タイ科学技術博覧会は、年に1回開催されるタイ国最大の科学技術展覧会です。今年は8月13日から21日までの9日間、ノンタブリ県内のインパクト展示会議センターで開催されました。
本博覧会へは、国際農研の東南アジア連絡拠点(バンコク市内)が中心となって、2007年から毎年出展していますが、新型コロナウイルスパンデミックの影響により3年ぶりの出展です。在タイ日本大使館がとりまとめた日本パビリオンには、国際農研に加え、日本学術振興会(JSPS)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、東京工業大学、京都大学、情報通信研究機構(NICT)、内閣府宇宙開発戦略推進事務局、総務省異能ベーションプログラム、科学技術振興機構(JST)が出展しました。
国際農研の展示物は、タイ畜産振興局との国際共同研究により開発されたブラキアリア品種「イサーン」です。「イサーン」はアジア向けに初めて開発した牧草品種で、日本での品種登録を経て、タイ国でも現在品種登録申請中です。
開会式には、Don Pramudwinai副首相兼外務大臣とAnek Laothamatas高等教育科学研究イノベーション大臣が出席されました。また、表彰式では、Sirirurg Songsivilai高等教育科学研究イノベーション省事務次官から、国際農研の科学技術教育への貢献が評価されトロフィーが贈られました。
会期中、現地の小中学生、高校生等、多数の来場者がありました。