フィリピン
関連するJIRCASの動き
フィリピンで水田メタン排出削減のためのJCM方法論が承認
2025年2月3日、有識者委員会の代表として国際農研が提出したフィリピンにおける水田水管理によるメタン排出削減のためのJCM方法論が、日・フィリピン両国政府のJCM合同委員会において承認されました。
水田メタン削減に関するJCMを活用したフィリピン方法論の完成に係る記者発表会を共催
国際農研は、2024年6月28日に農林水産省が主催した「アジア開発銀行(ADB)拠出事業による水田メタン削減に関するJCMを活用したフィリピン方法論の完成に係る記者発表会」を農研機構とともに共催しました。
関連する現地の動き
-
Pick Up
553. 世界海の日
6月8日は「世界海の日」です。国際社会が直面している海洋に関する課題について世界的な認識を高める機会を作るために制定されました。また、2022年は「零細漁業と養殖の国際年」です。本日のPick Upでは、国際農研の研究成果から水産分野の零細漁業と養殖に関連する国際共同研究を2例紹介いたします。
刊行物
広報JIRCAS (13)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 13 ( )
jircas13-_-.pdf6.58 MB
広報JIRCAS (12)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 12 ( )
jircas12-_-.pdf9.25 MB
広報JIRCAS (10)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 10 ( )
jircas10-_-.pdf3.92 MB
広報JIRCAS (1)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 1 ( )
jircas_1.pdf9.43 MB

ウンカ・ヨコバイ類の発生動態 (熱帯における水稲2期作化に伴う病害虫対策に関する研究(平成2年度熱帯農業試験研究推進会議研究推進部会)) -- (熱帯における水稲害虫の発生と被害)
平尾 重太郎, 熱帯農研集報. 73 , 12- 33 ( )
関連するイベント・シンポジウム
-
-
JIRCAS―フィリピン稲研究所 気候変動対応プロジェクト 2017-2020キックオフミーティング
- 場所
-
フィリピン国ヌエバエシハ市
出張報告書
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 出張目的 | 関連プログラム |
---|---|---|---|---|
R06-0478 | 2025年01月 - 2025年02月 | フィリピン, マダガスカル, ベトナム | ・乾期作試験の生育調査と情報収集(MIRSA-4水田) ・穂数改良系統の品種登録試験の生育調査(アフリカ稲作システム) |
環境, 食料 |
R06-0473 | 2025年02月 - 2025年02月 | フィリピン | フィリピンにおけるナマコ中間育成技術開発にかかる現地調査、およびマニラにおけるナマコ類の流通調査 | 食料 |
R06-0457 | 2025年01月 - 2025年02月 | フィリピン | 栽培管理と生育調査、灌漑試験の開始、研究打ち合わせ | 環境 |
R06-0387 | 2024年11月 - 2024年12月 | フィリピン, インドネシア | ・イネの肥料低減の実証に関する打ち合わせ ・国立イネR4D会議での基調講演 ・いもち病抵抗性系統のデモンストレーションに関する打ち合わせ |
情報 |
R06-0306 | 2024年10月 - 2024年12月 | タイ, ベトナム, フィリピン | ・東南アジア連絡拠点業務 ・東南アジア地域の農林水産業および国際農業研究動向に関する情報収集 |
情報 |
研究成果情報
- フィリピンにおける養殖ミルクフィッシュの成長と肥満度は水温で予測できる(2021)フィリピンにおいて、ミルクフィッシュの成長と肥満度、水温のデータを解析することで、魚の成長予測が可能になる。水温を把握することによって、肥満度予測の可能性を示すことができ、適切な給餌にも役立つ。
- 地上部バイオマスを広域推定するためのマングローブモデルの開発(2020)
アジア地域に分布するマングローブのバイオマス(Y)は、衛星画像などから測定される森林高(X)と換算式Y = 2.25X1.81から推定できる。マングローブが同程度の森林高の陸域熱帯林よりも著しく高いバイオマス量を有する要因は、胸高幹断面積の大きさによる。
- 家禽加⼯残渣の活⽤によるミルクフィッシュ⽤⿂粉削減飼料の開発(2019)
ミルクフィッシュ養殖用飼料原料として家禽加工残渣を12%配合することにより、ミルクフィッシュ養殖用飼料中の魚粉を75%、魚油を15%削減できる。本飼料を用いることで、近年高騰する魚粉及び魚油の使用量が削減され、養殖魚の成長率や化学成分含量、味わいに影響を及ぼすことなく、飼料コスト軽減による水産養殖業者の経営改善が期待できる。
- アジアモンスーン地域の天水稲作における最適播種期予測による収量改善(2018)
全球スケールの季節予報を統計的にダウンスケーリングした気象予測値をモンスーンアジアの100 km2程度の天水稲作地域に適用できることを明らかにした。これにより、作物生育モデルを使った最適播種期の予測が可能となり、農家の収量を改善できる。
- フィリピンのサトウキビ単作地域における地下水への窒素負荷量の推定(2017)
地下水の窒素汚染が懸念されるフィリピンの代表的なサトウキビ栽培地域での窒素負荷量を推定した。地表面への窒素の負荷源として、肥料・家畜排泄物・人排泄物・降雨があるが、地下への潜在的な窒素負荷の多くは、肥料由来の窒素である。
- アセアン国別食料需給モデル作成・運用マニュアルによる成果の普及(2016)
アセアン加盟各国を対象として食料生産・消費の中期予測を行うための非均衡モデルを作成・運用するためのマニュアルを作成し広く公表する。マニュアルは、モデルの作成法を基礎的な計量経済学の概念と共に示し、モデルの理解・作成・運用に寄与する。
- ガリー侵食の発生域を衛星データの画像解析によって抽出する(2014)
フィリピン・ルソン島北部カガヤン川沿いの丘陵地帯において、近年顕著になったガリー侵食の発生実態の把握のため、高空間分解能衛星データの画像解析によりガリー発生域を抽出する手法を開発する。衛星データの利用により、現地調査が行われない地域を含めた広域のガリー侵食の分布を迅速に把握する。
- ハネジナマコの飼育管理のためのサイズ測定と栄養状態評価手法(2011)
メントール麻酔剤により体型が不定なハネジナマコの体長と体重の測定精度が向上できる。栄養状態により体長と体重が変化するナマコ類は、従来の肥満度による栄養状態の評価ができないが、体腔液の比重と総炭水化物含量を指標として評価できる可能性を示した。
- フィリピンでの節水灌漑技術普及における情報ネットワークの役割(2010)
フィリピンの深井戸灌漑水利組合を対象に、節水灌漑技術普及における情報ネットワークの役割を解明した。技術の早期採用者は、外部から技術情報を組合に伝える機能、組合内で情報を広める機能、外部に情報を発信する機能を役割分担をしている。
- 熱帯性・亜熱帯性魚類の必須脂肪酸組成の特性(2003)
熱帯性・亜熱帯性海産魚の卵稚仔は、冷水性・温水性魚類と異なる必須脂肪酸組成特性を有し、アラキドン酸が重要であることが示唆された。