現地の動き

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1056. 2023年の夏は過去2000年間で最も暑かった

欧州コペルニクスより過去13か月間は観測史上最も暑いと報告されたところですが、Nature誌で公表された論文は、2023年の夏が過去2000年間で最も暑く、西暦 536年の条件で再現された最も寒い夏を比較し、気温変動の最大幅を 3.93 °Cと推計しました。
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1055. 2024年6月 世界食料価格動向

国連食糧農業機関(FAO)は、7月5日、世界食料価格動向を公表しました。2024年6月の値は平均120.6ポイントで、前月とほぼかわらず、食用油・砂糖・乳製品価格の上昇を穀物価格の下落が相殺しました。この値は前年比で2.1%低く、歴史的に最高値160.3ポイントを記録した2022年3月に比べ24.8%低い値にとどまりました。
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1054. 2023年カナダ森林火災のインパクト

6月27日、世界資源研究所(WRI)によると、カナダの記録的な2023年森林火災は、世界の航空部門が排出するカーボンの4倍に相当する30億トンもの二酸化炭素を排出しました。
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1053. 近年におけるアグリフードシステム研究の動向

人工知能(AI)を使い、過去13年にわたる世界でのアグリフードシステム研究動向を分析したレポートは、アグリフードシステムの研究は60%増加したにもかかわらず、貧困かつ飢えに苦しみ、気候変動に最も脆弱な国々での研究が極めて少ないことを示しました。
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1052. 農業分野における炭素貯留

近年、気候変動緩和対策において農業分野における炭素貯留に大きな期待が集まっています。6月19日、Nature誌の論説は、収量向上しつつ炭素貯留を促進する農法開発の取り組みを紹介しました。
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1051. 気候変動にまつわる8つの神話を論破せよ

世界中で史上最高気温の更新が伝えられています。一方、気候変動を根拠のない話として受け流す人々も未だに多いようです。国連環境計画は、気候変動に関する8つの議論(Myth:神話、根拠のない作り話)について取り上げ、論破しました。
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1050. 農業における水問題への対応

現在とは全く異なる気候が予測される未来において、水不足は農業に多大な影響をもたらしかねません。6月19日、Nature誌の論説は、農業における水問題に緊急に対応する必要性を述べ、作物の干ばつ耐性を向上する、あるいはもともと乾燥した条件で生存できる作物品種を選抜していくことの必要性を訴えました。
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1049. 国際熱帯デー

明日、6月29日は「国際熱帯デー」です。石垣島にある国際農研の熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、気候・地理的条件を活かした基盤的・基礎的な研究に取り組むと同時に、遺伝資源の保存・管理や南西島嶼向け作物の品種育成を通じて国内農業にも貢献しています。
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1048. 東南アジア連絡拠点だより:タイ産マンゴー

週末の6月29日は国際熱帯デーです。熱帯地域であるタイはトロピカルフルーツがとても豊富で安くおいしいです。今回は、そんなトロピカルフルーツの中でタイ産のマンゴーについて紹介します。
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1047. 世界規模の世論調査で80%の人々が気候変動対策強化を支持

国連開発計画(UNDP)、オックスフォード大学および民間調査会社GeoPollが実施した世界規模の世論調査(the Peoples’ Climate Vote 2024)によると、回答者の80%が気候危機に対する政府による対策強化を支持しました。
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1046. 2024年 世界漁業・養殖業白書

6月7日、2024年 世界漁業・養殖業白書(FAO SOFIA)が公表され、世界の漁業・養殖業生産量が記録を更新し、水生動物生産において養殖業が捕獲漁業を初めて上回ったと報告しました。
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1045. どこまで耐えられるか、危険な熱波(再掲)

世界中で熱波が報告されています。今日は、以前紹介した、2023年にPNAS誌で発表された人類の熱波に対する限界についての論稿を再掲します。
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1044. 持続可能な開発目標(SDGs)を2050年まで延長すべき

6月17日、Nature誌において、著名な科学者らが、持続可能な開発目標(SDGs)を2050年まで延長すべきと表明、そのロードマップを提案しました。
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1043. 過去12か月間は最も暑い1年間

アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、2024年5月は観測史上最も高い月別気温を記録し、過去12か月間の月別気温を更新し、最も暑い1年間となりました。
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1042. 過去40年間にわたり世界の一酸化二窒素排出は大幅に上昇

6月11日、Global Carbon Projectは、世界の一酸化二窒素(N2O)収支を発表、過去40年間にわたり世界の一酸化二窒素排出は大幅に上昇し、その増加の主な原因として、人為的な排出が40%増加したことが指摘されました。農業由来の排出が最大の排出源とされました。
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1041. タイの多様なコメ食文化

6月18日は「持続可能な食文化の日(Sustainable Gastronomy Day)」です。東南アジア連絡拠点のあるバンコクから、タイの多様なコメ食文化について紹介します。
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1040. 砂漠化および干ばつと闘う世界デー

6月17日は砂漠化および干ばつと闘う世界デーです。30年前の1994年6月17日に「国連砂漠化対処条約(United Nations Convention to Combat Desertification:UNCCD)」が採択されたことに伴い定められました。
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1039. 環境パフォーマンス指標

イェール大学の研究者が中心となってとりまとめた、2024年環境パフォーマンス指標(The 2024 Environmental Performance Index (EPI) )は、国レベルの気候変動対策や環境・エコシステム保全関連に関する政策パフォーマンスを評価し、180か国をランキングしました。 
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1038. 気候変動関連の最新指標

The Indicators of Global Climate Change (IGCC) イニシアチブは、 IPCCの手法に沿って、世界気候に関する最新指標を更新して発表しています。推計された指標によると、人為的な温暖化は観測以来、かつてないスピードで進行している一方、過去10年間の二酸化炭素排出増加率は、2000年代に比べて減速しており、社会的選択を通じて減速を継承していくことが可能であることを示唆しています。
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1037. 大気中の二酸化炭素濃度が観測史上最速ペースで上昇

アメリカ海洋大気庁(NOAA) とスクリップス海洋研究所は、6月6日、マウナロア観測所において、大気中の二酸化炭素濃度が観測史上最速ペースで上昇したと発表しました。