国際農研と駐日ボリビア多民族国大使館は、2024年5月20日(月)に『ボリビア シンポジウム〜ウユニ塩湖、キヌア、リャマの魅力〜』を、科学技術振興機構(JST)東京本部別館で開催しました(オンライン視聴も併用)。本イベントは、日本・ボリビア外交関係樹立110周年及び日本人のボリビア移住125周年記念事業に認定されています。
冒頭、JST森本茂雄理事の開会挨拶、ボリビア多民族国David Choquehuanca Céspedes副大統領のビデオメッセージ、駐日ボリビア多民族国大使館Natalia Fernanda Salazar Balderrama臨時代理大使からメッセージをいただきました。
第1部のキヌア・リャマセッションでは、SATREPSスーパーフードボリビアのメンバーであるDr. Rolando Gregorio Oros Martínez(PROINPA財団ゼネラルマネージャー)が「アンデス産作物の多様性と魅力」を、Dr. Giovanna Rocio Almanza Vega(サン・アンドレス大学教授)が「キヌアの機能性・ボリビアのキヌア料理」を、永利友佳理プロジェクトリーダー(国際農研)が「SATREPSボリビアプロジェクトスーパーフード「キヌア」の魅力」をそれぞれ紹介しました。
また、2024年は国際ラクダ年であることも踏まえ、ボリビア外務省より、ボリビア多民族国の地域社会、経済、食料安全保障に重要な役割を持つラクダ科動物(リャマ、アルパカ、グアナコ、ビクーニャなど)の動画が上映されました。そして、藤倉雄司業務室長(帯広畜産大学)が「南米のラクダ科動物について〜リャマとビクーニャ〜」を紹介しました。第1部は主催者を代表して柳原誠司理事(国際農研)が閉会挨拶を行いました。
第2部では、Natalia臨時代理大使がボリビアの観光と文化を紹介し、会場では、キヌア料理の試食とアンデス音楽フォルクローレの生演奏が行われました。
会場にお越しいただいた皆さま、オンラインで視聴された皆さま、ありがとうございました。本イベントの模様は、後日YouTube「JIRCAS channel」にて公開予定です。