国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS

マレーシア

マレーシア(マレー語: مليسيا、英語: Malaysia)は、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦立憲君主制国家で、イギリス連邦加盟国である。タイ、インドネシア、ブルネイと陸上の国境線で接しており、シンガポール、フィリピンと海を隔てて近接する。ASEANの一員。 (DBpediaより引用)

関連するJIRCASの動き

マレーシア農業開発研究所(MARDI)と共同研究に係る覚書を締結

2020-09-08

9月8日、国際農研はマレーシア農業開発研究所(MARDI)と共同研究に係る新たな覚書(MOU)を締結しました。

SATREPSパームトランクプロジェクトの発足記念式典を開催

2019-09-30

2019年9月19日(木)、マレーシア理科大学(USM)Murad Mohd Noor講堂(マレーシア国ペナン島)において、国際農研とUSMが代表機関を務める地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS)実施プロジェクト「オイルパーム農園の持続的土地利用と再生を目指したオイルパーム古木への高付加価値化技術の開発(略称:SATREPSパームトランク)」の発足記念式典が執り行われました。

刊行物

関連するイベント・シンポジウム

研究成果情報

  • オイルパーム古⽊中の遊離糖及びデンプン量を決定する要因を同定 (2019)

    オイルパーム古木中の遊離糖及びデンプン蓄積量の季節変動は積算温度に最も強く調節されている。気温と降水量を観測することでバイオマス資源として利用するオイルパーム古木の伐採適期が把握できる。

  • Bacillus aryabhattaiは農作物残渣内の澱粉からバイオプラスチックを⽣産する (2019)

    日本の土壌から新たに単離した細菌Bacillus aryabhattaiはアミラーゼ遺伝子(amyA)を保有し、菌体外に分泌した澱粉分解酵素(アミラーゼ)による澱粉分解によってグルコース生産してポリヒドロキシ酪酸(PHB)を体内に蓄積する。

  • 健全な種子生産を維持するためのフタバガキ科林業樹種の択伐基準の改善 (2016)

    フタバガキ科4林業樹種について、種子の父性解析から得られた花粉散布・開花量のパラメータを用い、択伐後の他家受粉の減少量をシミュレーションにより推定した。その結果によれば、材密度が高い非早生樹種では他家受粉が大きく減少し健全な交配が維持できないため、択伐の伐採基準を現行よりも厳しくすることが望ましい。

  • アセアン国別食料需給モデル作成・運用マニュアルによる成果の普及 (2016)

    アセアン加盟各国を対象として食料生産・消費の中期予測を行うための非均衡モデルを作成・運用するためのマニュアルを作成し広く公表する。マニュアルは、モデルの作成法を基礎的な計量経済学の概念と共に示し、モデルの理解・作成・運用に寄与する。

  • マレーシア半島地区における林業種苗配布区域の設定手法 (2014)

    東南アジア熱帯雨林において林業用種苗の地域間移動に制限が設けられていない。そこで、マレー半島に分布する林業樹種の遺伝的変異のパターンを明らかにし、科学的根拠に基づいた地域間の遺伝的な違いを考慮した林業種苗配布区域を設定する手法を提示する。

  • オイルパームからプラスチック原料に有望なp-ヒドロキシ安息香酸を抽出する (2014)

    オイルパームから亜臨界水抽出によってプラスチック原料に有望なp-ヒドロキシ安息香酸等の低分子量フェノール性物質を抽出する最適条件と部位別の収率を示す。種子殻や葉柄はp-ヒドロキシ安息香酸の抽出原料として評価できる。

  • マレーシアにおけるハイガイ養殖の生産阻害要因 (2014)

    近年マレーシア半島西岸のハイガイ漁場で顕在化している、稚貝発生量の減少および養殖過程での大量死の要因を把握する。稚貝発生量減少は、過度の有機物負荷に伴う還元的環境が貝の性成熟不良を招いたことが原因であると考えられる。一方、大量死は、大量出水に伴う環境変化が貝の摂餌不良・栄養吸収阻害を引き起こしたことによる衰弱が主因であると判断される。

  • オイルパーム幹からのバインダーレスパーティクルボードや圧縮板の製造 (2013)

    未利用であるオイルパーム幹を用い、原料粉末のみの熱圧締によるバインダーレスパーティクルボードや圧力と熱をかけて密度を高めた圧縮板が製造できる。実用化されれば、新規原料が天然林資源の代替となり、既存産業を衰退させず天然林を保護することへ貢献する。

  • 飛翔力の強い甲虫媒のフタバガキ科樹種が健全に種子生産できる択伐基準 (2013)

    JIRCASが開発した繁殖モデルを適用し、現地でバラウと呼ばれ低地フタバガキ林に生息する飛翔力の強い甲虫媒の有用樹について、熱帯樹木の択伐基準を考慮する際に重要な自然交配が可能になる花粉散布パターンを決定した。飛翔力の弱いアザミウマ媒の有用樹レッドメランティよりも送粉効率が高く、択伐基準はレッドメランティよりも緩和できる。

