2026年7月20日から22日にかけて、国際農研(JIRCAS)およびインドネシア国立研究革新庁(BRIN)農業・食品研究機構(ORPP)の主催により、「環境調和型作物生産技術の連携展開ワークショップ」を、KST Soekarno BRIN Cibinong(インドネシア共和国ボゴール県チビノン)にて開催しました。
JIRCASの交付金プロジェクト「環境調和型作物生産技術の連携展開(略称:環境調和作物連携)」の開始にあたり、研究実施体制の構築および実証研究の方向性について関係機関間で共有することを目的として実施したものです。JIRCAS、BRIN、インドネシア農業省、食料担当調整省、民間企業、利用者団体などから計43名(会場40名、オンライン3名)が参加しました。
本プロジェクトは、気候変動への適応・緩和と環境負荷低減を両立する作物生産技術の開発・普及を目指すものです。インドネシアをはじめとするアジアモンスーン地域を対象に、イネやダイズの育種素材と栽培管理技術を組み合わせ、温室効果ガス(GHG)排出量や肥料・農薬使用量を評価しながら、現地条件に適した環境調和型作物生産技術の中核パッケージ構築に取り組みます。また、UAVを活用した地域展開モデルの開発や実装戦略の検討を通じて、社会実装の加速を目指します。
ワークショップでは、初日にプロジェクト概要および研究計画の共有と政策動向の紹介を行い、イネおよびダイズを中心とした研究内容や実証候補地について議論しました。2日目には課題別の協議を通じて試験計画や役割分担を具体化し、最終日には実証候補地の水田において試験実施方法を確認しました。これらの議論を通じて、関係機関間で実証研究の方向性と連携体制に関する共通認識が形成されました。
本ワークショップを契機として、関係機関の連携のもと、環境調和型作物生産技術の現地実証に向けた取り組みが本格的に始動しました。


