熱帯林における気候変動適応型林業技術の開発【気候変動適応型林業】
2026-09-02
背景
熱帯林は木質資源の供給に加え、水源涵養や生物多様性保全など多様な生態系サービスを支える重要な資源です。しかし、天然林への開発圧と気候変動に伴う高温・乾燥、極端降雨の頻発により、森林の減少や劣化が進み、生産性と生態系機能の両面で脆弱性が高まっています。インドネシア、マレーシア、タイなど熱帯林業の主要地域では、気候変動に適応した林木育種や混交林を活用したレジリエントな施業技術の整備が十分とは言えません。今後、環境適応能力の高い森林遺伝資源の選定・育種と、木質生産と生態系サービスの維持を両立する造林・施業技術を一体的に開発し、気候変動適応型林業のモデルを提示することが必要です。
プロジェクト目標
東南アジア等の熱帯林の主要な森林遺伝資源や木質資源生産林について、木質資源生産性と気候変動(高温・乾燥)に対する脆弱性を明らかにし、気候変動に適応可能な森林資源管理技術を開発します。
研究課題構成
- 気候変動に対する熱帯林遺伝資源の脆弱性の評価と利用技術の開発
- 気候変動に対してレジリエンスを向上させる造林技術の開発とその影響評価
- 気候変動適応に資する森林遺伝資源情報や活用情報の共有化
対象国
タイ、マレーシア、インドネシア
成果の対象者・受益者
相手国政府・州有林、林家・林業事業体
プロジェクトリーダー
田中 憲蔵(林業領域)