⽣物的硝化抑制(BNI)技術を活⽤した持続的農業⽣産システムの構築【BNI構築】
関連プログラム
環境・資源
2026-09-02
背景
化学肥料に依存した近代農業は、高収量を実現する一方で、反応性窒素の過剰な流出を通じて水質汚染や一酸化二窒素排出などの環境負荷を高めてきました。特に窒素肥料の投入量が多い地域では、資源利用効率の低さと温室効果ガス排出の増大が課題となっています。国際農研は、作物と土壌微生物の相互作用により硝化を抑制する生物的硝化抑制(BNI)を見出し、BNI強化コムギの開発を進めてきました。今後、BNI強化作物の対象種や活用体系を広げ、窒素利用効率の向上と環境負荷低減を両立する持続的な食料生産システムの構築が求められています。
プロジェクト目標
作物と⼟壌微⽣物の相互作⽤であるBNIを活⽤した窒素利⽤効率の向上により、⾷料⽣産システムの⽣産性と持続性の向上を図ります。あわせて、BNI国際コンソーシアムを通じた研究ネットワークを活⽤しながら、BNI強化作物の範囲拡⼤と活⽤を促進する研究開発を進めます。
研究課題構成
- BNI強化作物の活⽤による⾷料⽣産システムの構築
- BNI国際コンソーシアムを活⽤した国際的ネットワーク構築
対象国
インド、メキシコ、ネパール、ブラジル、アフリカ諸国、コロンビア、南米諸国、世界各国
成果の対象者・受益者
コムギ、トウモロコシ、ソルガム、雑穀等の畑地作物に関わる研究者及び⽣産者、Brachiaria (Urichloa ) を使⽤する牧畜関係者、関連⾷料システム関係者、環境負荷に伴う対策を⾏う⾏政等
プロジェクトリーダー
吉橋 忠(⽣物資源・利⽤領域)