  • マレーシア半島セランゴール沿岸における麻痺性貝毒原因プランクトンの発見 (2012)

    麻痺性貝毒はヒトに重篤な食中毒被害をおよぼし、その予察防除は食品安全上の重要な課題である。貝を毒化させるプランクトンを調査したところ、ハイガイ養殖の中心漁場で、その原因プランクトン2種の遊泳細胞および1種の休眠胞子の分布が初めて明らかになる。今後、ハイガイ養殖の安定化に向けて、同漁場での貝毒モニタリング体制の確立が必要である。

  • 健全種子を生産し更新を確保するための熱帯有用樹種セラヤの繁殖特性 (2011)

    マレーシアの丘陵フタバガキ林の優占種で主要な林業樹種であるセラヤについて、一斉開花時に遺伝子解析によって種子の父親を決定した。繁殖モデルを開発して同樹種の花粉散布距離の短さおよび小径木の花粉生産性の低さを明らかにした。これらをもとに健全な交配により生存力の高い種子を確保し更新を維持するための択伐技術を提案した。

  • 広大なマングローブ域は回遊する有用魚類幼魚の餌場として重要な役割を果たしている (2011)

    フエダイ類の幼魚はマングローブ沿岸域に加入し,成長とともにマングローブ域で生産される餌料への依存を強める。一方、コニベ類幼魚ではマングローブ奥部から沿岸域に移動する。大規模なマングローブ域における餌料の供給と複雑な水路の広がりが水産有用魚類の再生産にとって非常に重要である。

  • 熱帯汽水域の最重要養殖魚チャイロマルハタ幼魚の資源評価および漁獲管理 (2011)

    熱帯において最重要養殖魚のチャイロマルハタは、汽水域に生息する幼魚を種苗として漁獲している。漁獲実態および生物学的解析により同魚の現状は乱獲傾向にあること、漁獲努力量を減らすことで資源管理効果を飛躍的に高めることが明らかとなった。

  • 効率的なエタノール生産を目的としたオイルパーム廃棄木からの柔組織分別調製装置 (2010)

    オイルパーム廃棄木から効率的にエタノールを生産するため、樹液搾汁後の残渣から柔組織を分別する装置を開発する。本システムは、パドルを有するスクリューコンベアとサイクロン方式の分別機により構成され、搾汁残渣より柔組織を純度85%以上、回収率80%以上で分別することができる。

  • 半島マレーシア丘陵フタバガキ林における優占種Shorea curtisiiの択伐指針 (2010)

    丘陵フタバガキ林における優占種Shorea curtisii稚樹の密度は、母樹からの距離が近いほど、また周囲から突出した尾根的な場所ほど高いことが示され、稚樹の分布が母樹の周囲に限定されることから、択伐施業においては50 m程度の間隔で母樹を保残するべきである。

  • バイオエタノール生産を目的としたオイルパーム廃棄木からの樹液搾汁システムの開発 (2009)

    オイルパーム廃棄木より効率的に樹液を搾汁するシステムを開発した。本システムは、かつら剥き機(既存機)、シュレッダー(新規開発)、圧搾機(新規開発)により構成され、搾汁率約80%の効率で、1時間に約500 kgのオイルパームトランクを処理することができる。

  • マレー半島マングローブ汽水域における餌料性甲殻類の生態特性 (2007)

    半島マレーシア北西部の2ヶ所のマングローブ汽水域において、魚類の餌料として重要な小型甲殻類のアミ類(Mysida)及びアキアミ類(Acetesの生態調査を実施し、種群構成、生物量、時空間分布など汽水生態系の生産構造環境収容量の算出に欠かせない生態特性に係わる基礎知見を得た。

  • アグロフォレストリーにおける換金作物としての薬用植物ノニの有効性 (2006)

    フタバガキ科等の実生苗定着促進に有効なアカシアマンギウム保護樹の林冠環境下で栽培できる換金作物を探索した結果、植栽後1年足らずで着果し、しかも年間を通じて果実を収穫できた薬用植物ノニMorinda citrifolia)を見出した。保護樹を間伐し光環境改善を図るほか、水はけの良い立地を植栽地に選ぶことで、より多くのノニの果実が収穫でき、アグロフォレストリー換金作物として利用可能であることが分かった。

  • マレーシア・サバ州におけるアカシアマンギウムの材質 (2005)

    マレーシア・サバ州で育林されたアカシアマンギウム木材密度繊維長を調べた結果、成育の良し悪しにかかわらず密度と繊維長は髄から外側に向けて高くまたは長くなり、髄から9cm以上離れた部分で安定することを明らかにした。これらの結果は、直径18cm以上のアカシアマンギウムをより速く、より多く育てることができれば、安定した質の良い木材をより多く得ることができることを示している。

  • アグロフォレストリーにおける上木間伐と土壌環境の変化 (2004)

