2016年度 JIRCASの動き
第19回熱研農業技術講習会「取り木による熱帯果樹の増殖」(3月28日)の開催報告
熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、3月28日に第19回熱研農業技術講習会「取り木による熱帯果樹の増殖」を開催し、果樹圃場にて実践しながら、取り木増殖が可能な熱帯果樹、取り木の方法(レイシの高取り法)、取り木苗の鉢上げ方法などの説明・講習を行いました。
生産環境・畜産領域の中村智史研究員らが日本熱帯農業学会論文賞を受賞
JIRCAS生産環境・畜産領域の中村智史研究員らの論文に対し「平成28年度日本熱帯農業学会論文賞」が贈られました。本論文において、ガーナのギニアサバンナ帯および赤道森林帯の水稲作農家の土壌肥沃度管理技術に対する考え方が、各圃場の土壌肥沃度に応じて変化することを示し、各地域に応じた土壌肥沃度管理技術提案の重要性を明らかにしました。
JIRCASが研究を進める酵素タンパク質が国際宇宙ステーションでの実験に向けロケットに搭載され打ち上げられる
フードバリューチェーンプロジェクトにおいて食品の機能性評価手法への応用が期待され研究中の酵素タンパク質「D型アスパラギン酸特異的エンドペプチダーゼ(Paenidase:PAE)」が、国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟で実施されるタンパク質結晶生成実験の対象に採択され、試料を搭載したSpace-X社のドラゴン補給船が平成29年2月19日に打ち上げられました。
第41回熱研市民公開講座「石垣島でのインディカ稲の可能性」(1月31日)の開催報告
熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では1月31日に第41回熱研市民公開講座「石垣島でのインディカ稲の可能性」を開催し、いもち病菌レースの分布や栽培時期による稲の生育反応の違いなど、稲栽培から見える亜熱帯という特異的な気象条件の特徴、石垣島でのインディカ稲の適応性、食生活の多様化に対応した香り米や超多収米、品種改良の取組などについて市民のみなさまに紹介いたしました。
JIRCAS国際シンポジウム2016「豆のちから、再発見」開催報告
JIRCASは、平成28年12月2日(金)、国連大学ウ・タント国際会議場において、豆をテーマとした国際シンポジウム「豆のちから、再発見」を開催しました。本年のシンポジウムは、これら豆類のスーパーパワーを様々な側面から再確認し、JIRCASが開発途上地域で行っているマメ類を利活用する農業技術の開発と普及に関する研究について紹介、そしてSDGs(持続可能な開発目標)が掲げる貧困削減と食料安全保障の確保、健康・福祉の改善、地球環境問題の解決等において、マメ類の持つポテンシャルについて議論することを目的に開催しました。
出前授業の模様がラヂオつくば(FM84.2MHz)で放送されます
水産領域 筒井主任研究員、生産環境・畜産領域 前野研究員による出前授業の模様が、ラヂオつくば(FM84.2MHz)の「サイエンスQ」で放送されます。インターネットなどでも受信できます。
平成28年度JIRCAS特別派遣研究員(第2回)の公募を開始しました。
平成28年度JIRCAS特別派遣研究員(第2回)の公募を開始しました。
申請書類の提出期限: 平成29年2月13日正午必着
[募集要項のページ] https://www.jircas.go.jp/ja/relations/recruitment
第39回日本分子生物学会年会において優秀ポスター賞を受賞しました。
生物資源・利用領域の小賀田拓也特別研究員の研究成果「リンゴ小球潜在ウイルスによるVIGS法を用いたダイズの乾燥ストレス耐性制御遺伝子の機能解析」が第39回日本分子生物学会年会において優秀ポスター賞を受賞しました。
アグリビジネス創出フェア2016への出展報告
JIRCASは、平成28年12月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催された「アグリビジネス創出フェア2016」において、研究成果の紹介・広報を行いました
第12回JIRCASサイエンスカフェ開催報告
JIRCASは最近のセンターの活動や研究者の取り組み状況について情報発信するため、平成28年12月12日(月)に第12回JIRCASサイエンスカフェを東京農工大学農学部において開催いたしました。
第40回熱研市民公開講座「アジアの熱帯果樹の多様性」(12月13日)の開催報告
熱帯・島嶼研究拠点(熱研)は、第40回熱研市民公開講座「アジアの熱帯果樹の多様性」を平成28年12月13日(火)に開催し、アジア各地で生産されている熱帯果樹の種類や品種、その特性などについて市民のみなさまに紹介いたしました。
公開WS「JIRCASにおける無人航空機(UAV)の利用促進に向けて」を開催
JIRCASが行う途上国での農業研究に対するUAVの効果的な利用について情報・意見交換を行うことを目的としたワークショップが開催され、農業分野でのUAV活用の可能性や課題について活発な議論が行われました。