環境・資源
環境負荷低減や資源循環に資する技術の開発
地球の環境は今、大きな危機に直面しています。地球の限界を示す「プラネタリーバウンダリー」の多くがすでに安全な範囲を超え、環境の回復力が弱まっています。さらに、国際情勢の不安定化により環境対策や資源管理に関する国際協力が進みにくくなり、開発途上地域では環境悪化と食料不足が同時に深刻化しています。
このような複雑な課題に対応するには、農業・森林・水資源などを個別に捉えるのではなく、それらの相互関係を踏まえて統合的に考えることが重要です。本プログラムでは、こうしたつながりに着目し、環境と生産のバランスを取りながら、気候変動の影響の緩和と適応を同時に進めるための方法を探ります。さらに、現場での技術開発と政策形成を結び付け、SDGsや日ASEANみどり協力プランなどの国際的な枠組みに貢献することで、開発途上地域における資源の持続可能な管理と、環境と調和した持続可能で強靭な農林水産業・食料システムの構築を目指します。
具体的には、環境にやさしい作物の開発、水田・畑作・畜産を組み合わせた効率的な資源利用、未利用バイオマスの活用、気候変動に強い森林づくり、島嶼地域の資源管理、節水型農業技術の開発などに取り組みます。
これらの成果は、現場で活用できる技術として普及させるとともに、国際的な政策にも反映していきます。各国の研究者や地域の人々と協力しながら、環境と調和した持続可能な食料システムの実現に貢献していきます。
関連するJIRCASの動き
MAHA 2026に出展し、次世代バイオマス技術の社会実装に向けた成果を発信
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、2026年8月28日から9月1日にかけてマレーシアで開催されたマレーシア農業博覧会「Malaysia Agriculture, Horticulture and Agrotourism Show 2026(MAHA 2026)」にマレーシア理科大学(USM)の協力を得て出展し、未利用バイオマスの有効活用を通じた次世代バイオマス技術に関する研究成果と社会実装に向けた最新の取り組みを発信しました。
令和8年度こども霞が関見学デーに出展し、パーム油と環境問題をテーマに講演
2026年7月29日、文部科学省が主催する「令和8年度こども霞が関見学デー」が文部科学省(東京都千代田区)で開催され、親子連れを中心に多くの参加者が訪れました。国際農研は、つくば市出展ブース「ポテチの油と地球を守れ!~熱帯雨林からのSOS!超難問を最先端技術とアイデアで解決~」に協力し、情報・戦略プログラムディレクターの大森圭祐が講師を務めました。
プレスリリース
関連するイベント・シンポジウム
第57回 熱研市民公開講座「水不足に負けないサトウキビづくり ~ 地下灌漑が支える未来の農業 ~」
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石垣市健康福祉センター2階 視聴覚室(907-0004 沖縄県石垣市登野城1357-1)