「低炭素型農村社会の構築」第7回プロジェクト・セミナー

関連プログラム
資源環境管理
国名
ベトナム

国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、平成24年9月28日(金)、ベトナム国のメコンデルタに位置するカントー市において、現地で実施中の気候変動対応プロジェクトのうち、「低炭素型農村社会の構築」に係るセミナーを開催しました。このセミナーは、毎年2回、定期的に現地で開催しているもので、今回は、プロジェクトで取り組んだバイオガス・ダイジェスター(BD)によるCDM事業が8月に国連CDM理事会に登録されたことを受け、今後の具体的な活動の進め方及び関連する調査の最新の成果等について関係者間で意見交換することを目的として開催されました。

日時
2012年9月28日(金) 8:00~15:30
開催場所(国・都市名)
ベトナム国・カントー市
主催・後援等
JIRCAS、カントー大学(共催)

概要

国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、平成24年9月28日(金)、ベトナム国のメコンデルタに位置するカントー市において、現地で実施中の気候変動対応プロジェクトのうち、「低炭素型農村社会の構築」に係るセミナーを開催しました。このセミナーは、毎年2回、定期的に現地で開催しているもので、今回は、プロジェクトで取り組んだバイオガス・ダイジェスター(BD)によるCDM事業が8月に国連CDM理事会に登録されたことを受け、今後の具体的な活動の進め方及び関連する調査の最新の成果等について関係者間で意見交換することを目的として開催されました。

セミナーには、カントー市、CDM事業対象3郡(Phong Dien、Binh Thuy、Cai Rang)、関係区町村の行政機関の担当者、CDM事業の推進者となるキーファーマー(KF)、プロジェクトの共同実施機関であるカントー大学(CTU)等から、総勢71名の参加がありました。

午前中は、まず、JIRCASの土居・農村開発領域長から「第6次産業化を通じた農業農村開発」というタイトルで基調講演が行われました。続いて、JIRCASからプロジェクトの経過とKFの役割について説明した後、CTUからKF育成及び研修の進捗状況について説明があり、その後、地域資源利用に関し、CTUより、1) 農家敷地内にある雑草のBD原料利用試験、2) Duck weed利用試験、3) 炭の水質浄化及び畑地の土壌改良利用試験について発表がありました。また、総括として、JIRCASからCDM事業に係る今後のスケジュール、関係者の役割等について説明し、意見交換が行われました。

午後は、CTU及びJIRCASの調整により、KFを対象として、個々の農家の土地利用に応じたBDの設置、維持管理に係る技術の評価と改善を目的としたグループ・ディスカッションが行われました。KFによる討議結果は各グループで発表され、全員参加により活発な議論が行われ、BD設置方法の応用についてKFの理解が深まりました。

土居領域長による基調講演

セミナー参加者との記念写真

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