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1219. 森林-食料安全保障に不可欠な生態系
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1219.森林-食料安全保障に不可欠な生態系
2025年『国際森林デー』(International Day of Forests)(3月21日)のテーマは、「森林と食料」です。
森林は、果物、種子、根、野生の肉など、先住民や農村コミュニティの基本的な資源となる必須の食料を提供します。世界中で 50 億人以上の人々が、食料、医薬品、生活のために森林および非木材林産物を利用しています。
森林の役割はそれだけではありません。森林は重要なエネルギー源であり、20 億人以上の人々が調理に木材やその他の伝統的な燃料に依存しています。一部の国や地域では、森林と樹木が農村世帯の収入の約 20% を占めています。花粉媒介者を宿すことで、森林は農業にとって重要な役割を果たし、土壌の肥沃化、気候調節、生物多様性の保全に役立っています。さらに、森林に覆われた流域は、世界の主要都市の 85% 以上に淡水を供給しています。
しかし、これらの生態系は危険にさらされています。森林破壊により毎年 1,000 万ヘクタールが失われ、約 7,000 万ヘクタールが火災の影響を受けています。私たちの森林を保護し、回復することは緊急かつ必要であり、地球と将来の世代の幸福は森林にかかっています。「森林と食料」を守りましょう。
(文責:情報プログラム 飯山みゆき)