インドネシア
関連するJIRCASの動き
インドネシア共和国のPT PG Rajawali Iから11名が熱帯・島嶼研究拠点を訪問
令和5年11月14日、インドネシア共和国のPT PG Rajawali IからNanik Soelistyowatiオペレーショナルディレクターはじめ、11名が熱帯・島嶼研究拠点を訪問されました。
インドネシアでチークのクローン林業に関する国際セミナーを開催
令和5年10月2日(月)から3日間に渡り、国際農林水産業研究センター(国際農研)とガジャマダ大学(UGM)は、インドネシアにおいてチークのクローン林業に関する国際セミナー(Improving the clonal teak plantation for sustainable management of monsoon forests)を開催しました。セミナーには東南アジアの研究者が集まり活発な議論が行われました。
関連する現地の動き
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Pick Up
740. 2023年国際森林デー「森林と健康」
明日、3月21日は国際森林デー (International Day of Forests)です。2023年のテーマは「森林と健康」です。森林は大切な食料と栄養の源であるだけでなく、気候変動に対する闘いにおいて大きな役割を果たしている一方、人間の経済活動による破壊や劣化の脅威にさらされており、保全・保護のための支援を必要としています。国際農研のチームは、熱帯林資源の持続的な利用と保全に向け、インドネシアでSATREPS「気候変動適応へ向けた森林遺伝資源の利用と管理による熱帯林強靭性の創出」プロジェクトを実施しています。
刊行物
広報JIRCAS (12)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 12 ( )
jircas12-_-.pdf9.25 MB
広報JIRCAS (11)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 11 ( )
jircas11-_-.pdf2.94 MB
広報JIRCAS (3)
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 3 ( )
jircas3-_-.pdf4.97 MB
Guidelines for the Implementation of Collaborative Projects Among Various Agencies in Farming and Farm Village Development
Japan International Research Center for Agricultural Sciences, マニュアル・ガイドライン. ( )
manual_guideline-_-.pdf1.29 MB
Information leaflet (Indonesian language) on “Chemical fertilizer reduction by horse manure application for temperate vegetable production in West Java Highland, Indonesia”
Balai Penelitian Tanaman Sayuran (BALITSA), Japan International Research Center for Agricultural Sciences, マニュアル・ガイドライン. ( )
manual_guideline-_-.pdf866.53 KB
関連するイベント・シンポジウム
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2015年若手外国人農林水産研究者表彰式
- 場所
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国連大学 ウ・タント国際会議場 東京都渋谷区神宮前 5-53-70
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イネ創生プロジェクト研究における、いもち病ネットワーク研究に関するキックオフミーティング、およびアジア作物学会におけるワークショップ 「Rice innovation forenvironmentally sustainable production systems」
- 場所
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インドネシア国、ボゴールIICC(IPB International Convention Centre)
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温暖化稲作プロジェクト(CCARA)第一回年次会議
- 場所
