- 日時
- 2012年7月1日(日) 10:00-16:00
- 場所
- 国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点(熱研)(石垣市真栄里川良原1091-1)
- テーマ
- 石垣から世界へ よりよい農業環境のために
概要
拠点では、様々なイベントを通じて、JIRCASのミッション、研究活動等をわかりやすく説明し、理解してもらうことに努めています。7月1日に開催した熱研一般公開2012は、市民多数の来場によりにぎやかに開催しました。梅雨も上がり、猛暑の中での対応となりましたが、つくば本所から広報科長はじめ5名の職員の助力により、これまで以上にスムーズに催すことができました。今年は下記の日時・内容で開催し、来場者は817名でした。とくに、子供連れの家族が多く、来場した市民にはJIRCASの研究活動を理解してもらうことができました。
当日は、天候にも恵まれ、10時の開始時には百数十名の来場者が受付前に並ぶほどのにぎわいを見せました。なかには開始1時間も前から来場している姿も見られました。とくに、ミニ講演会、シカクマメの苗配布、熱帯果樹ハウス見学や熱帯果樹技術講習会、氷ぜんざいや手作り黒糖の試食、ひまわり・コスモスの花摘みには多くの人が集まっていました。クイズ付きスタンプラリーはたいへん好評で、多くの家族参加がありました。また、熱研が育成したパパイヤ「石垣珊瑚」「石垣ワンダラス」やパイナッ プル「ソフトタッチ」の試食、職員の撮影による熱帯果樹の花をデザインした「熱研イベントカレンダー」の配布も大好評でした。
さらに、今年も那覇植物防疫所石垣出張所には植物防疫の啓蒙のための移動禁止植物の実物展示や害虫の顕微鏡観察など、熱研一般公開のなかで多大なご協力をいただきました。来場した多くの市民には、熱研がどのような仕事をやっているのかをみてもらうことが出来たと確信しています。
主な公開内容
- パネルや資料による研究所の役割、研究活動の紹介(広報展示室公開)
- 研究成果のポスター展示
- 植物防疫についての展示
- ミニ講演会
- 「畑地から地下へ流亡する窒素の特徴を調べる」
- 「土と環境」
- 「放射能汚染の現状 とJIRCAS による飯舘村除染対策」
- 「放射性物質を含む汚染土壌等からの乾式セシウム除去技術の開発」
- シカクマメの苗配布
- 水質浄化水路の展示
- 傾斜圃場栽培展示
- サトウキビ品種の展示(圃場栽培展示と茎の展示)
- 熱帯果樹ハウス見学(アセロラ、チェリモヤ、シロサポテ、レイシ、インドナツメ、マンゴー等の 栽培展示)
- 熱帯果実の糖度
- 酸度の測定実演
- 熱帯果樹技術講習会「接ぎ木ナイフの砥ぎ方・接ぎ木実演」
- パイナップルの栽培展示
- 「世界のごはん」パネル展示
- アフリカ農業展示コーナー
- 農作業機の展示