現地の動き - Pick Up

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    607. 本日、TICAD8公式サイドイベント開催

    8月27日・28日にチュニジアで開催された第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、日本政府はアフリカを「共に成長するパートナー」と位置付け、「人への投資と成長の質を重視する」と表明しました。開会式において、セネガル大統領は、食料・農業生産とバリューチェーンの拡大の必要性について述べ、日本と大陸の間での技術移転・人的資源活用・官民連携のWin-Winな関係、およびイノベーションを通じた課題解決への期待を述べられました。本日17時、いよいよオンラインイベント「アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題」が開催されます。

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    606. TICAD8公式サイドイベント「アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題」火曜日開催・本日16時登録締切

    サブサハラ・アフリカは成長する農業セクターを有するにもかかわらず、農業輸入に依存しています。その原因の一つが、肥沃度が低くかつ多様な土壌類型にあるとされ、この制約を克服するには、土壌の性質をしっかり理解し、作物生産性向上と土壌保全を両立する技術開発が必要となります。明日開催されるオンラインイベント「アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題」では、土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題について、民間・NGO 関係者と議論します。
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    605. サブサハラ・アフリカにおける農業生産性改善の課題

    明日27日・明後日28日は、いよいよTICAD8会議が開催されます。アフリカ開発のアジェンダは農業だけに限りませんが、農村および都市で栄養ある食料を供給し、経済構造転換を促進するうえで、農業生産性の向上は不可欠です。今回は、アフリカ農業研究の第一人者であるThomas Jayneミシガン州立大学教授・Pedro Sanchezフロリダ大学教授が、昨年Science誌で発表した論文を参考に、サブサハラ・アフリカ農業の最大の課題である農業生産性向上の重要性について紹介します。
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    604. TICAD 8 サイドイベント「健全な土壌とアフリカの食料安全保障」開催報告

    8月5日、ササカワ・アフリカ財団 (SAA)主催、国際農林水産業研究センター(国際農研)共催で、オンラインにてTICAD 8 サイドイベント「健全な土壌とアフリカの食料安全保障 ―環境再生型農業の可能性―」を開催いたしました。このたび、開催報告 とビデオがササカワ・アフリカ財団のウェブサイトでアップされました。
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    603. アジア・アフリカ テクノロジー・ショーケース

    このたび、近年国際農研が実施した共同研究の成果を中心に、アジアモンスーン地域およびサブサハラ地域での活用が期待される持続可能な食料システムの構築に貢献しうる技術をとりまとめました。本ショーケースに掲載される技術が、多様な関係者の参考となり、持続可能な食料システムの変革の一助となれば幸いです。
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    602. JIRCAS-FFTCワークショップ「アジア太平洋地域におけるサトウキビ産業の未来に向けたサトウキビ研究の技術革新とネットワーク形成」の参加登録受付開始

    国際農研とアジア太平洋食糧肥料技術センターが共催するサトウキビワークショップの参加登録受付が始まりました。サトウキビの育種には長い時間がかかり、サトウキビの育種家は、10年以上先のサトウキビ生産と産業のあるべき姿をできる限り明瞭に思い浮かべる必要があります。本ワークショップでは、サトウキビ生産と産業の具体的なニーズと課題を抽出し、将来のサトウキビ産業のための新しい品種を生み出す育種の方向性について議論します。
     
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    601. TICAD Weeks

    今週末は第8回アフリカ開発会議(TICAD8)が開催されます。このPick Upで既に何度かお知らせしていますが、8月30日には、「アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題」と題したイベントを開催します。また、今週から来週にかけ、アフリカ開発にかかわる多くの関係機関がオンライン等でイベントを行います。ぜひ、この機会にアフリカ農業の課題に触れてみてください。
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    600. 「成長の限界」から50年

    今年2022年は、1972年にローマクラブが「成長の限界(Limits to Growth)」を発表してから50年目にあたります。今日、異常気象の頻発化による気候の緊急事態が現実化し、国際社会は人獣共通感染症であるCOVID-19、格差の拡大、そして戦争の危機に直面しています。50年の節目は、これまでの経緯を振り返り、さらに今後の見通しを検討する上で、重要な時期であるともいえます。
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    599. 気候変動モデルの予測を超える熱波の発現

    この7月は、ラニーニャ現象にもかかわらず、記録的に暑い7月であったようです。ヨーロッパのコペルニクス気候変動サービスは、地表上の気温は史上3番目内、アメリカ海洋大気庁は史上6番目の暑さ、と報告しました。Nature誌に発表された論考では、ここ最近の異常な熱波は、気候変動モデルが予測するよりも実際に早いタイミングで観察されているとしています。
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    598. 肥料価格の国際動向、肥料有効活用のイノベーション

    ここのところ燃料価格の上昇を受けて化学肥料価格が高騰しており、中期的に世界食料需給を逼迫させる可能性があります。7月下旬、世界銀行のブログは、生産者による肥料へのアクセスと適正な価格を保障する必要性を訴え、肥料使用あたりの生産性向上を可能にするベストプラクティスや技術開発イノベーションへの投資を呼びかけました。8月30日(火)に国際農研が主催するTICAD8公式サイドイベントでは、国際農研がマダガスカル・ブルキナファソで展開してきた肥料有効活用のイノベーションについて紹介します。

