2025年大阪・関西万博におけるパナソニックグループのパビリオン「ノモの国」では、SATREPSパームトランクプロジェクトの技術成果である「PALM LOOP®」が、来賓応接室の内装部材として採用されています。
「PALM LOOP®」は、マレーシアのオイルパーム農園で廃棄されていたオイルパーム幹(OPT)等を原料とした木質素材であり、国際農研が現地研究機関や民間企業と共同で取り組んだ未利用バイオマス資源の有効活用技術から生まれたものです。この素材は、森林保全と廃棄物削減を両立する循環型素材として、パナソニックハウジングソリューションズ株式会社によって商品化されました。
本展示では、「ノモの国」の来賓応接室において、その空間を彩る内装部材として「PALM LOOP®」が使用されています。一般来場者が直接目にすることができない点は惜しまれるものの、日本の持続可能技術を国際社会に示す重要な事例となっています。
SATREPSプロジェクトを通じて開発されたパームバイオマスの高付加価値化技術が、このような国際的な舞台で活用されることを喜ばしく思うとともに、今後も同様の研究開発および社会実装に向けた活動を推進していきます。
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【大阪・関西万博】使用済み家電・廃材を活用 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」(YouTubeへリンク)