「グローバルフェスタJAPAN2025」にスーパーフード「キヌア」の研究成果を出展

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令和7年9月27日(土)~28日(日)、新宿住友ビル三角広場(東京都新宿区)で開催された国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN2025」(主催:グローバルフェスタJAPAN2025実行委員会)に、国際農研はブースを出展しました。本イベントは国内最大級の国際協力を紹介する場であり、今年は2日間で延べ14,508名の来場がありました。
 

令和7年9月27日(土)~28日(日)、新宿住友ビル三角広場(東京都新宿区)で開催された国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN2025」(主催:グローバルフェスタJAPAN2025実行委員会)に、国際農研はブースを出展しました。本イベントは国内最大級の国際協力を紹介する場であり、今年は2日間で延べ14,508名の来場がありました。

今回の展示では、過酷な高地環境でも生育する高栄養価作物「キヌア」に焦点を当て、南米ボリビアで進める研究活動や国際協力の取り組みを紹介しました。キヌアは五大栄養素をバランス良く含む穀物で、ボリビアのウユニ塩湖周辺など高塩濃度土壌で栽培されており、高い栄養価と環境ストレスへの強さから「スーパーフード」として世界的に注目されています。

国際農研では、ボリビアの研究機関と連携し、現地環境に適したキヌアの育種や栽培技術の確立に向けた国際共同研究を推進しています。展示ブースでは、キヌアの実物標本や多様な関連商品を交えながら研究内容を分かりやすく紹介し、訪れた方々からは「キヌアを普段食べている」「もっと知りたい」といった声が多く寄せられました。来場者の皆さまとの直接対話を通じて、キヌアの認知度の高まりや関心の広がりを実感する機会となりました。

世界的に気候変動や人口増加による食料問題が深刻化する中、国際農研では、栄養性と環境適応性に優れた作物としてのキヌアに可能性を見出し、持続可能な食料生産の一助とすべく今後も研究と情報発信に努めてまいります。
 

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