みどりの食料システムEXPOに国際農研が取り組むバイオマスエネルギーの研究成果を出展

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令和7年3月11日(火)~3月14日(金)、東京ビッグサイトで開催された「みどりの食料システムEXPO」(主催:一般社団法人日本能率協会)において、国際農研はバイオマスエネルギーの研究活動や成果を展示しました。

令和7年3月11日(火)~3月14日(金)、東京ビッグサイトで開催された「みどりの食料システムEXPO」(主催:一般社団法人日本能率協会)において、国際農研はバイオマスエネルギーの研究活動や成果を展示しました。このイベントは、食のバリューチェーンと持続可能な環境を推進する展示会です。

国際農研は、東南アジア地域のオイルパーム産業などから排出される未利用バイオマスを活用するための研究や技術開発を行っています。今回のEXPOでは、「農産廃棄物がもたらす地球規模課題の解決を目指したカーボンリサイクルを加速化する技術開発」プロジェクトの成果や、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「オイルパーム農園の持続的土地利用と再生を目指したオイルパーム古木への高付加価値化技術の開発」令和6年度BRIDGE「次世代バイオマスアップサイクル技術の世界展開に向けた調査研究」について紹介しました。また、SATREPSで共同研究を実施している株式会社IHIにもご出展いただきました。

国際農研では、原料マルチ化技術微生物糖化技術を活用し、廃棄されるバイオマスをアップサイクルするとともに、脱炭素にも貢献できる次世代環境技術の開発とその社会実装に多くのパートナー機関や企業とともに取り組んでいます。

本イベントの来場者数は4日間で72,151名(同時開催展含む)に達しました。国際農研の展示ブースは例年以上の盛況を見せ、企業、自治体、研究機関など多くの来場者が訪れました。特に、バイオマスエネルギー分野における研究成果に対する関心は年々高まっており、展示ブースでは活発な意見交換や具体的な技術導入に関する相談が行われました。この反響を追い風として、今後も未利用バイオマスを活用した効率的なエネルギー供給や資材供給をゼロエミッションで達成する技術の開発・実装を通じ、低炭素社会の実現に貢献してまいります。

  • 国際農研発 第2号ベンチャーが誕生!―オイルパームバイオマスの原料マルチ化プロセス特許等成果を活用―(令和4年11月9日プレスリリース
  • 微生物糖化法を高効率化させる新規のキシラン糖化菌(令和3年度成果情報
  • 【次世代環境技術へ挑戦】微生物糖化メタン発酵技術 IHI × JIRCAS  (YouTube動画)
     

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