千葉県立佐原高等学校理数科2年生が国際農研を訪問

関連プログラム
食料
関連プロジェクト
新需要創造
国名
アジア

令和6年7月5日(金)、千葉県立佐原高等学校理数科2年30名と先生3名が「つくばサイエンスツアー」の一環として、国際農研を訪問しました。

令和6年7月5日(金)、千葉県立佐原高等学校理数科2年30名と先生3名が「つくばサイエンスツアー」の一環として、国際農研を訪問しました。

先ず、開発途上地域の食料問題、環境問題、そして農林水産業分野の研究の重要性を説明し、さらに国際農研が世界中のパートナー機関と取り組む研究活動が、どのようにこれらの問題を解決し、SDGsへ貢献できるかについて、生徒たちと考えました。

続いて、丸井淳一朗主任研究員(生物資源・利用領域)が、アジア各地で利用されている発酵食品について、日本の伝統的な発酵食品と比較しつつ紹介しました。生徒たちは、丸井主研がアジア各地の発行食品やその作り方の特徴を知るために現地の人と一緒にフィールドワークを行い、品質の安定化の鍵となる技術を科学的に明らかにしていく活動を、質問を交えながら興味深く聞いていました。

このような講義を聞きつつ、実際にラオスで作られた発酵食品の「パデーク」の匂いを体感した生徒たちからは多くの質問があり、アジア各地の発酵食品のおいしさや機能性について、実験や分析を通して明らかにしていく科学的なアプローチに興味や関心を持っていただいたようです。

国際農研が世界のパートナーと一緒に進める研究や技術開発に触れていただくことで、グローバルな視野を持つ科学技術イノベーション人材の裾野が広がっていくことを期待しています。

丸井主任研究員が紹介する「おいしくて、役に立つ、発酵食品の研究」のミニ講演動画はYouTube「JIRCAS channel」でご覧いただけます。

ミニ講演動画「おいしくて、役に立つ、発酵食品の研究」
研究の重要性と楽しさについて生徒と考えました。

研究の重要性と楽しさについて生徒と考えました。

「パデーク」の匂いを体験する生徒たち

「パデーク」の匂いを体験する生徒たち

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