    無降雨期間中の土壌水分減少速度は無間伐林より間伐林で緩やかになった。間伐処理は林床 に植栽された作物等の苗木により良い光環境を提供することは良く知られているが、植栽苗を取りまく 土壌水分環境をも好転させる。上木の間伐はアグロフォレストリーシステムでの作物等の導入にプラス に働くことが判明した。

  • フタバガキ科Shorea 属6樹種の更新は傾斜のある尾根で優れている (2003)

    半島マレイシアのセラヤ(Shorea curitisiiが優占する丘陵フタバガキ林択伐施業地内で、かく乱を一番大きく受ける作業道では、人工植栽したフタバガキ科Shorea 属6樹種の成長は、水平な尾根や斜面中腹に比べ、尾根より少し下の斜面上部で優れている。

  • 適度の被陰は熱帯植物の定着を促し、初期保育作業を軽減させる (2003)

    適度に被陰された森林内では、皆伐地よりも、フタバガキ科樹種を含む多くの植物の活着率、初期成長量が大きくなり、さらに下刈り作業にともなう疲労が軽減し、作業時間も減少する。

  • 熱帯降雨林はゴムプランテーションに比べて優れた水保全機能を持つ (2002)

    半島マレイシア・ブキタレ水文試験地内熱帯降雨林は隣接するゴムプランテーションより土層が厚く、土壌の孔隙率及び透水性が高いため、雨水を一時的に地中に貯留し、洪水流を軽減する機能(水保全機能)に優れている。

  • 広域灌漑地区における雨量計密度の評価 (2001)

    少ない雨量観測点から降雨分布特性を推定する方法を用い、熱帯モンスーン地域降雨分布例を示すとともにこれから雨量計密度を評価する方法を開発した。

  • オイルパーム空果房からの高純度セルロースパルプの調製 (2001)

    オイルパーム空果房に対して環境負荷の少ない方法でパルプ化・漂白を行ない,既存の工業製品に近い性質を有する高純度セルロースパルプを調製し,熱帯産未利用木質資源からファインケミカルズ原料を製造することができる。

  • 養殖エビで発生しているウイルス病の単クローン抗体を用いる診断 (2001)

    養殖エビに深刻な被害を与えているホワイトスポットシンドロームウイルス(WSSV)は、単クローン抗体を用いる血清学的診断法によって検出できる。

  • 環境インパクトの小さい熱帯天然林の伐採技術 (2000)

    天然林択伐作業技術として伐倒方向の制御およびタワーヤーダ集材方式を活用することにより、集材作業における環境インパクトを著しく減少できる。

  • 作業道におけるフタバガキ科セラヤの更新技術 (1999)

    半島マレイシアにおいて丘陵フタバガキ林の主な伐採対象樹種であるセラヤ天然更新する条件を調査した。その結果、従来のブルドーザを用いた集材方法でも、 地形やセラヤの種特性を考慮することで、持続的な森林経営を行うことが可能となる。

  • マングローブ汽水域における魚介類生産機能の解明 (1999)

    マレイシアにて、マングローブ林面積/河川面積の比が大きい水域(マタン:4.7)では漁獲量が多いが、割合の少ない(比:2.1)メルボック水域では魚類多様度が増大した。またマングローブ湿地は栄養塩ケイ藻の貯蔵庫となり、これらは隣接海水中に供給されている。

  • マングローブ林のリター量 (1998)

    マングローブ林に落下する葉や枝などのリター量を持続的なマングローブ林が経営されているマレーシアのマタンにおいて測定した。マタンのマングローブ林は植生の違いによって3タイぷに分けられたがリター量もこれに応じて異なっていた。また、潮の満ち引きによって、海に持ち去られるリター量も水位によって異なっていた。

  • マングローブ汽水域における稚幼魚の生産機能の解明 (1997)

    マングローブ開発度合の違いに応じた汽水域での魚類生産の差異をインドアイノコイワシ類を例に比較検討した結果、政府の適正な管理下にあり、マングローブの被覆面積の大きいマタンが、マングローブの乱開発が進み消失の激しいメルボックより4~5倍生産性が高いことが示された。

  • チーク材に含まれるカウチュークの耐久性への関与 (1997)

    チークの心材部の主として放射柔細胞に含まれるカウチューク(ゴム物質)はチーク材の高い耐久性の発現に関与している。カウチュークは材表面の撥水性向上だけでなく、キノン類を中心とした心材成分との相乗効果によりチーク材の耐久性を高めていると考えられる。

  • マレイシアにおけるハイブリッド稲の開発とその利用 (1997)

    マレイシアハイブリッド稲を利用する上で問題とされてきた、採種に使う細胞質雄性不稔の稔性の転換の問題を解決した。また、高い収量性を示すハイブリッド稲組合わせを見つけ出した。

  • 水系レベル水資源管理状況把握のための既存潅漑管理データの有効利用法 (1997)

    開発途上国の大規模潅漑プロジェクトにおいて、ルーチンに観測されながら活用されていない既存の潅漑管理データを有効利用し、水系レベル水資源管理状況を把握するための基礎データに加工する簡便法を開発した。