山形県立山形南高等学校理数科2年生が「つくばサイエンスツアー」で国際農研を訪問

令和6年7月31日(水)、山形県立山形南高等学校理数科2年生40名と先生2名が「つくばサイエンスツアー」の一環として、国際農研を訪問しました。

 

令和6年7月31日(水)、山形県立山形南高等学校理数科2年生40名と先生2名が「つくばサイエンスツアー」の一環として、国際農研を訪問しました。

まず、開発途上地域の食料問題、環境問題を解決するための農林水産業分野の研究の必要性について触れ、これらの問題の解決やSDGsの達成に対し、国際農研が世界中のパートナー機関と取り組む研究活動がどのように貢献できるかについて生徒たちと一緒に考えました。さらに、今後必要とされるグローバル人材・科学技術イノベーション人材について紹介し、山形南高等学校のスクールミッション「国内外で活躍できるグローカルな人材や社会のリーダーの育成」との共通点についても議論しました。

続いて、鵜家綾香研究員(生物資源・利用領域)から、農業由来の廃棄物を「環境に優しいエネルギーや高い付加価値を持つ製品」に転換する研究を紹介しました。また、マレーシアやタイなど東南アジアのパートナーたちとの活動についてもお話しました。生徒たちは、基礎研究をベースとして新たな技術を開発し、それをさらに社会実装につなげるまでの一連の活動を興味深く聞いていました。

国際農研が世界のパートナーと一緒に進める研究や技術開発に触れていただくことで、グローバルな視野を持つ科学技術イノベーション人材の裾野が広がっていくことを期待しています。

 鵜家研究員が実施している活動を紹介する「パームオイルを通じて考える未来のエコライフ」はYoutubeのJIRCASチャンネルからご覧いただけます。

 

広報JIRCAS (11)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 広報JIRCAS. 11 (2023-02-17)

また、鵜家研究員の「パームを丸ごと全部活用しよう! ~パーム油&バイオマスの持続可能な産業を目指して~」は、 広報JIRCAS Vol.11でお読みいただけます。

農林水産分野の研究の必要性について生徒たちと考えました。

基礎的な研究から社会実施までをつなぐ活動の重要性について話す鵜家研究員。

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