2012年度 JIRCASの動き

インドで開催されたサトウキビ国際シンポジウムでベストポスター賞を受賞

インドのコインバトールで開催されたサトウキビ国際シンポジウム「International Symposium on New Paradigms in Sugarcane Research」(2012年10月15~18日)において、JIRCASがポスター発表した「Characteristics of inter-generic hybrids between sugarcane and Erianthus spp.」が、遺伝資源部門のベストポスター賞に選ばれました。

「グローバルフェスタJapan2012」出展報告

政府は、10月6日を「国際協力の日」と定め、国際協力への国民の理解と参加を呼びかけています。「グローバルフェスタJapan2012」はその日を記念して開催される国内最大級の国際協力のイベントで、1990年より開催されており、今年で22周年を迎えます。

「低炭素型農村社会の構築」第7回プロジェクト・セミナー

国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、平成24年9月28日(金)、ベトナム国のメコンデルタに位置するカントー市において、現地で実施中の気候変動対応プロジェクトのうち、「低炭素型農村社会の構築」に係るセミナーを開催しました。このセミナーは、毎年2回、定期的に現地で開催しているもので、今回は、プロジェクトで取り組んだバイオガス・ダイジェスター(BD)によるCDM事業が8月に国連CDM理事会に登録されたことを受け、今後の具体的な活動の進め方及び関連する調査の最新の成果等について関係者間で意見交換することを目的として開催されました。

「ガーナ国におけるJIRCAS研究成果発表会」

ガーナ国アクラ市にJIRCASアフリカ連絡拠点が開設されて、今年7月で丸3年となりました。その間、ガーナ国においては、稲作推進条件整備調査、肥沃度資源調査、アフリカ低湿地稲作(FS)、アフリカ内水面養殖などの調査・研究が行われ、第3期中期計画の初年度である2011年度からは、食料安定生産プログラムの旗艦プロジェクトであるアフリカ稲作振興プロジェクトおよび資源環境管理プログラムのアフリカサバンナ農業プロジェクトの保全農業サブプロジェクトがガーナ国で開始されました。 本発表会は、各個別プロジェクトの活動内容とともに、JIRCASが全体としてどのような取組をしているのかを現地の関係者に示すのが目的です。

第30回日本土壌肥料学会奨励賞(2012年度)の受賞

生物資源・利用領域の小原実広研究員が、第30回日本土壌肥料学会奨励賞(2012年度)を受賞しました。今回の受賞は、(1)植物栄養学分野の研究に遺伝学的手法を導入して体内での窒素の再利用を担っている酵素群の量を支配している遺伝子座を同定したこと、(2)水耕栽培による幼苗期の根の長さを評価することで窒素の反応を簡便に評価できる方法を確立するとともに、(3)その方法を用いて根の長さ、窒素の吸収ならびに収量を増加させる遺伝子をインド型の在来品種から単離したことが評価されたものです。

日本育種学会第122回講演会での記者発表報告

日本育種学会第122回講演会(平成24年9月14日~15日に京都産業大学にて開催)において、JIRCASと(独)農業・食品産業技術総合研究機構(以下農研機構)が共同で実施しているエリアンサス新品種候補の開発に関する講演が重要講演に選定され9月10日(月)に日本育種学会より記者発表されました。

「タイ科学技術博覧会2012」への出展報告

タイ科学技術省が主催する「タイ科学技術博覧会(National Science and Technology Fair 2012)」が、2012年8月17日(金)~31日(金)の間、バンコク市内のBangkok International Trade and Exhibition Centre(BITEC)で開催されました。本博覧会には、JIRCASは2007年から毎年出展しており、本年もJIRCASのタイにおける研究成果を展示するブースを、日本パビリオン内に出展しました。

平成24年度夏休み公開報告

平成24年7月28日(土)9:30~16:00に食と農の科学館(つくば市観音台1-3-1)で開催された農研機構主催の夏休み公開『感じよう!「自然の恵みと農の知恵」-みて、きて、さわって、つくって、たべよう-』に共催し、研究成果の紹介を行いました。

熱研一般公開2012開催報告

拠点では、様々なイベントを通じて、JIRCASのミッション、研究活動等をわかりやすく説明し、 理解してもらうことに努めています。7月1日に開催した熱研一般公開2012は、市民多数の来場によ りにぎやかに開催しました。梅雨も上がり、猛暑の中での対応となったが、つくば本所から広報科長はじ め5名の職員の助力により、これまで以上にスムーズに催すことができました。今年は下記の日時・内容 で開催し、来場者は817名でした。とくに、子供連れの家族が多く、来場した市民にはJIRCAS の 研究活動を理解してもらうことができました。

バイオマスエキスポ2012への出展報告

平成24年5月30日(水)~6月1日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)において「 バイオマスエキスポ2012」が開催されました。

平成24年度一般公開報告

国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、科学技術週間の行事として、JIRCAS研究本館にて一般公開を行いました。当日は、どんよりとした曇り空でしたが、1,040名の来場者にお越しいただきました。

日本熱帯農業学会第190回研究集会の報告

2012年4月1日(14:30-17:30)に東京農工大学府中キャンパス第1講義棟24号講義室において、日本熱帯農業学会第190回研究集会を共催しました。研究集会のテーマは、「アフリカの低湿地における稲作の面的拡大の可能性と課題」としました。