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920. 温暖化のもとで雪氷圏の直面するリスク

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920. 温暖化のもとで雪氷圏の直面するリスク

COP28において、世界気象機関(WMO)は2023年10月末までに、世界の平均気温が産業革命前と比べておよそ1.4℃上昇し、1年間の平均気温が観測史上最高になるとする暫定的見込みを発表しました。

報告書はまた、海洋の温暖化や氷河溶解により、1993年からの10年間に比べ、2013年から10年間の海面上昇の速さが2倍になっていると発表しました。

2023年雪氷圏白書(STATE OF THE CRYOSPHERE REPORT 2023)は、地球温暖化2℃によって、世界の氷床・氷河・永久凍土は不可逆的なダメージを被り、人類・社会・自然に壊滅的な影響をもたらしかねない、と警鐘を鳴らしています。 研究者らは、あまり時間が残されていないとし、気候アクション・システム的な変化の実施を加速することを強く求めました。

 

(文責:情報プログラム 飯山みゆき)

 

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