フィリピン
関連するJIRCASの動き
多栄養段階統合養殖(IMTA)における課題と将来展望に関するワークショップのプロシーディング
国際農林水産業研究センター(国際農研)は、2011年から10年間、フィリピンの東南アジア漁業開発センター(SEAFDEC)と共同で、アジアモンスーン地域における水産物の持続的かつ公平な生産促進を目的とした多栄養段階統合養殖(IMTA)の研究プロジェクトを実施しました。この度、2019年8月に開催したワークショップのプロシーディングを出版しました。
フィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共同研究に係わる覚書を締結
国際農研は、令和4年3月17日、フィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共同研究に係る新たな覚書(MOU)の調印式を行いました。
関連する現地の動き
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Pick Up
553. 世界海の日
6月8日は「世界海の日」です。国際社会が直面している海洋に関する課題について世界的な認識を高める機会を作るために制定されました。また、2022年は「零細漁業と養殖の国際年」です。本日のPick Upでは、国際農研の研究成果から水産分野の零細漁業と養殖に関連する国際共同研究を2例紹介いたします。
刊行物
広報JIRCAS (10)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 10 ( )
jircas10-_-.pdf3.92 MB
広報JIRCAS (1)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 1 ( )
jircas_1.pdf9.43 MB

ウンカ・ヨコバイ類の発生動態 (熱帯における水稲2期作化に伴う病害虫対策に関する研究(平成2年度熱帯農業試験研究推進会議研究推進部会)) -- (熱帯における水稲害虫の発生と被害)
平尾 重太郎, 熱帯農研集報. 73 , 12- 33 ( )

ツングロ病の疫学 (熱帯における水稲2期作化に伴う病害虫対策に関する研究(平成2年度熱帯農業試験研究推進会議研究推進部会)) -- (熱帯における水稲害虫の発生と被害)
日比野 啓行, 熱帯農研集報. 73 , 74- 87 ( )

総合討論 (熱帯における水稲2期作化に伴う病害虫対策に関する研究(平成2年度熱帯農業試験研究推進会議研究推進部会))
, 熱帯農研集報. 73 , 128- 131 ( )
関連するイベント・シンポジウム
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JIRCAS―フィリピン稲研究所 気候変動対応プロジェクト 2017-2020キックオフミーティング
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フィリピン国ヌエバエシハ市
出張報告書
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 出張目的 | 関連プログラム |
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R04-0187 | 2022年11月 - 2022年12月 | フィリピン, インドネシア | フィリピン稲研究所での研究打ち合わせと圃場確認 インドネシアの国立研究革新庁およびインドネシア稲研究センターでの打ち合わせと圃場確認 |
食料, 情報 |
R04-0146 | 2022年10月 - 2022年10月 | フィリピン | マングローブの炭素動態調査および研究打ち合わせ | 環境 |
R04-0136 | 2022年10月 - 2022年11月 | フィリピン | ミミガイ種苗生産技術開発に関わる実験 | 食料 |
R04-0084,R04-0085 | 2022年09月 - 2022年10月 | カンボジア, インドネシア, フィリピン | カンボジアでのMOU署名式への出席、試験地視察および表敬、インドネシアでのSATREPSオープニングセレモニーへの出席・試験地視察および表敬 フィリピンでの研究進捗確認、連携強化打ち合わせ、事務手続き |
環境, 情報 |
R04-0059 | 2022年07月 - 2022年08月 | フィリピン | フィリピンにおける海藻養殖技術開発に関する実験準備および市場調査 | 食料 |
研究成果情報
- フィリピンにおける養殖ミルクフィッシュの成長と肥満度は水温で予測できる(2021)フィリピンにおいて、ミルクフィッシュの成長と肥満度、水温のデータを解析することで、魚の成長予測が可能になる。水温を把握することによって、肥満度予測の可能性を示すことができ、適切な給餌にも役立つ。
- フィリピンにおける養殖ミルクフィッシュの成長と肥満度は水温で予測できる(2021)フィリピンにおいて、ミルクフィッシュの成長と肥満度、水温のデータを解析することで、魚の成長予測が可能になる。水温を把握することによって、肥満度予測の可能性を示すことができ、適切な給餌にも役立つ。
- 地上部バイオマスを広域推定するためのマングローブモデルの開発(2020)
アジア地域に分布するマングローブのバイオマス(Y)は、衛星画像などから測定される森林高(X)と換算式Y = 2.25X1.81から推定できる。マングローブが同程度の森林高の陸域熱帯林よりも著しく高いバイオマス量を有する要因は、胸高幹断面積の大きさによる。
- 地上部バイオマスを広域推定するためのマングローブモデルの開発(2020)
アジア地域に分布するマングローブのバイオマス(Y)は、衛星画像などから測定される森林高(X)と換算式Y = 2.25X1.81から推定できる。マングローブが同程度の森林高の陸域熱帯林よりも著しく高いバイオマス量を有する要因は、胸高幹断面積の大きさによる。
- 家禽加⼯残渣の活⽤によるミルクフィッシュ⽤⿂粉削減飼料の開発(2019)
ミルクフィッシュ養殖用飼料原料として家禽加工残渣を12%配合することにより、ミルクフィッシュ養殖用飼料中の魚粉を75%、魚油を15%削減できる。本飼料を用いることで、近年高騰する魚粉及び魚油の使用量が削減され、養殖魚の成長率や化学成分含量、味わいに影響を及ぼすことなく、飼料コスト軽減による水産養殖業者の経営改善が期待できる。
- 家禽加⼯残渣の活⽤によるミルクフィッシュ⽤⿂粉削減飼料の開発(2019)
ミルクフィッシュ養殖用飼料原料として家禽加工残渣を12%配合することにより、ミルクフィッシュ養殖用飼料中の魚粉を75%、魚油を15%削減できる。本飼料を用いることで、近年高騰する魚粉及び魚油の使用量が削減され、養殖魚の成長率や化学成分含量、味わいに影響を及ぼすことなく、飼料コスト軽減による水産養殖業者の経営改善が期待できる。
- アジアモンスーン地域の天水稲作における最適播種期予測による収量改善(2018)
全球スケールの季節予報を統計的にダウンスケーリングした気象予測値をモンスーンアジアの100 km2程度の天水稲作地域に適用できることを明らかにした。これにより、作物生育モデルを使った最適播種期の予測が可能となり、農家の収量を改善できる。
- アジアモンスーン地域の天水稲作における最適播種期予測による収量改善(2018)
全球スケールの季節予報を統計的にダウンスケーリングした気象予測値をモンスーンアジアの100 km2程度の天水稲作地域に適用できることを明らかにした。これにより、作物生育モデルを使った最適播種期の予測が可能となり、農家の収量を改善できる。
- フィリピンのサトウキビ単作地域における地下水への窒素負荷量の推定(2017)
地下水の窒素汚染が懸念されるフィリピンの代表的なサトウキビ栽培地域での窒素負荷量を推定した。地表面への窒素の負荷源として、肥料・家畜排泄物・人排泄物・降雨があるが、地下への潜在的な窒素負荷の多くは、肥料由来の窒素である。
- フィリピンのサトウキビ単作地域における地下水への窒素負荷量の推定(2017)
地下水の窒素汚染が懸念されるフィリピンの代表的なサトウキビ栽培地域での窒素負荷量を推定した。地表面への窒素の負荷源として、肥料・家畜排泄物・人排泄物・降雨があるが、地下への潜在的な窒素負荷の多くは、肥料由来の窒素である。