ベトナム植物保護研究所のNguyen Huy Chung植物免疫部部長らが国際農研を訪問

関連プログラム
食料
関連プロジェクト
越境性害虫
国名
ベトナム
令和4年8月から9月にかけて、ベトナム植物保護研究所のNguyen Huy Chung植物免疫部部長及びNguyen Thi Tho研究員が国際農研(つくば市)を訪問されました。

令和4年8月から9月にかけて、ベトナム植物保護研究所のNguyen Huy Chung植物免疫部部長及びNguyen Thi Tho研究員が国際農研(つくば市)を訪問されました。

国際農研は、ベトナム植物保護研究所と共同で、「イネウンカ類の周年発生地域における防除技術の開発(越境性害虫プロジェクト)」を進めています。今回の訪問では、共同研究の進捗に必要となる、イネウンカ類の天敵を材料とした研究手法に関する技術講習を受けて頂きました。

また、8月25日から8月26日にかけて農研機構・植物防疫研究部門合志研究拠点(熊本県合志市)を訪問し、同部門にイネウンカ類を材料とした研究手法に関する講習を行って頂きました。

イネウンカ類は、東南アジアで周年発生する害虫であり、殺虫剤抵抗性の発達が大きな問題となっています。ベトナム中北部で発生した個体群が中国を経て日本に飛来することから、同地域における殺虫剤抵抗性発達を抑制することが、日本における持続的な防除にも重要です。

国際農研は、今後も、ベトナム植物保護研究所及び農研機構・植物防疫研究部門との連携を強化し、ベトナムにおけるイネウンカ類の持続的な防除技術の確立を目的とした研究を行います。

 

国際農研役員との懇談時の集合写真(左から中島PD、小山理事長、Nguyen Huy Chung部長、Nguyen Thi Tho研究員、山本理事、小堀PL)

農研機構・植物防疫研究部門における技術講習の様子

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