国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟で実施される高品質タンパク質結晶生成実験「4℃での結晶化実験:LTPCG#1(Low Temperature Protein Crystal Growth: LTPCG)」の第1回実験に、フードバリューチェーンプロジェクトで韮澤悟主任研究員(生物資源・利用領域)が研究対象としているD型アスパラギン酸特異的エンドペプチダーゼ(Paenidase:PAE)が採択されました。

採択されたタンパク質は、Space-X社のドラゴン補給船に搭載され、平成29年2月19日23時39分(日本時間)にアメリカ合衆国フロリダのケネディ宇宙センターから打ち上げられました。本タンパク質は、ペプチド中に存在するD型アスパラギン酸を立体特異的に認識する細胞壁合成酵素の一種であり、JIRCAS、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、秋田県総合食品研究センター、株式会社ペプチド研究所との間で共同研究を実施しています。宇宙ステーションの微小重力環境において、高分解能の高品質結晶を得ることにより、酵素の微細な分子構造や反応メカニズムが解明され、新規食用抗菌剤や食品の抗菌作用評価技術等の開発に向けた研究の進展が期待されます。

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http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/170222_ltpcg.html

続報

国際宇宙ステーションからタンパク質結晶サンプルが地上に帰還し、JAXA Webサイトにて「「きぼう」で行ったタンパク質結晶化実験の観察結果(速報)!!」として紹介されました。(2017年3月31日)