JIRCASの動き

アジア・アフリカ地域の稲作普及員8名が国際農研を訪問―JICA課題別研修―

国際協力機構(JICA)では、アジア・アフリカ地域の普及員を対象に、稲作技術向上に関する研修を行っています。この研修の一環として、令和4年5月31日(火)にエチオピア、フィリピンなど7か国8名の普及員とJICA筑波からの引率者3名の計11名が国際農研を訪問しました。

アフリカにおける低コスト水利施設マニュアルを公開

アフリカの農家が開田した水田の水路は、土水路であることが多く、強度の強い雨や水の流れにより浸食され、機能が低下することが多いです。このたび、農家で実施可能な費用が安い、水路の補強対策(被覆植物による補強、木製柵渠による補強、ブロックによる補強)について紹介したマニュアルを公開しました。

東京大学先端科学技術研究センターの杉山所長らの研究グループが熱帯・島嶼研究拠点を訪問

令和4年5月20日(金)、東京大学先端科学技術研究センターの杉山正和所長はじめ、小林光研究顧問、東京大学未来ビジョン研究センター、株式会社日本触媒の研究グループが熱帯・島嶼研究拠点(沖縄県石垣市)を訪問されました。

研究職員(若手育成型任期付研究員)募集要領

国立研究開発法人国際農林水産業研究センターでは、標記研究職員の募集を行っております。

マダガスカルで国際農研が開発した水稲新品種を同国大統領に紹介

2022年5月10日に実施された国際協力機構JICAの無償資金協力「アロチャ湖南西地域灌漑整備事業」の完成式典において、国際農研が実施する「肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上(通称FyVaryプロジェクト)」で開発した水稲新品種(FyVary32、FyVary85)について、マダガスカル国大統領に説明し、同国が重要視するコメ増産への貢献に期待が寄せられました。

土壌肥沃度の迅速評価技術に関するワークショップをマダガスカルで開催

SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)プロジェクト「肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上(国際農研・辻本研究代表)」で開発した土壌肥沃度の迅速評価技術に関するワークショップを開催し、研究成果を農業技術普及員などの受益者に広く発信しました。

PNAS最優秀論文賞の授与式に先立ち、BNI強化コムギの研究紹介動画が公開されました

令和4年3月に、生物的硝化抑制(BNI)強化コムギの研究が、米国科学アカデミー紀要(PNAS)より2021年の最優秀論文賞「Cozzarelli Prize」を受賞したところです。この度、本成果を紹介した動画がPNASのYouTubeチャンネルに公開されました。

駐日チュニジア共和国大使が国際農研を訪問

令和4年4月25日(月)、駐日チュニジア共和国大使館のモハメッド・エルーミ大使ご一行が国際農研を訪問され、小山理事長はじめとする国際農研幹部と意見交換を行いました。

サール主任研究員がブルキナファソで受けたインタビューの記事が現地の新聞に掲載されました

本年4月から出張のサール主任研究員は、現地の新聞「Infos-Science-Culture」よりインタビューを受ける機会があり、その記事が大きく掲載されました。インタビューでは、SATREPSブルキナのプロジェクト概要、リン鉱石が土壌微生物によって可溶化する過程について紹介するとともに、土壌微生物が作物生産にとってどのような重要な役割を担っているかを解説しました。

G.V.スバラオ主任研究員がTED2022でBNIの研究成果を紹介

令和4年4月10日~4月14日にバンクーバーで開催されたTED2022「A NEW ERA」に、国際農研のG.V.スバラオ主任研究員がBNI(生物的硝化抑制)の研究成果をTEDトークしました。