今中期計画においてJIRCASは、太平洋の北マリアナ諸島に位置するパラオ共和国で、島嶼環境の限られた資源の把握とその管理技術を開発するための共同研究を実施しています。このたびパラオの最大都市コロールにおいてワークショップを開催し、具体的な研究・調査活動について協議しました。カウンターパート機関であるパラオの3つの機関(天然資源環境観光省、環境保護局、パラオコミュニテイカレッジ)から13名、JIRCASから7名が参加しました。
共同研究で実施している「流域における生態系機能の評価と水、土砂、栄養塩循環の健全化」と「地域資源を活用した環境保全型栽培と土地・資源管理手法の開発」の小課題それぞれについて活発な論議が行われ、パラオ国の開発計画との連携に基づいた具体的な活動計画が決定し、お互いの合意形成が図られました。