現地の動き

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1361. 2025年(第19回)「若手外国人農林水産研究者表彰(Japan Award)」の表彰式

10月27日、農林水産省主催による「2025年(第19回)若手外国人農林水産研究者表彰(Japan Award)」が開催されます。

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1360. 食料システム変革加速のための連携

10月16日は「世界食料デー」です。食料システムは、温室効果ガス排出の主要な発生源でもありますが、食料生産・栽培・収穫そして分配の方法を通じて、温室効果ガス排出量を削減する可能性を秘めています。10月27日に開催されるJIRCAS国際シンポジウムでは、食料システム研究において国際的に著名な科学者らを交え、食料システム変革加速のための連携について議論します。
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1359. 農山漁村女性の食料生産における役割と地位向上に向けて

10月15日は「農山漁村女性のための国際デー 」。農村女性を取り巻く環境を改善することで、貧困解決だけでなく、持続可能な開発への貢献が期待できます。
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1358. 農業食品システム技術イノベーションの展望

今週、ローマで開催される世界食料フォーラム(World Food Forum)において、農業食料システム技術イノベーション・アウトルック(The Agrifood System Technologies & Innovations Outlook (ATIO))が発表されます。国際農研も、プロトタイプ仕様確認のオンラインコンサルテーションに参加し、グリーンアジアプロジェクト技術カタログ作成の経験をもとに議論に貢献しました。10月27日に開催されるJIRCAS国際シンポジウムでは、グリーンアジア・技術カタログの経験を共有します。
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1357. 2025年9月は記録上3番目に暖かく、海水温も高止まり

コペルニクス気候変動サービスによると、2025年9月は史上3番目に暑い9月となり、世界平均海面水温(SST)もこの月の記録としては3番目に高い値となりました。
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1356. 低炭素アンモニア肥料の可能性

アンモニアは世界の肥料セクターにおいて極めて重要な役割を果たしており、農業生産と食料安全保障の両方を支えています。農業市場情報システム(AMIS)による記事から、低炭素アンモニア肥料の可能性について紹介します。
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1355. 気候変動が食物摂取、食欲、食生活の選択に与える影響

気候変動は、食料の入手可能性、アクセス、利用、そして安定性といった側面において、食料安全保障に影響を与える主要な要因として認識されています。Appetite誌特集号では、生理学的反応、脆弱な人口層の適応、そして持続可能な食生活の移行を検証した研究をまとめ、気候変動に強い食料システムと公平な栄養介入の緊急の必要性を強調しています。
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1354. 健康的で持続可能かつ公正な食料システム

2019年に最初のEAT-ランセット委員会報告書が発表され、主に植物由来食品の摂取を重視するプラネタリーヘルスダイエット(PHD)を提唱しました。この度公表されたEAT-Lancet委員会による最新の分析は、公正な食料システムの社会的基盤に関する分析を追加し、新たなデータと視点を取り入れることで、食料システムにおける公平性に関する世界的な概念を提供しました。
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1353. 2025年9月 世界食料価格動向 

国連食糧農業機関(FAO)は、10月3日、世界食料価格動向を公表、2025年9月の平均値は128.8ポイントで、8月の改定値129.7ポイントからわずかに低下しました。穀物、乳製品、砂糖、植物油の指数の低下が、食肉指数の上昇を上回りました。全体として、価格指数は2024年9月より3.4%上昇しましたが、2022年3月に記録したピークからは19.6%低い水準にとどまりました。
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1352. 連続した猛暑の世界食料生産への脅威

温暖化に伴い、極端な気象現象は連続して発生するケースが増えています。Environmental Research Letters誌に掲載された研究は、このような連続した猛暑が世界の食料生産に深刻な脅威をもたらすことを示しました。一方、本研究は、ますます複雑化する気候リスクによる社会への影響を回避するためも、食料システムのレジリエンスを強化し、複合的な気候変動を考慮する必要性を浮き彫りにしています。
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1351. アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する「技術カタログ Ver.4.0」を公開 ― 日本発の研究成果と国際共同研究を通じ、食料システムの強靭化に貢献 ―

