2018年11月16日(金)に、沖縄県石垣市にある大濱信泉記念館において、「太平洋島嶼地域における持続可能な資源管理と環境保全(Sustainable Resource Management and Environmental Conservation in Pacific Islands)」というタイトルでワークショップを開催しました。このワークショップは陸水物理研究会の2018年石垣大会のサテライトイベントとして国際農研が主催したものです。

 ワークショップでは、アジア・島嶼資源管理プロジェクトのパラオと石垣島における研究課題に参画している国際農研をはじめとする研究者6名とパラオ側カウンターパート3名が、プロジェクトで得られつつある研究成果や、パラオにおける資源管理の状況や環境政策等についての発表を行いました。また島嶼地域を代表し、太平洋共同体(Pacific Community、略称SPC)からDavid Hebbelthwaite氏、グアム大学からMari Marutani教授をお招きし、太平洋島嶼地域における持続可能な水資源の管理に関する情報提供と、グアムにおける持続的農業と環境教育についてそれぞれお話しをいただきました。ワークショップには、陸水物理研究会会員の他石垣市民も含め全40名の参加がありました。総合討論では、特に島嶼地域における持続的水管理、農業生産と環境保全との両立、島嶼ネットワークとの連携強化と人材育成等様々な視点から活発な議論が行われ、本ワークショップは成功裏に終わりました。

 11月18日(日)には海外からの招聘者と陸水物理研究会への参加者は、国際農研の熱帯・島嶼研究拠点の施設、およびプロジェクトの調査サイトである沈砂池を見学しました。

 本ワークショップにより、国内外の島嶼環境に関わる方々に、アジア・島嶼資源管理プロジェクトがパラオで行っている調査・研究活動について知っていただくことができました。今後、島嶼地域との協力関係を広げ連携を強くすることにより、プロジェクトの研究活動と成果の社会実装がいっそう進むことが期待されます。