令和6年10月24日午後、ベトナム農業農村開発省（MARD）を訪問し、Phung Duc Tien副大臣（国際協力、研究担当）と面会しました。

冒頭、Tien副大臣から、日本とベトナムは古くから密接な協力関係を構築し、日本がこれまで多くの人材教育と投資を行ってきたことに対する感謝の意が表明されました。国際農研からは、これまで農業遺伝研究所（AGI）と連携し、化学農薬低減に向けたいもち病抵抗性に関する研究を行ってきたことを述べた上で、この研究成果を活用した化学農薬低減技術の社会実装のアイデアを提案しました。また、化学肥料低減及び灌漑用水節約に関する新たな研究シーズによる持続可能で環境にやさしいベトナム農業の発展に貢献する研究のアイデアを提案しました。これに対し、Tian副大臣からは、これらのアイデアはベトナムの研究の方向性に合致しており、MARDとして支持しうる旨の発言がありました。