令和5年8月2日 (水) ~ 3日(木) 10:00~16:00、筑波産学連携支援センター1階展示コーナーにて『スーパーフード「キヌア」の魅力』イベントを開催します。本イベントは、夏休みこども見学デーの一環として、キヌアの生態や南米ボリビアで実施中の研究内容を紹介します。来場者がキヌアの植物体を触ったり種を観察したりする機会を設けることで、「キヌア」の魅力を感じていただけるようなプログラムとなっています。
「キヌア」は、栄養価が高いだけでなく、塩類土壌、干ばつや降霜など劣悪な環境下にあるボリビアの高地高原(標高4,000m程度)で唯一栽培可能な作物です。国際農研では劣悪な環境や外的攪乱に強いレジリエントな作物を作出、生産するため「キヌア」の育種や生産技術の開発に取り組んでいます。
また、令和5年は国連により『国際雑穀年』と定められ、栄養、農業、気候の課題に対応するための雑穀の役割を認識し、雑穀の気候耐性と栄養面での利点に対する認識を高め、雑穀の持続可能な生産と消費の増加を通じて、多様でバランスのとれた健康な食生活を提唱する機会となっています。
夏休みの自由研究のテーマとして、また子どもだけでなく大人にとってもキヌアを身近に感じ新たな気づきが得られる貴重な機会ですので、ぜひお越しください。皆様のご来場をお待ちしております。
参考情報
レジリエント作物(B1プロ) https://www.jircas.go.jp/ja/program/prob/b1
SATREPSボリビア https://www.jircas.go.jp/ja/satreps-bolivia
721. キヌアの日 ~キヌア研究における国際農研の貢献~https://www.jircas.go.jp/ja/program/proc/blog/20230220
「こども霞ヶ関見学デー」
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kengaku/