環境・資源

環境負荷低減や資源循環に資する技術の開発

地球の環境は今、大きな危機に直面しています。地球の限界を示す「プラネタリーバウンダリー」の多くがすでに安全な範囲を超え、環境の回復力が弱まっています。さらに、国際情勢の不安定化により環境対策や資源管理に関する国際協力が進みにくくなり、開発途上地域では環境悪化と食料不足が同時に深刻化しています。

このような複雑な課題に対応するには、農業・森林・水資源などを個別に捉えるのではなく、それらの相互関係を踏まえて統合的に考えることが重要です。本プログラムでは、こうしたつながりに着目し、環境と生産のバランスを取りながら、気候変動の影響の緩和と適応を同時に進めるための方法を探ります。さらに、現場での技術開発と政策形成を結び付け、SDGsや日ASEANみどり協力プランなどの国際的な枠組みに貢献することで、開発途上地域における資源の持続可能な管理と、環境と調和した持続可能で強靭な農林水産業・食料システムの構築を目指します。

具体的には、環境にやさしい作物の開発、水田・畑作・畜産を組み合わせた効率的な資源利用、未利用バイオマスの活用、気候変動に強い森林づくり、島嶼地域の資源管理、節水型農業技術の開発などに取り組みます。

これらの成果は、現場で活用できる技術として普及させるとともに、国際的な政策にも反映していきます。各国の研究者や地域の人々と協力しながら、環境と調和した持続可能な食料システムの実現に貢献していきます。

 

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2026年7月13日、国際農研(JIRCAS)は、農研機構(NARO)およびアジア太平洋食糧肥料技術センター(FFTC)との共催により、国際ワークショップ「2026 JIRCAS-NARO-FFTC Joint International Workshop on Soil Health and Multifunctionality: Integrating Science and Practice for a Sustainable Future」をつくば国際会議場で開催しました。

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