フィリピン
フィリピン共和国(フィリピンきょうわこく、タガログ語: Republika ng Pilipinas、英語: Republic of the Philippines)、通称フィリピンは、東南アジアに位置する共和制国家である。島国であり、フィリピン海を挟んで日本、ルソン海峡を挟んで台湾、スールー海を挟んでマレーシア、セレベス海を挟んでインドネシア、南シナ海を挟んで中国およびベトナムと対する。フィリピンの東にはフィリピン海、西には南シナ海、南にはセレベス海が広がる。首都はマニラで、最大の都市はケソンである。国名のフィリピンは16世紀のスペイン皇太子フェリペからちなんでいる。
(DBpediaより引用)関連するJIRCASの動き
フィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共同研究に係わる覚書を締結
国際農研は、令和4年3月17日、フィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共同研究に係る新たな覚書(MOU)の調印式を行いました。
国際会合「熱帯島嶼における農業生産と環境保全の両立」開催報告
令和4年2月14日、国際農研は国際会合「熱帯島嶼における農業生産と環境保全の両立」を、熱帯・島嶼研究拠点とオンラインの併用で開催しました。
刊行物
広報JIRCAS (1)
国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 1 ( )
jircas_1.pdf9.43 MB

ウンカ・ヨコバイ類の発生動態 (熱帯における水稲2期作化に伴う病害虫対策に関する研究(平成2年度熱帯農業試験研究推進会議研究推進部会)) -- (熱帯における水稲害虫の発生と被害)
平尾 重太郎, 熱帯農研集報. 73 , 12- 33 ( )

ツングロ病の疫学 (熱帯における水稲2期作化に伴う病害虫対策に関する研究(平成2年度熱帯農業試験研究推進会議研究推進部会)) -- (熱帯における水稲害虫の発生と被害)
日比野 啓行, 熱帯農研集報. 73 , 74- 87 ( )

総合討論 (熱帯における水稲2期作化に伴う病害虫対策に関する研究(平成2年度熱帯農業試験研究推進会議研究推進部会))
, 熱帯農研集報. 73 , 128- 131 ( )

フィリピンにおける地下作物 (熱帯における地下作物の有効利用(平成元年度熱帯農業試験研究推進会議研究推進部会)) -- (地下作物の生産と利用)
小巻 克己, 志賀 敏夫, 熱帯農研集報. 71 , 115- 130 ( )
関連するイベント・シンポジウム
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JIRCAS―フィリピン稲研究所 気候変動対応プロジェクト 2017-2020キックオフミーティング
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フィリピン国ヌエバエシハ市
出張報告書
報告書番号 | 出張年月 | 国名 | 出張目的 | 関連プログラム |
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H31-0421 | 2020年01月 - 2020年03月 | フィリピン, マレーシア | (1)マングローブの資源量に関する調査、(2)フタバガキ科樹種の成長応答予測のための野外調査 | 高付加価値化 |
H31-0413 | 2020年02月 - 2020年02月 | フィリピン | 研究打合せ | 資源・環境管理 |
H31-0399 | 2020年02月 - 2020年02月 | メキシコ, フィリピン | 1.高BNIコムギ品種の作出に向けた研究打合せ並びにBNI能の検証のためのポット試験及び圃場試験の準備、2.研究打合せ、水文観測機器の保守、3.圃場試験準備と圃場管理業務に関する委託契約 | 資源・環境管理 |
H31-0361 | 2019年11月 - 2019年12月 | フィリピン | 現地カウンターパート及びステークホルダーとの各種協議、実証試験に関する業務連絡調整 | 資源・環境管理 |
H31-0383 | 2019年12月 - 2019年12月 | フィリピン, マレーシア | PHB肥効研究の打合せ、PHBペレット試作及びパーム幹樹液サンプル調製 | 高付加価値化 |
研究成果情報
- 地上部バイオマスを広域推定するためのマングローブモデルの開発(2020)
アジア地域に分布するマングローブのバイオマス(Y)は、衛星画像などから測定される森林高(X)と換算式Y = 2.25X1.81から推定できる。マングローブが同程度の森林高の陸域熱帯林よりも著しく高いバイオマス量を有する要因は、胸高幹断面積の大きさによる。
- 家禽加⼯残渣の活⽤によるミルクフィッシュ⽤⿂粉削減飼料の開発(2019)
ミルクフィッシュ養殖用飼料原料として家禽加工残渣を12%配合することにより、ミルクフィッシュ養殖用飼料中の魚粉を75%、魚油を15%削減できる。本飼料を用いることで、近年高騰する魚粉及び魚油の使用量が削減され、養殖魚の成長率や化学成分含量、味わいに影響を及ぼすことなく、飼料コスト軽減による水産養殖業者の経営改善が期待できる。
- アジアモンスーン地域の天水稲作における最適播種期予測による収量改善(2018)
全球スケールの季節予報を統計的にダウンスケーリングした気象予測値をモンスーンアジアの100 km2程度の天水稲作地域に適用できることを明らかにした。これにより、作物生育モデルを使った最適播種期の予測が可能となり、農家の収量を改善できる。
- フィリピンのサトウキビ単作地域における地下水への窒素負荷量の推定(2017)
地下水の窒素汚染が懸念されるフィリピンの代表的なサトウキビ栽培地域での窒素負荷量を推定した。地表面への窒素の負荷源として、肥料・家畜排泄物・人排泄物・降雨があるが、地下への潜在的な窒素負荷の多くは、肥料由来の窒素である。
- アセアン国別食料需給モデル作成・運用マニュアルによる成果の普及(2016)
アセアン加盟各国を対象として食料生産・消費の中期予測を行うための非均衡モデルを作成・運用するためのマニュアルを作成し広く公表する。マニュアルは、モデルの作成法を基礎的な計量経済学の概念と共に示し、モデルの理解・作成・運用に寄与する。
- ガリー侵食の発生域を衛星データの画像解析によって抽出する (2014)
フィリピン・ルソン島北部カガヤン川沿いの丘陵地帯において、近年顕著になったガリー侵食の発生実態の把握のため、高空間分解能衛星データの画像解析によりガリー発生域を抽出する手法を開発する。衛星データの利用により、現地調査が行われない地域を含めた広域のガリー侵食の分布を迅速に把握する。
- ハネジナマコの飼育管理のためのサイズ測定と栄養状態評価手法(2011)
メントール麻酔剤により体型が不定なハネジナマコの体長と体重の測定精度が向上できる。栄養状態により体長と体重が変化するナマコ類は、従来の肥満度による栄養状態の評価ができないが、体腔液の比重と総炭水化物含量を指標として評価できる可能性を示した。
- フィリピンでの節水灌漑技術普及における情報ネットワークの役割(2010)
フィリピンの深井戸灌漑水利組合を対象に、節水灌漑技術普及における情報ネットワークの役割を解明した。技術の早期採用者は、外部から技術情報を組合に伝える機能、組合内で情報を広める機能、外部に情報を発信する機能を役割分担をしている。
- 熱帯性・亜熱帯性魚類の必須脂肪酸組成の特性(2003)
熱帯性・亜熱帯性海産魚の卵稚仔は、冷水性・温水性魚類と異なる必須脂肪酸組成特性を有し、アラキドン酸が重要であることが示唆された。
- フィリピンにおける養殖ハタ大量死はウイルス性神経壊死症に因る(2002)
原因不明であった養殖ハタの大量死は、フィリピンで初めてのウイルス性神経壊死症(VNN)の感染発病に因るものであり、本症の確定診断は病原病理学的に可能である。