令和7年2月26日、国際農研は、マレーシア・クアラルンプールに所在するマレーシア国立バイオテクノロジー研究所(National Institutes of Biotechnology Malaysia:NIBM)と、農業研究に関する包括的連携協定(MOU)を締結しました。
本協定では、SATREPSプロジェクトで開発されたオイルパーム古木(OPT)の利活用技術を基盤に、技術の社会実装を目指した取り組みを強化します。特に、食料安全保障の観点から、OPTに多く含まれるデンプンを活用した飼料利用の可能性について、両機関が共同で研究・開発を進めます。
OPTの有効活用は、持続可能な農業の推進やバイオマス資源の高度利用だけでなく、環境負荷の低減にも貢献すると期待されています。今後、両機関は研究を深化させ、実用化に向けた技術開発および普及活動を加速させる予定です。