南米ボリビアのサンアンドレス大学Giovanna Almanza教授らがSATREPSボリビアの連携強化のために国際農研を訪問されました

関連プログラム
食料
関連プロジェクト
SATREPSボリビア
国名
ボリビア
令和5年1月30日、南米ボリビアのサン・アンドレス大学化学研究所教授Giovanna Almanza博士、同大学化学系主任研究員Yonny Rene Flores Segura博士、アンデス産作物普及財団(PROINPA)ラパス事務所代表 Wilfredo Rojas博士らが、SATREPSボリビアの連携強化のために国際農研(つくば本所)を訪問されました。

令和5年1月30日、南米ボリビアのサン・アンドレス大学化学研究所教授Giovanna Almanza博士、同大学化学系主任研究員Yonny Rene Flores Segura博士、アンデス産作物普及財団(PROINPA)ラパス事務所代表 Wilfredo Rojas博士らが、SATREPSボリビア(https://www.jircas.go.jp/ja/satreps-bolivia)の連携強化のために国際農研(つくば本所)を訪問されました。

サン・アンドレス大学は、ボリビアの首都ラパスに本部がある国立の総合大学で、ボリビア最高学府として知られています。PROINPAは、国の農業研究機関の閉鎖に伴い、当時の所属メンバーが約25年前に設立した非営利の農業研究・普及団体です。

国際農研は、京都大学等と共同で、世界で初めて「スーパーフード」として注目を浴びているキヌアのほぼ完全なゲノム解読に成功しています。令和2年より、ボリビアのサン・アンドレス大学、PROINPAや、京都大学、帯広畜産大、東京農工大学と共同で、SATREPSボリビア・プロジェクト「高栄養価キヌアのレジリエンス強化生産技術の開発と普及」についての研究を実施しています。このプロジェクトでは、キヌアの品種改良・高付加価値化への道筋をつけるのみならず、厳しい環境・気象条件に適応する作物のメカニズムを明らかにすることで、気候変動に対する育種戦略への知見を得ることを目指しています。

Giovanna Almanza教授らは、プロジェクトのボリビア側の課題代表を務めておられますが、今回の国際農研訪問では、日本側の課題代表である、京都大学の安井康夫博士、東京農工大学の桂 圭佑博士、帯広畜産大学の藤倉雄司博士も同席し、今後の連携強化に関する意見交換を実施することができました。

なお、来週火曜日、一般講座「SATREPSシンポジウム 南米原産のスーパーフード「キヌア」の魅力」が開催されます。サンアンドレス大学のGiovanna Almanza教授らに加えて、北海道でキヌア栽培を開始している生産者の方々も講師に招き、一般の方向けに、キヌアやバレイショなどアンデス山脈の魅力ある作物の紹介を行い、雑穀キヌアの魅力を伝えます。

開催概要

https://www.jircas.go.jp/ja/satreps-bolivia/topics/events/20230127

主催
国際農林水産業研究センター SATREPSプロジェクト
共催
帯広畜産大学
日時
2023年2月7日(火)15:00~19:00
場所
帯広畜産大学 講義棟25番教室およびオンライン配信(Zoom)
言語
日本語(スペイン語は日本語に同時通訳)
参加費
講演セッション:無料、交流セッション:2,000円/人
講演セッション
15:00~17:15(各講演20分程度の予定)
交流セッション
17:30~19:00
帯広畜産大学かしわプラザにてキヌア料理の試食と講演者との意見交換を行います。
参加申込み
https://www.jircas.go.jp/ja/satreps-bolivia/topics/events/20230127
〆切 2月3日(金)15時

写真1

SATREPSボリビアの連携強化のために国際農研を訪問したサンアンドレス大学のGiovanna Almanza教授(前列左から4人目)、同大学化学系Yonny Rene Flores Segura博士(前列右から2人目)、PROINPAのWilfredo Rojas博士(前列左から2人目)。

日本側のSATREPSボリビア課題代表である、京都大学の安井康夫博士(後列右から3人目)、東京農工大学の桂 圭佑博士(後列右から2人目)、帯広畜産大学の藤倉雄司博士(前列右から1人目)も同席した。

写真2

国際農研 小山理事長等らとの今後の連携強化に関する意見交換

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