アフリカ

アフリカ(ラテン語: Africa)は、広義にはアフリカ大陸およびその周辺のマダガスカル島などの島嶼・海域を含む地域の総称で、六大州の一つ。阿州。漢字表記は阿弗利加。(DBpediaより引用)

関連するJIRCASの動き

第10回「世界水フォーラム」に研究成果を出展しました

2024年5月18日~ 25日、インドネシア共和国のバリ島で開催された第10回世界水フォーラムに国際農研の研究成果である間断灌漑(AWD)、スバック研究等を出展し、各国の研究者、行政、学生(中学生~大学生)等、多くの来場者に説明を行いました。

TICAD30周年記念公式サイドイベント「アフリカの持続的で強靭な食料システム構築に向けて」を開催しました

令和5年12月1日(金)、国際農研はTICAD30周年記念公式サイドイベント「アフリカの持続的で強靭な食料システム構築に向けて」をハイブリッド開催しました。

関連する現地の動き

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    902. TICAD30周年記念公式サイドイベント 「アフリカの持続的で強靭な食料システム構築に向けて」

    12月1日、国際農研はハイブリッドで「アフリカの持続的で強靭な食料システム構築に向けて」を開催します。日本政府の主導で1993年に始まったTICAD(アフリカ開発会議)30周年記念公式サイドイベントでもある本イベントでは、アフリカの農林水産業に関する課題と日本の貢献、国際共同研究の歴史と現状、研究ニーズについて紹介したうえで、作物、水資源、土壌、微生物、農業経営、栄養供給の観点から、アフリカ農業の多様性、それゆえに配慮すべき点や今後の国際共同研究などについて議論します。
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    758. 貧栄養なアフリカの土壌における効果的な堆肥施用法の確立に向けて

    肥料資源の枯渇・高騰が続く中、アフリカに広く分布する貧栄養土壌での食料増産を達成するために、地域で利用可能な有機物資材に由来する堆肥の利用が注目されています。堆肥を利用して作物生育を効率的に向上するには、どこにどのような堆肥を撒けば良いのかを知ることが重要です。国際農研とアンタナナリボ大学の研究チームは、マダガスカルの貧栄養な水田圃場におけるイネ栽培試験を行い、堆肥を水田に撒いた時に増収効果がより期待できる水田土壌の特性や、増収効果を高める堆肥の特性を明らかにしました。
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    615. アフリカの持続的なコメ生産に関するField Crops Research特集号

    CGIARセンターの1つであるアフリカライスセンター(Africa Rice Center、旧WARDA)の50周年を記念し、国際に著名な研究雑誌であるField Crops Research(エルゼビア社)に特集号「Sustainable productivity enhancement of rice-based farming systems in Africa」が発表されました。今回の特集号の論文はアフリカ稲作に関する最先端の研究を行っている研究者らによって19本の論文が執筆され、国際農研の研究員も2つの論文に貢献しました。
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    591.国際農研招聘研究員の齋藤和樹氏が、第七回 食の新潟国際賞 21世紀希望賞を受賞

    食と農業に関する分野での問題解決などに尽力した人に贈られる食の新潟国際賞の受賞者が7月28日に発表されました。今年は5人が受賞、国際農研 招聘研究員の齋藤和樹氏は21世紀希望賞を受賞されました。
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    583. イベント「健全な土壌とアフリカの食料安全保障 ―環境再生型農業の可能性―」ポスター完成

    先日、Pick Upでも周知させていただきましたように、8月5日(金)、ササカワ・アフリカ財団 (SAA)主催、国際農林水産業研究センター(国際農研)共催で、オンラインにてTICAD 8 サイドイベント「健全な土壌とアフリカの食料安全保障 ―環境再生型農業の可能性―」を開催します。このたび、イベントのポスターが完成いたしました。ぜひご覧ください。

刊行物

広報JIRCAS (7)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 7 ( )

jircas7-_-.pdf4.33 MB

JIRCASニュース(87)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, JIRCASニュース. 87 ( )

jircas_news-87_-.pdf2.98 MB

JIRCAS Newsletter(87)

Japan International Research Center for Agricultural Sciences, JIRCAS Newsletter. 87 ( )

jircas_newsletter-87_-.pdf2.38 MB

Manual for Improving Rice Production in Africa - Development of Low Cost Irrigation Facility applicable to Africa -

Japan International Research Center for Agricultural Sciences, Kwame Nkrumah University of Science and Technology, マニュアル・ガイドライン. Manual_for_Improving_Rice_Production_in_Africa ( )

