東南アジア

関連するJIRCASの動き

アジア開発銀行(ADB)のミッションが国際農研を訪問

2024年7月2日、アジア開発銀行(ADB)のQingfeng Zhang農業・食料・自然・農村開発室上級部長をはじめとするミッションが国際農研を訪問、気候変動対応をはじめとする今後の連携可能性について意見交換を行いました。

国際ワークショップ「マングローブの管理とモニタリング―気候変動リスクを考慮した長期マングローブのモニタリング―」を開催

国際農研は、令和6年3月4日から6日間に渡り、茨城県つくば市と沖縄県石垣島・西表島において、マングローブに関する国際ワークショップ(Mangrove Management and Monitoring-Long-term mangrove monitoring considering the climate change risks)を開催しました。

刊行物

アジア開発銀行と農業開発

高瀬 国雄, 熱帯農研集報. 22 , 8- 12 ( )

研究成果情報

  • 微生物糖化法を高効率化させる新規のキシラン糖化菌(2023)
    リグノセルロースのバイオマス利用においてセルロース・キシランの安価で効率的な糖化法は重要な技術である。石垣島の堆肥から新たに見出した新属新種の好熱嫌気性細菌Insulambacter thermoxylanivoraxは高効率にキシランを分解する。微生物糖化法で用いるセルロース糖化能の高いClostridium thermocellumと本菌を共培養すると、キシランを多く含むバイオマスの糖化を向上させる。
  • 実生のゲノム情報からフタバガキの幹直径と樹高を予測するモデルの開発(2023)
    東南アジア熱帯雨林の主要構成樹種であるフタバガキ科の成長には多数の遺伝子が複雑に関与している。既存の次代検定林をゲノム予測モデル開発のためのトレーニング集団とし、ゲノムワイド連関解析と線型・非線形のモデル開発用アルゴリズムを組み合わせたワークフローを適用することにより、実生のゲノム情報から幹の直径成長と樹高成長における複雑な遺伝様式を説明する最良のゲノム選抜モデルが得られる。
  • 熱帯林樹木テンバガサラノキとセラヤサラノキの種間雑種の干ばつへの強靭性(2023)
    東南アジアの重要な木材資源であるフタバガキ科のテンバガサラノキは成長が早く植林に適しているが、乾燥耐性が低い。一方、近縁種のセラヤサラノキは成長が遅く収穫まで時間がかかるが、乾燥した立地でも生育する。両者の種間雑種は、葉の厚さや光合成能力、乾燥ストレス耐性等がテンバガサラノキとセラヤサラノキの中間の特性を有しており、干ばつなどの気候変動に対してより強靭な品種作出に利用できる。
  • ツマジロクサヨトウの殺虫剤感受性を国際間で比較するための簡易検定法(2023)
    検定に供試する個体の採集法、入手が容易な材料で作成する人工飼料による供試虫の累代飼育法、人工飼料を用いる殺虫剤塗布法から構成される簡易検定法を用いることで、越境性害虫であるツマジロクサヨトウの殺虫剤感受性を容易に国際間で比較できる。
  • 統合環境制御と補光の併用は亜熱帯地域のイチゴ生産を増収させる(2023)
    高温多湿な亜熱帯地域においても統合環境制御システムを用いることにより、イチゴの収穫量は国内平均と同程度に増加する。また日射量が少ない冬季や雨季においては、環境制御に加えて日中にLED補光することで収穫量は増加し果実糖度も向上する。