国際農研が後援する「持続的土地管理のためのブルキナファソ国際科学シンポジウム」が成功裏に開催されました

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西アフリカ、ブルキナファソの首都ワガドウグにおいて、2021年5月17-20日の日程で、「持続的土地管理のための国際科学シンポジウム」が開催されました。ブルキナファソ土壌科学学会が主催し、ブルキナファソ国家芸術文化科学アカデミー、サヘル地域干ばつ政府間常設委員会が共催しました。国際農研および日本熱帯農業学会が後援しました。

西アフリカ、ブルキナファソの首都ワガドウグにおいて、2021年5月17-20日の日程で、「持続的土地管理のための国際科学シンポジウム」が開催されました。本シンポジウムは、2010年、2018年に引き続き、3度目の開催でした。本シンポジウムの目的は、持続的土地管理に関する新たな科学的知見や情報を研究者、政策関係者、開発支援組織、農家、民間企業間で共有し、持続的土地管理を達成するための仕組みを明確にすることです。ブルキナファソ土壌科学学会(SSS-BF)が主催し、ブルキナファソ国家芸術文化科学アカデミー(ANSAL-BF)、およびサヘル地域干ばつ政府間常設委員会(CILSS)が共催しました。国際農研および日本熱帯農業学会が後援しました。

今回のシンポジウムのテーマは「持続的土地管理のための農業資材へのアクセス:小規模農民が直面する課題」で、土壌肥沃度、土壌汚染、土壌劣化、社会経済評価に関する研究発表79件、ポスター発表7件で構成されました。参加国は、ブルキナファソを始め、ベナン、コートジボワール、ガーナ、日本、マダガスカル、マリ、モロッコ、ニジェール、セネガル、トーゴから総勢340名でした。

その中、国際農研は7件の研究成果を登録し、長年の共同研究機関である環境農業研究所(INERA)の共同研究者が発表しました。内容は、INERAと共同研究を実施中の「SATREPSブルキナファソプロ」4件、第4期中長期計画期間 (2016-2020年) に実施した「アフリカ流域管理プロ」2件、「アフリカ食料プロ(地域作物課題)」1件です。

また、後援機関として、「ブルキナファソと日本の協力」をテーマに日本ブースを設置し、国際農研、SATREPS、JICA、日本熱帯農業学会、JIRCAS-INERA共同研究プロジェクトなどを紹介するポスターやパンフレットを展示・配布しました。本ブースへは農業水利省のSalif Ouedoraogo 大臣も見学に訪れ、日本のプレゼンスを示すことができました。

本シンポジウムを通じて土地劣化に対する危機感が強く共有され、「持続的土地管理のための西アフリカ地域中核研究拠点」(Sub-regional center of excellence on sustainable land management)の設立が決定されました。この研究拠点には、INERA研究者が強く関わることが予定されています。本拠点の主要な役割を担うINERAを通じて、国際農研との共同研究成果が広く周知され、普及につながることが期待されます。

SATREPS: Science and Technology Research for Sustainable Development
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム

シンポジウム横断幕

シンポジウム横断幕

研究発表を行うC/Pアダマ氏(SATREPS)

研究発表を行うC/Pアダマ氏(SATREPS)

日本ブースを見学する農業水利省のSalif Ouedoraogo 大臣(左)

日本ブースを見学する農業水利省のSalif Ouedoraogo 大臣(左)

日本ブース展示の様子

日本ブース展示の様子