熱帯・島嶼研究拠点(熱研)では、石垣市民の皆さまお待ちかねの第15回熱研一般公開を2021年11月8日(月)~14日(日)の1週間に亘りオンライン開催し、熱研の研究活動などについて、石垣市民をはじめ国民の皆さまに紹介しました。2006年に始まった熱研一般公開は、昨年度、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため残念ながら中止としましたが、今回、約2年半ぶりにオンライン形式で開催しました。
熱研では、亜熱帯・島嶼という気候、地理的条件、拠点内に設置されている圃場や施設などを活かし、熱帯・亜熱帯の開発途上地域や島嶼地域に応用できる農業生産技術の研究開発を行っています。そこで、熱研一般公開では、対象としている作物や現地の情報を含めて、海外や国内で実施している研究活動を紹介しました。
今回、初めてオンラインで開催することになり、展示・紹介内容も工夫し、皆さまに楽しめるよう準備しましたが、ご理解いただけたでしょうか。動画を視聴して学ぶ研究情報の内容を増やし、オンライン開催ならではの体験型イベントとして、子どもから大人まで、楽しんでいただけたと思います。国際農研ホームページの特設サイトには、国内と海外7カ国から1620回のアクセスがあり、YouTube JIRCAS channelには国内外で1145回の視聴があり、イベント全体で2765回のアクセスがありました。ご参加、ありがとうございました。
11月14日(日)には、特別ミニ講演とミニ講演について、石垣島や離島、沖縄県、さらに海外から届いた質問への回答をJIRCAS channelでライブ配信しました。ご質問と回答は、テキスト化して特設サイトに公開していますので、ご覧ください。
https://www.jircas.go.jp/sites/default/files/QandA_TARF_Openhouse2021.p…
また、11月14日の動画は、講演・回答者別に編集し、特設サイトにて公開しています。お見逃しの方、下記の特設サイトにて是非ともご視聴ください。
https://www.jircas.go.jp/ja/event/2021/tarfopenhouse
今回のイベントが、石垣市民をはじめ、国内外の皆さまに役立つこと、また、農業に触れ、農業を理解するきっかけの場としてご利用いただけましたら幸いです。
次年度は、例年どおりの熱研一般公開が開催できることを職員一同願っています。
なお、下記のとおり、報道されました。
1. 八重山毎日新聞2021年11月9日第9面「オンラインで一般公開 熱研」