砂漠化地域における極端気象下での持続的土地管理法の開発【持続的土地管理】

関連プログラム
環境
国名
インド

2022-06-03

背景

乾燥地での土壌劣化である砂漠化は、地球環境問題の一つですが、依然としてその解決には見通しが立っておらず、食料問題と相まって混迷の度合いを深めています。灌漑農業が盛んなインドのヒンドゥスタン平野では、灌漑に起因した土壌塩類化により砂漠化が進行しています。また、近年、干ばつや集中豪雨などの極端気象が頻発しており、さらなる農業生産への影響が懸念されています。さらに、地下水の過剰取水、それに伴う水質悪化により水資源のひっ迫も深刻化しています。

プロジェクト目標

砂漠化が深刻な乾燥地の灌漑農業地域において、持続的かつ安定的な農業を実現するため、土壌の塩類化および極端気象による被害を軽減し、限られた水資源の利用効率を最大化するSLMを開発します。
SLM:持続的土地管理法(Sustainable Land Management: SLM)

研究課題構成

  • 南アジア乾燥地でのSLM開発

対象国

インド

成果の対象者・受益者

農家、農業政策担当者、関連プロジェクト、普及員、農林業関連研究者

プロジェクトリーダー

大西 純也(農村開発領域)

プロジェクトポスター

砂漠化地域における極端気象下での持続的土地管理法の開発【持続的土地管理】

砂漠化地域における極端気象下での持続的土地管理法の開発【持続的土地管理】

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