国際農研は令和7年10月1日、「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログ(以下、技術カタログ)」Ver.4.0を公式Webサイトで公開しました。
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1350. 南アジアにおける気候変動に強靭な農業を支えるシステムシフト

南アジアは、氷河の決壊による洪水から熱波、干ばつ、火災に至るまで、気候変動がもたらすあらゆる影響を経験しています。Nature Climate Change誌の論説から、気候変動に強靭な農業を支えるシステムシフトに関する意見を紹介します。
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1349. プラネタリー・ヘルス・チェック2025

地球の回復力と安定性を守るためには、地球をプラネタリーバウンダリー内に取り戻さなければなりません。これらの境界は、地球の健全性を確保するための科学的に定義されたガードレールです。限界を超えれば、私たち自身の生命維持システムに不可逆的なダメージを与える危険があります。プラネタリー・ヘルス・チェック2025(Planetary Health Check 2025)報告書は、今日、海洋酸性化を新たに含めた9つの限界のうち7つが既に境界を越えていることを示しました。
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1348. 食料ロス・廃棄啓発のための国際デー

9月29日は、「食料ロス・廃棄啓発のための国際デー(International Day of Awareness of Food Loss and Waste: IDAFLW)」です。持続可能な開発目標12(責任ある消費と生産)のターゲット12.3の達成まで残り5年となり、食品ロスと廃棄を削減するための行動を早急に加速させる必要があります。
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1347. JIRCAS国際シンポジウム2025

2025年10月27日(月)、JIRCAS国際シンポジウム2025『アジアモンスーン地域における農林水産業技術の実装加速化   ―生産力向上と持続可能な食料システム構築に向けた進展と展望―』を、ハイブリッド(一橋講堂およびオンライン)で開催いたします。ご参加登録をお待ちしています。
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1346. 循環型バイオエコノミーと伝統知識

循環型バイオエコノミーへ世界的な関心が高まっており、政府や産業界は、資源の枯渇を最小限に抑え、再生型農業を奨励し、バイオ産業の副産物の再利用とリサイクルを促進するための枠組みとして、この概念を採用しています。Nature Food誌の論説は、バイオエコノミーにおける科学的知識と同等に重要な伝統知識の意義を強調しました。
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1345. 食料システムの変革:その根拠と方法論

世界の食料システムを変革し、回復力のある持続可能な食の未来を実現することは、人類が直面する最も喫緊の課題の一つです。フィロソフィカル・トランザクションズ誌で公表された論文は、食料システム変革の根拠と方法論について議論をしました。
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1344. 水循環の不規則化

水は私たちの社会を支え、経済を活性化し、生態系を支えています。しかしながら、世界の水資源はますます逼迫しており、同時に、より深刻な水災害が人々の生命と生活にますます大きな影響を与えています。世界気象機関(WMO)の新たな報告書(State of Global Water Resources report 2024)は、水循環はますます不規則かつ極端に洪水と干ばつを繰り返すようになっており、水の過剰または不足が経済と社会に及ぼす連鎖的な影響を浮き彫りにしました。
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1343. 陸域における炭素吸収源の減少

陸域生態系は、人為的に排出される炭素の約3分の1を吸収し、気候変動緩和戦略の重要な要素となっています。しかしながら、Nature Climate Change誌の論説は、最近のエビデンスは、陸域における炭素吸収と緩和ポテンシャルの制約を示唆していると指摘しています。
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1342. 今後10年間の低・中所得国食料安全保障の見通し

米国農務省(USDA)が公表した報告書によると、今後10年間で83か国の低・中所得国のほとんどにおいて食料安全保障は改善すると予測される一方、食料不安は一部地域で根強く残る見込みです。