカ財団は、「アフリカの農業普及の新たな展望―国際援助の転換とデジタル技術の進展がもたらす変化」と題したウェビナーをIFPRI/ AFAASとの協力で開催します。国際農研からは、小出主任研究員がパネルセッションに登壇します。
  • Pick Up

    1293. 地球の限界の尊重と人類幸福度向上の両立

    私たちの世界は、環境、健康、安全保障、そして社会の危機が重なり合う状況に直面しています。システムモデリングを用いて、人間による環境への圧力のオーバーシュートに関する問題に取り組むEarth4Allイニチアチブによる最新の論文は、エネルギー、食料・土地システム、不平等、貧困、ジェンダー平等という5つの転換策を提案しました。