2015年若手外国人農林水産研究者表彰式

本表彰では、開発途上地域の農林水産業及び関連産業に関する研究開発について、その一層の発展及びそれに従事する若手研究者の一層の意欲向上に資するため、

1.優れた功績をあげつつある若手外国人研究者
2.将来の技術革新等につながる優れた研究業績をあげつつある若手外国人研究者

に対して、毎年3名を限度に農林水産省農林水産技術会議会長賞を授与しています。

受賞者名(敬称略)、年齢(注意1)、性別、国籍

所属

業績名
(概要)

Ani WIDIASTUTI
(アニ・ウィディアストゥティ)
38歳、女性、インドネシア

Gadjah Mada University
(インドネシア)

ヒートショック誘導抵抗性のメカニズム、有効性、および実用的応用

(苗に50度程度の温湯の散布(20秒間)処理をすることにより作物に病害抵抗性を付与するもので、減農薬にも繋がることが期待できる。)

Viengsakoun NAPASIRTH
(ビエンサクン・ナパサー)
37歳、男性、ラオス

National University of Laos
(ラオス)

ラオスでの持続可能な畜産農業促進のための牛用飼料向けサイレージ技術と農業副産物の開発と利用

(サイレージ技術によるキャッサバ搾汁残渣の飼料化等を通じた、サイレージ技術工場への取り組み。飼料不足の解決に有効であり東南アジアやアフリカなどの開発途上国への普及も期待される。)

Atef SWELAM
(アーテフ・スウェラム)
39歳、男性、エジプト

国際乾燥地農業研究センター
(ICARDA:CGIAR(注意2)

ナイル川デルタ地帯の土地及び水生産性を高めるための、小規模農場向けで費用対効果の高い揚床機械の開発

(受賞者が開発した揚床植え付け機械は、用水量の減少と浸透損失の低減に著しい効果を発揮するものであり、当該機械の普及の結果、手作業の軽減や生計が著しく改善された。)

(注意1)年齢は2015年1月1日時点
(注意2)CGIARとは、国際農業研究協議グループ(Consultative Group on International Agricultural Research)の略
(参考)平成27年3月13日付けプレスリリース:2015年(第9回)「若手外国人農林水産研究者表彰」の候補者の募集開始について
http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/150313.htm

若手外国人農林水産研究者表彰
開催日
場所

国連大学 ウ・タント国際会議場 東京都渋谷区神宮前 5-53-70

受付期間
参加費

無料

日時詳細
  • 表彰式       15:30~16:15
  • 受賞者講演会   16:15~17:00
  • 祝賀レセプション  17:15~18:45
使用言語

日本語(英同時通訳)

その他

翌日10月28日(水)には、同会議場において、JIRCAS国際シンポジウム2015「国際農林水産業 研究における質の高い解決策の提案」が開催されます。併せて参加申し込みください。

参考

2015年 若手外国人農林水産研究者表彰 募集要項 • 「2015年(第9回)若手外国人農林水産研究者表彰」における候補者の募集を開始します。(平成27年3月13日付け農林水産省プレスリリース) •「2015年(第9回)若手外国人農林水産研究者表彰」受賞者の決定及び表彰式の開催について (平成27年10月9日付け農林水産省プレスリリース)

問い合わせ先

国際農研 情報広報室 若手外国人農林水産研究者表彰事務局

  • 住所
    〒305-8686 茨城県つくば市大わし1-1 

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