Manual_for_Improving_Rice_Production_in_Africa2.1 MB

熱帯農業地域における重要研究問題とその背景 : 平成2年度国際研究企画検討会資料

大野芳和, 石原修二, 牛腸英夫, 大角泰夫, 濱村邦夫, 尾和尚人, 宮重俊一, 加藤清昭, 熱研資料. 86 ( )

nekken_shiryo86-_-.pdf29.14 MB

関連するイベント・シンポジウム

研究成果情報

  • 含水比に基づくリン施肥診断に有効な水田土壌のリン吸着能の簡易推定法(2023)
    リン肥料の施肥効率にかかわる水田土壌のリン吸着能は、密閉容器内で飽和食塩水(飽和塩化ナトリウム水溶液)とともに1週間静置した土壌の含水比によって高い精度と再現性で推定できる。危険な試薬や高価な機器を要する化学分析を必要としないため、分析環境が十分に整わないサブサハラアフリカなどにおいても、リン肥料を優先的に施用する圃場を選別するために利用できる。
  • 水稲へのリン浸漬処理P-dippingは冠水害の回避にも有効(2023)
    リン欠乏水田で高い施肥効果を発揮するリン浸漬処理P-dippingは、水稲の生育日数を短縮して低温ストレスリスクを軽減するだけではなく、初期生育を改善するため、突発的な水位上昇にともなう冠水害の回避にも有効である。さらに、P-dippingと組み合わせることで、窒素施肥の効果が大きくなることから、P-dippingは様々な圃場環境や窒素施肥に効果的な技術である。
  • 水稲へのリン浸漬処理P-dippingは4.5~6.5葉程度の苗を用いると増収効果が高い(2023)
    水稲の移植時に、リン肥料を混ぜた泥を苗の根に付着させるリン浸漬処理P-dippingでは、葉齢が4.5~6.5葉程度の苗を用いることで、最も高い増収効果が得られる。葉齢が4.5程度より小さい場合には苗の根に付着するリン量が少なく、6.5程度より大きい場合には肥料焼けにともなう苗の植え傷みが生じることで、P-dippingによる増収効果が低くなる。
  • 有効土層の薄い土壌型プリンソソルにおけるソルガムの特異な施肥応答(2023)
    西アフリカには作物が根を張れる土層(有効土層)の厚さが50 cm以下で、水分保持能が低いプリンソソルと呼ばれる特殊な土壌が広く分布する。このプリンソソルでは、他の土壌型とは異なり、土壌水分の不足が主穀であるソルガムの収量を制限しており、さらに、最適な施肥量も有効土層が25 cmのプリンソソルでは他の土壌型と異なる。現在西アフリカで再整備が進んでいるソルガムの栽培指針において、プリンソソルとそれ以外の土壌型を区別する必要がある。
  • 土壌型プリンソソルにおけるササゲ栽培では施肥と密植による増収効果が高い(2023)
    西アフリカのスーダンサバンナでは2つの土壌型(リキシソルとプリンソソル)の圃場が農家内で混在することが多い。プリンソソルは低肥沃であるが、施肥や密植によるササゲの増収効果がリキシソルよりも高く、両者を組み合わせるとより効果が高い。施肥を元肥と追肥に分けた場合、同量を元肥のみで施用する場合よりも収量が増加する。農家内で土壌が混在する場合、プリンソソルへ施肥や密植を優先することで総収穫量の増加が見込める。
  • スーダンサバンナの栽培データを用いて気候変動がササゲ栽培に及ぼす影響を推定(2023)
    西アフリカのスーダンサバンナにおける詳細な栽培データを基にしたササゲの収量予測では、気候変動により今後30年間で降雨量が増すため、保水性の高い土壌(リキシソル)では多雨年にササゲの過湿害が深刻化する。一方、保水性の低い土壌(プリンソソル)では、引き続き干ばつが主な収量低下リスクとなる。半乾燥地であっても土壌型に応じて、干ばつだけでなく過湿害への対策が必要である。
  • ヤムイモの収量は個体の性別と開花日に強く影響を受ける(2022)

    ヤムイモは雄株と雌株に分かれるが、開花日がイモ肥大期よりも早い場合には遅い場合と比べてイモ収量が高くなり、さらにその増加程度は雄株よりも雌株で大きい。雌株や開花日が早い系統を交配親に用いるとともに、そのような系統を選抜することで、収量改善に向けた品種育成を効率的に進めることができる。

  • 根圏土壌を加えたリン鉱石添加堆肥は化学肥料と同等にソルガム収量を増加させる(2022)

    サブサハラアフリカの農業生産性を制限している土壌の低いリン肥沃度の改善に向けた新規有機肥料として、ソルガム残渣にリン鉱石と根圏土壌を加えて堆肥化するとリン鉱石土壌添加堆肥が得られる。このリン鉱石土壌添加堆肥は、ソルガム栽培土壌の生物性を高め、既存の化学肥料と同等の増収効果をもたらす。

  • 西アフリカの群生相化したサバクトビバッタは産卵直前に雌雄が合流(2021)
    アフリカで大発生するサバクトビバッタの群生相化した成虫は、雌雄がそれぞれの性に偏った集団を形成しているが、日中、産卵直前のメスがオスの集団に飛来、交尾し、夜間に集団で産卵している。この行動特性を応用することで、集団形成の時間と場所を特定でき、使用する農薬の量の軽減が期待できる。
  • メタ解析により明らかになったアフリカ陸稲への施肥効果(2021)
    アフリカにおける主要陸稲品種NERICA4の栽培試験データをメタ解析に供し、化学肥料の増収効果を環境要因に応じて定量的に評価する。結果は粘土含量が異なる土壌間で、降水量や窒素施用による異なる効果を示し、アフリカ陸稲栽培での施肥設計の指針となる。