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フィリピン・ロスバニオス
出張報告書
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 出張目的 | 関連プログラム |
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R05-0185 | 2023年09月 - 2023年10月 | タイ, マレーシア, インドネシア | 1.共同研究契約の締結、実験室の整備、調査地の管理、チーク国際セミナーへの出席・発表(環境適応型林業) 2.JICAでの共同調整会議の開催、UGMでの研究打ち合わせ(JICA熱帯林強靭化Ⅰ期) |
環境 |
R05-0191 | 2023年09月 - 2023年10月 | インドネシア | ・研究打ち合わせ、現地工場視察(カーボンリサイクル1b) ・SATREPSフードエステートでの現地視察(依頼出張) |
環境 |
R05-0188 | 2023年10月 - 2023年10月 | インドネシア | 熱帯林業樹種ファルカタの生理特性の測定と測定方法の指導および国際チークセミナーへの参加 | 環境 |
R05-0168 | 2023年09月 - 2023年10月 | インドネシア | 国際チークセミナーでの研究発表とJCC会議出席 | 環境 |
R05-0149 | 2023年08月 - 2023年09月 | インドネシア, フィリピン | マングローブに関する会議参加および野外調査 | 環境 |
研究成果情報
- 東南アジア肉牛反芻胃由来メタン排出推定式(2022)
東南アジアにおける肉牛反芻胃由来メタン排出量は、乾物摂取量、飼料成分(中性デタージェント繊維)、体重を説明変量に用いた推定式により、現行推定方法よりも高精度で簡易に推定できる。
- バリ島の水利組合(スバック)の資源配分における価値観の変化をゲーム理論で予測(2022)
バリ島の水利組合(スバック)を対象に、エージェントベースモデルとゲーム理論を組み合わせた手法により資源利用における価値観を分析すると、協力関係の維持に価値が置かれている現在の資源配分が、労働資源の減少の進行に伴う価値観の変化によって、非協力的な資源配分になると予測される。
- アジアモンスーン地域の天水稲作における最適播種期予測による収量改善(2018)
全球スケールの季節予報を統計的にダウンスケーリングした気象予測値をモンスーンアジアの100 km2程度の天水稲作地域に適用できることを明らかにした。これにより、作物生育モデルを使った最適播種期の予測が可能となり、農家の収量を改善できる。
- 健全な種子生産を維持するためのフタバガキ科林業樹種の択伐基準の改善(2016)
フタバガキ科4林業樹種について、種子の父性解析から得られた花粉散布・開花量のパラメータを用い、択伐後の他家受粉の減少量をシミュレーションにより推定した。その結果によれば、材密度が高い非早生樹種では他家受粉が大きく減少し健全な交配が維持できないため、択伐の伐採基準を現行よりも厳しくすることが望ましい。
- アセアン国別食料需給モデル作成・運用マニュアルによる成果の普及(2016)
アセアン加盟各国を対象として食料生産・消費の中期予測を行うための非均衡モデルを作成・運用するためのマニュアルを作成し広く公表する。マニュアルは、モデルの作成法を基礎的な計量経済学の概念と共に示し、モデルの理解・作成・運用に寄与する。
- 西ジャワ高原野菜生産で、入手の容易な馬糞堆肥施用により減収せずに化学肥料施用を半減できる(2015)
インドネシア西ジャワ州高原地帯の火山灰土壌地域の野菜生産では、馬糞堆肥を10 t/ha施用することで、収量を維持したまま化学肥料施用量を施肥基準の半量に節減できる。
- インドネシアのパーム油企業が実施するCSR活動を促進する要因(2015)
インドネシアのパーム油企業が実施する企業の社会的責任(CSR)活動は、小規模農家に対する農地配分プログラムであるNESの実施により促進される。NESに対する政府支援の強化は、CSR活動の促進にも有効である。
- インドネシアのオイルパーム開発プログラムが小規模農家に与えた影響(2014)
インドネシアにおけるオイルパーム開発プログラムであるNESシステムは、施肥の改善と優良種苗の提供を通じて、小規模農家のオイルパーム果房収量を改善できる。
- インド型イネ品種の籾収量を増加させる遺伝子、SPIKEの発見(2013)
インドネシアの熱帯日本型在来品種に由来し、単離に成功した第4染色体上の遺伝子SPIKEは、インド型品種IR64やIRRI146の遺伝的背景で一穂籾数を増加させるばかりでなく、止葉幅、穂首の維管束数、玄米外観品質などの形態的改善を伴い、籾収量を増加させる。
- オイルパーム幹からのバインダーレスパーティクルボードや圧縮板の製造(2013)
未利用であるオイルパーム幹を用い、原料粉末のみの熱圧締によるバインダーレスパーティクルボードや圧力と熱をかけて密度を高めた圧縮板が製造できる。実用化されれば、新規原料が天然林資源の代替となり、既存産業を衰退させず天然林を保護することへ貢献する。