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    597. 山のエコシステムの重要性

    明日8月11日は「山の日」です。山は生物学的・文化的多様性および伝統的知識の中心的役割を担っていますが、気候変動と環境劣化の影響にかつてないほどさらされるようになっています。こうした変化は、水の供給、エネルギー生産、エコシステムの統合性、農業・森林生産性に影響をおよぼしかねません。地域・地球規模において、気候変動の影響を緩和し、山のエコシステムを保全するイニシアチブが求められています。
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    596. 食費上昇の生活へのインパクト

    国連による報告書の分析によると、食料価格が10%上昇すると、最貧困層の所得を5%引き下げるとし、こうした世帯が通常ヘルスケアに費やす額相当の所得が失われるほどの影響を及ぼします。現在の危機は全ての人々が直面する問題でありつつ、そのインパクトを最も受ける社会層のニーズを見極め、国際社会ができることから解決に取り組んでいく必要があります。
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    595. 2022年7月 世界食料価格動向

    国連食糧農業機関(FAO)は、8月6日、世界食料価格動向を公表、史上最高値を記録した3月から4か月連続で下落しましたが、1年前の水準からは13%高水準にとどまったと報告しました。この下落は、とりわけ植物油と穀物価格指標の大幅な下落を反映しています。
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    594. TICAD8公式サイドイベント「アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題」のオンライン登録が本日より開始

    本日、ササカワ・アフリカ財団主催・国際農研共催のTICAD8公式サイドイベント「健全な土壌とアフリカの食料安全保障:―環境再生型農業の可能性―」が開催されます。また、本日より、国際農研主催で8月30日に開催されるもう一つのTICAD8公式サイドイベント「アフリカ農学と土壌肥沃度・貧栄養土壌管理の課題」のオンライン登録が開始されます。参加登録をご検討いただければ幸いです。
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    593. アフリカ農業研究特設ページ開設

    2022年8月27日及び28日に第8回アフリカ開発会議(TICAD8)が開催されます。これに合わせて、国際農研Webサイト上にアフリカ研究特設ページを作りました。国際農研が行っているアフリカに関連する研究の紹介に加えて、アフリカの現状、農林水産業の動向に関する最新情報を提供します。是非ご活用ください。
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    592. TICAD8公式サイドイベント「健全な土壌とアフリカの食料安全保障:―環境再生型農業の可能性―」 金曜日開催・明日17時登録締切

    明後日金曜日はいよいよ、オンラインイベント「健全な土壌とアフリカの食料安全保障:―環境再生型農業の可能性―」が開催されます。このたび、TICAD8公式サイドイベントとして登録されました。イベントでは、世界的に著名な土壌学・農学研究者による基調講演に加え、アフリカにおける土壌研究技術開発や普及・政策に取り組む関係者が、アフリカのコンテクストにおける健全な土壌、および健全な土壌を通じた食料安全保障と環境持続性を実現する協力体制の在り方を議論します。
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    591.国際農研招聘研究員の齋藤和樹氏が、第七回 食の新潟国際賞 21世紀希望賞を受賞

    食と農業に関する分野での問題解決などに尽力した人に贈られる食の新潟国際賞の受賞者が7月28日に発表されました。今年は5人が受賞、国際農研 招聘研究員の齋藤和樹氏は21世紀希望賞を受賞されました。
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    590. 持続的な環境へのアクセスは普遍的人権

    7月18・19日にイギリスで史上初の40℃を超える熱波が報告されたように、気候変動の影響は次第に明らかになりつつあります。7月28日、国連総会にて、クリーンかつヘルシーで持続的な環境へのアクセスを普遍的人権であるとする議決が採択されました。国連は、人類が直面する環境への3重の脅威 -気候変動・汚染・生物多様性喪失- は、それぞれ原因と影響は異なるものの相関しあっており、地球の未来のために同時に解決される必要があると訴えました。
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    589. 2022年アース・オーバーシュート・デイ

    昨日7月28日は、2022年のアース・オーバーシュート・デイでした。昨年は8月2日でしたが、それよりも5日早まっています。我々は現在、気候変動と生物学的資源の制約に直面しており、あらゆる手段を講じることで、より強靭な社会を構築する必要があります。その中でも、食(Food)に関しては、食料生産における資源利用の非効率性を解消すること、及び食料廃棄物・ロスの解消に取り組むこと、が課題になります。
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    588. 土水路や畦畔法面の崩落を防ぐ植物根系の土壌緊縛力

    国際農研は、ガーナにおいて、土水路や畦畔の地表面を自生植物で被覆することで、水田水利施設を補強する技術に取り組んでいます。被覆植物の地上部は雨滴侵食を防止する被覆効果、地下部は亀裂や崩落を防止する土壌緊縛効果と大きく関連します。自生植物3種を供試し、土壌緊縛力を発現するまでの期間、植生の有無による土壌緊縛力の違い、強度増強の発生機序に関する知見を得たので紹介します。