フィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共同研究に係わる覚書を締結

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国際農研は、令和4年3月17日、フィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共同研究に係る新たな覚書(MOU)の調印式を行いました。

フィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共同研究に係わる覚書を締結

国際農研は、令和4年3月17日、フィリピン農業省砂糖統制庁(SRA)と共同研究に係る新たな覚書(MOU)の調印式を行いました。

フィリピンは熱帯の島嶼国であり、豊かな珊瑚礁が広がり地球の炭素循環にとって重要なコーラルトライアングル(The Coral Triangle | Asian Development Bank)の中に位置しています。

国際農研はSRAと共同で、熱帯・島嶼において気候変動に対しレジリエントで環境に調和し、資源循環を可能とする土壌炭素蓄積技術および持続可能なサトウキビ栽培技術を開発します。今回締結したMoUの下、3つのプロジェクト(気候変動総合熱帯島嶼環境保全熱帯作物資源)が、SRAとワークプランを結びました。

調印式はオンラインで行われ、SRAからはHelmenegildo R. Serafica長官らが参加しました。SRA長官から、近年のフィリピンが抱える極端気象や肥料価格の上昇などに対して、資源循環と生産性向上のために、国際農研との研究協力により、フィリピンにおけるサトウキビ栽培技術の向上と自然環境保全の両立に向けて前進できると期待しているとのご発言がありました。そして、将来にわたって国際農研との深い研究協力体制の構築への期待が述べられました。

調印式にて挨拶を述べる小山理事長(写真右)

フィリピン農業省砂糖統制庁と共同研究に係る覚書を締結

MoUに調印するフィリピン農業省砂糖統制庁長官Helmenegildo R. Serafica長官

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