熱帯林遺伝資源の特性評価による生産力と環境適応性の強化【環境適応型林業】

関連プログラム
環境

2022-01-11

背景

熱帯林は多様性に富み、木材としても様々な優れた特性を持つ樹木があります。しかし、天然林材の収穫は、その後の資源再生が不確実で持続可能性が低く、資源の枯渇化による天然林材生産の制限と植林木への生産の切り替えが図られています。そこで、劣化した二次林や放棄耕作地等、植林ニーズの高い造林技術を開発し、木材生産力の回復を図ることが求められています。さらに、天然林の主要樹種の多くは、気候変動の影響を受けやすいことが懸念されており、多様な森林遺伝資源を活用した環境適応性の高い持続可能な熱帯林管理の確立が必要とされています。

プロジェクト目標

東南アジア等の熱帯林の固有遺伝資源について、その特性、機能や環境変化への適応能力を明らかにし、それに基づいて林業生産力と環境適応性を強化するための造林技術を開発します。

研究課題構成

  • 生産力と環境適応性の強化のための熱帯林遺伝資源の特性評価
  • 植生変化による生態系機能への影響を考慮した造林技術の開発
  • 固有遺伝資源管理情報のネットワーク化と利活用法の共有化

対象国

マレーシア、インドネシア、タイ

成果の対象者・受益者

相手国政府・州有林、林家・林業事業体

プロジェクトリーダー

岡 裕泰(林業領域)

プロジェクトポスター

熱帯林遺伝資源の特性評価による生産力と環境適応性の強化【環境適応型林業】

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